メーカーに直撃!新グリル・コンロの「実際のところ」をイワタニさんに聞いてみた

カセットボンベで手軽に使えるイワタニ製コンロ。そんなイワタニから「フラットツイングリル」と「タフまる」が登場しました。スペックや使用感を、開発秘話を交えつつ岩谷産業の福士さんにヒアリング。人気のイワタニ製コンロにまつわるこぼれ話も必読!


アイキャッチ画像撮影:編集部

イワタニ発の新グリル&コンロを徹底HACK!

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「マーベラス」や「炉ばた大将」をはじめ、キャンパーから絶大な人気を誇るイワタニ製品。そんなイワタニから2月下旬に新たに登場したグリルとコンロについて、CAMP HACK編集部がいち早くヒアリング!

先日のアウトドア通信ではお伝えしきれなかった情報を拾うべく、メーカーさんに直撃取材を慣行しました。

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お話を伺ったのは、岩谷産業株式会社 新商品開発担当の福士さん。マーベラスをはじめ数々の人気イワタニ製品の開発に携わってきた福士さんに、新商品の全貌について細かくご説明いただきました。

まずは、これまでのイワタニ製コンロのイメージを覆す「大型」ギアからレポートします!


イワタニ史上No.1の万能っぷり「フラットツイン・グリル」

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まずは、そのサイズ感からして気になる「フラットツイン・グリル」。イワタニ製コンロといえばパワフルながら小型というイメージがありますが、こちらはなかなかの大きさのような……

持ってみた

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重さは、プレート二枚込みで約7.7kg。持つと見た目ほどの重さは感じず、女性でも楽に持ち運びできそうです。

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こちらはカセットガス式の便利さはそのままに、大人数でも手軽にバーベキューができる大型グリルです。実はイワタニ製品としては20年前に開発され、当時ヒットしたモデルが原型になっています。

同時調理が可能

出典:Iwatani

特筆ポイントは何といっても「2口グリル」であること。同時に別メニューが作れることで一度に楽しめる料理の幅も広がりますし、大人数の場合それぞれのニーズにある程度対応することも可能です。

なるほど。左側でお湯を沸かしている間に右側でウインナーを焼いたりと、キャンプ料理の時短に何役も買ってくれそうな予感です。

「テーブルトップ」というメリット

出典:Iwatani
燃料はもちろん、カセットボンベ。直圧式のOD缶を使うバーナーと違い、底面がフラットなので大型グリルながらテーブルに置けるのは画期的! 料理する人だけが孤独を感じることなく、みんなでワイワイとグリルを囲めます。

気になる火力は?

利便性の他にも、屋外使用となると気になるのが「火力」。

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使用時に水を入れる「水皿」を深くすることで、風の影響を受けにくい設計になっています。

また、風の影響を抑えるために、炎の長さは短くしつつ282個というたくさんの炎口を配置することで、安定したパワフルな火力を実現しています。

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風の強い気温5℃環境でフィールドテストをした際も、炎はビクともしませんでした。分厚いステーキ肉がたったの3分半の時間で焼けましたよ!

と、笑う福士さん。コンパクトながら高火力というイワタニ製コンロのメリットは、サイズアップされた新グリルでも健在。

しかも火力調整もできるとなれば、ビギナーでも失敗なくキャンプ料理が作れそうです!

設置・撤収も簡単なのが嬉しい

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キャンプ時に使うグリルが設置や撤収に時間がかかるとそれだけで手間ですが、このフラットツイン・グリルはパカッとフタを開けて左右のフックを留めるだけ。

フタは取り外し可能なので、大人数でグリルを囲みながらバーベキューできる使い勝手の良さもポイントです。

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燃料も手軽なカセットボンベなので、家と同じような感覚で誰でも手軽に使えます。

ボンベ内の温度が一定以上になると、安全のためボンベが自動的に外れるという「圧力感知安全装置」付きで、安全面もしっかり考慮されています。

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ところで、大きいとメンテナンスが大変そうなのですが……?

片付けも楽ですよ! 水皿は脂汚れも落としやすいホーロー製なので、多少ガシガシ洗っても大丈夫です。

グリルプレートはフッ素加工されているので、コゲを落としスポンジで軽くこするだけと使用後の手間もかかりません。

お手入れの懸念も、難なくクリア。アウトドアはもちろん室内でも使えて、さらに同時調理もまかなうという「フラットツイン・グリル」は、まさに万能選手でした!

ITEM
イワタニ テーブルトップBBQグリル フラットツイン・グリル
●サイズ:幅627×奥行439×高さ409mm
●収納時サイズ:幅627×奥行419×高150㎜
●重量:約7.7kg
●材質:本体/鋼板、水皿]/ホーロー用鋼板、ごとく/ホーロー用鋼板、バーナー/ 鋼板 (ステンレス)、点火つまみ/ ABS樹脂、グリルプレート/ADC (フッ素塗装)
●最大発熱量:3.3kW×2 (2,800kcal/h×2)
●連続燃焼時間:約70分

3月にはスタンド式「グリルスター」も発売

出典:Iwatani
フラットツイン・グリルの高性能はそのままに、キャリーの付いたスタンドが着脱できるタイプが「グリルスター」。アウトドアはもちろん庭先でのバーベキューなど、より使用シーンが広がります(3/1発売)。

耐荷重20kg!ダッチオーブンも使える「タフまる」

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続いては、可愛らしいネーミングを良い意味で裏切る、すこぶるタフなコンロをクローズアップ!



ブラックでシックな見た目が男心をくすぐる、その名も「タフまる」。はたしてそのタフさやいかに!?

カセットコンロにかなり重い鍋を乗せて使っている方もいるようですが、実は標準的なカセットコンロは10kg以上もあるダッチオーブンなどには対応していないんです。

出典:Iwatani

そこで、ソロや少人数でも安全で手軽に本格的なメニューを作れるコンロとして開発されたのが、タフまるです。

ひとつの秘密は、この「脚」

撮影:編集部
その名前から、イワタニの既存コンロ「風まる」を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

「風まる」はその名の通り風への強さが売りのコンロですが、タフまるはそれに耐久性がプラスされています。

総重量が20kg近いダッチオーブンが乗せられるのはもちろん、ハードに扱いがちなアウトドアユースを想定し、脚部の素材には剛健なアルミダイキャストを採用しています。

通常コンロの脚はほとんどが樹脂製で、過剰な負荷がかかると破損や溶けてしまうこともあるとか。これまで何気なくカセットコンロに重い鍋を乗せていた方は、要注意です。

安全面も強化

撮影:編集部
他にも進化した点を伺うと・・・・・・

カセットボンベを使う上で最重要課題である、安全面も強化しています。燃料を装着する部分の角を「落とす」ことで輻射熱を分散させ、ボンベが熱を持ちにくい安全な設計を図っています。

撮影:編集部
ソロでも使い勝手が良い小型コンロでありながら、最大発熱量は2,800kcal/h。そのハイパワーの仕組みはというと……

ひとつは先ほどのフラットツイン・グリルと同様の、炎口の工夫です。さらに、横風を防ぐと同時に燃焼に必要な空気は取り込むという、風防の二重構造。これにより、風があっても強い火力を維持できます。

ケースにもこだわりが!

撮影:編集部
そして気になるのが、付属の専用ケース。この燃料タンクを連想させるアーミーテイストのデザインがたまりません!

実はこのケースにもこだわりがありまして、ジープのポリタンクをイメージして造りました。ですが、イメージだけだともったいないので……

撮影:編集部

エンボス加工は、収納時にゴトクにジャストフィットする仕様に。さらに素材内部は空洞になっていて、衝撃を受けにくいという耐久性も考慮されています。

スタイリッシュなだけでなく、収納の工夫にもなっているというわけですね。ハードなケース付きでアウトドアユースに特化したタフまる、この春からガシガシ使い倒したいアイテムです!

ITEM
イワタニ カセットフー タフまる
●サイズ:幅341×奥行283×高さ129mm
●重量:約2.4kg
●耐荷重:20kg
●材質:本体/鋼板、トッププレート/ホーロー用鋼板、ごとく/ホーロー用鋼板、バーナー/鋼板 (ステンレス)、点火つまみ/ABS樹脂、収納ケース/PE
●最大発熱量:3.3kW (2,800kcal/h)
●連続燃焼時間:約75分

焼きそばにたこ焼き…オプションも大充実!

撮影:編集部
イワタニ製コンロは、プレートなどの各種オプションも充実している印象ですが、もちろん今回の新商品もすべてオプションパーツが使用可能。

出典:Iwatani

たこ焼き・鉄板焼き・焼き肉プレートなど、全6種類のオプションパーツがあります。いずれも2,000円前後とリーズナブルななので、ぜひいろいろ揃えて多彩なメニューを楽しんでいただきたいですね。

出典:Iwatani
純正のオプションは、規格が共通化されているため様々なイワタニ製コンロに対応。2口のフラットツイン・グリルなら、たこ焼きと焼きそばの夢の同時調理もできちゃいます!
ITEM
イワタニ ジュニアコンロ対応 マルチプレート
●サイズ:幅258×奥行218×高さ61mm
●重量:約480g
●素材・材質:アルミニウム合金、内側/フッ素樹脂加工外側/焼付塗装
ITEM
イワタニ 鉄板焼きプレート
●サイズ:幅325×奥行290×高さ48mm
●重量:約1010g
●材質:アルミニウム合板、内側/フッ素樹脂加工、外側/焼付塗装
ITEM
イワタニ フッ素加工 たこ焼きプレート
●サイズ:幅260×奥行210×高さ39mm
●重量:約730g
●材質:アルミニウム合板、内側/フッ素樹脂加工、外側/焼付塗装


注目の新製品についてしっかり伺ったところで、せっかくなので気になる裏話的エピソードも伺いました。


【せっかくなので…】イワタニさんに、こんなことも聞いてみました

コンロ塗装ブームについて

撮影:編集部
CAMP HACKでも紹介した、マーベラスなどを主流とするコンロの塗装について。

そのままでももちろんカッコいいイワタニ製コンロを、色を変えたりロゴを入れたりとキャンパーそれぞれがオリジナルの塗装を施すことについて、どう捉えられているのでしょうか?

安全を考慮したうえでユーザー様がいろいろな楽しみ方をしてくれるのは、私たちとしても嬉しいですね。ただ、耐熱性や発生ガスの問題などがあるので、ホントはちょっと……(笑)。

商品のネーミングについて

出典:Iwatani
イワタニ製コンロといえば、数々の親しみのあるネーミングも気になるところです。「名付け」はどのようにされているのでしょうか?

アンケートを取りながら、すべて社内で決定しています。特に「~まる」は歴代ヒット商品が多く、縁起が良いということで多用されるようになりました。

ちなみにカセットフーシリーズの「フー」は、フランス語の"feu” (炎)からきているんですよ!

より愛着が沸くキャッチーな名前も、キャンパーの心を掴む一因ですね。


イワタニの新コンロ・グリルは間違いなく「買い」!

撮影:編集部
カセットボンベ式で便利なうえに炭熾しや後処理の手間が無く、とにかく楽ちん。さらに確かなスペックにスタイリッシュなデザインと、ビギナーに寄り添ってくれる優しさがありつつ、アウトドア通にも納得のいく製品ばかりでしたね。

各アイテムこれだけの使い勝手にして、フラットツイン・グリルが30,000円、タフまるは10,000円(※ともに税抜き・希望小売価格)というお求めやすさにも注目。アウトドアイベントが増えるこれからのシーズン、新しいグリル・コンロをお探しの方には間違いなくおすすめのニューギアです!

「フラットツイン・グリル」「タフまる」の詳細はこちら

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fujii mio

酒とキャンプとロックがガソリン。7歳と5歳の珍獣系の息子たちに振り回される日々のなか、キャンプのタイミングを虎視眈々と狙う。このたびめでたく新しいテントを購入!

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