想像してみて。
お茶を飲みながらゆっくりして、薪をくべてまたゆっくり、ごはんやおやつを食べてゆっくりして、また薪をくべてゆっくり。の繰り返し。
いかがでしょう。
ゆっくりしかしてないし、ゆっくりしか出てこない上に時間がゆっくり流れる、ゆっくりのループ。
ゆっくりだらけでゆっくりってなんだっけ? って何かが崩壊することしばしば。
青空カフェ? 焚火カフェ? 気持ち的にはそんな感じが近いかも。
外という開放感とお茶とごはんと、そこに焚火をプラス。
また、ごはんやおやつを焚火の火で作ると、焚火をしている感をより感じられて良い。
焚火でごはんの時に登場回数が多いのは、ホットサンド。材料がコンビニで全て揃うので、ホットサンドクッカーさえ持って行けば道中のいきあたりばったりでも大丈夫。千切りキャベツやカットレタスとお惣菜コーナーの何かを挟んだり。レジ横のからあげやコロッケを挟んだり。
でも、普通のカップラーメンですらすっごく美味しいから、外で食べることがごはんを美味しくさせてるのだと思う。
焚火をしながら、なにかをするのであれば。
『なんにもしない』とは別に目的を持っていくのだったら、その一つとして『焚火で料理』があってもいいかもしれない。
焚火自体が趣味でそこに料理の目的があるとか、それはもう焚火が立派な趣味と言えるのではないかしら。
静かに過ごす、語らう、歌を唄う、踊ったりもできる、その『なんでも』の真ん中に焚火がある。焚火の懐は深いなぁ……と思わずにはいられない説。
~#5へ続く~