スノーピーク初のワンポールシェルター「スピアヘッド」
2017年12月に発売されたスノーピークの新シェルター「スピアヘッド」。連なる雪山のようなフォルムと自然になじむアイボリーのボディーカラー、その圧倒的オーラに早くも魅了される人が続出しています。
凛とした佇まいはさることながら、サイドフレームによって内部空間の低さ・狭さを感じさせないなど、見た目も機能も文句なしと噂のスピアヘッド。
実際に購入したキャンパーにインタビュー
果たして実際はどうなのか? いち早くオーナーとなった方の使用感をもとに、スピアヘッドの魅力をチェックしていきましょう!
検討中なら必読!スピアヘッドオーナーのリアルレポート
去る二月初旬、グループキャンプにてめでたくスピアヘッドデビューを果たしたという長濱(ながはま)さんに、お話を伺いました。
購入したサイズ・使用シチュエーションは?
購入したのは「スピアヘッドPro.L」。二月の千葉、海沿いのキャンプ場でデビューさせました。夜の冷え込みは弱かったですが、風は多少ありました。今回は14人での利用です。
MサイズとLサイズがあるスピアヘッド、それぞれ対応人数は6人・8人となっていますが、使用スタイルによってはそれ以上の収容力がありそうですね。
設営にかかった時間はどのくらい?
自立までは10分、その他ペグダウン含めても20分くらいでしょうか。自立するにはペグ4本、形になるにはそこからペグ打ち9本。33本ペグがありますが、13本で綺麗に張れます。
小窓3つの両脇のロープ計6本をペグダウンすれば、なお良し。といった感じです。今回は計19本のペグダウンでした。
設営しやすいガイドロープがあるので、角度など神経質にならず簡単に設営できたという長濱さん。大型テントも設営しやすくフォローされている点は、さすがスノーピークです!
スピアヘッドをどう使った?
今回は本体のみのシェルターとして利用し、寝るときは一人でコット寝しました(笑)。 同メーカーのアメニティドームMのインナーを入れようと思いましたが、Mサイズは場所を取り過ぎてしまうのでさすがに断念しました。
実際使ってみて、サイズ感や居心地はどうだった?
Lサイズはやっぱり広いです! 14人の宴会でも快適でした。チェアを持ち込んで輪になっても、後ろを通れる隙間も有り。スカート付きなので隙間風もなく、しっかり暖まりやすいです。
自分はグループキャンプの機会が多いので、「大は小を兼ねる」の精神でLサイズを購入しましたが、ファミリーキャンプなどであればMサイズでも十分な広さがあると思います。
色味は白とオフホワイトの中間色なので、ミリタリー・ヴィンテージギアとの相性も意外と良かったですね。幕が白いので、とにかく幕内が明るい! 昼はもちろん、夜はランタンの光を良く反射してくれました。
テントも、同じサイズでも明るい方が広く感じるというのはありますね。大人数で使用する時こそ、開放感は重要。夜の幻想的な雰囲気も素敵です!
気になる点と今後やってみたいスタイルは?
今回はシェルター利用でしたが、滴るほどの結露はありませんでした。気になる点としては、サイズが大きいので区画サイト向きではないかもということと、生地も厚いので、乾きづらいかな……。
なるほど、このサイズ感を活かしてグルキャン時のシェルターとして使うのに良さそうですね!
今後は小さめのドームテントなどを入れて、カンガルースタイルに挑戦したいです。専用インナーをつけてお座敷スタイルもいいですね!
スピアヘッドはカンガルースタイルやテントとの連結もおすすめ
アメドインナーはSサイズが良さそう
シェルターであるスピアヘッド、就寝スペースを作るには別売りのインナーテントを使うほかに、どんな方法があるのでしょうか。
今回長濱さんはコットでの就寝だったようですが、先ほどの話でもあったようにカンガルースタイルという手段も。店舗からの情報を見てみると、アメドのインナーを利用するならSサイズがちょうど良いようですね。
ドームとの連結も可能!
ドームテントと連結させて、ツールームとして使うこともできます。しかも簡単! スピアヘッドのパネルを巻き上げて連結させるテントのフレームを入れ込んだら、コードロックで固定し、最後にペグダウンするだけ。
専用トンネルなどのオプションパーツ不要というこの簡単さは、スピアヘッドの大きなメリットです。
アメドのほかにも、ランドブリーズやドックドームとの連結も可能。同じアイボリーラインのテントとドッキングさせれば、機能的かつ見た目も美しい!
もちろん、スピアヘッド同士の連結も可能。MとL、サイズ違いでもつなげられるようです。二張り・三張りとつなげて、圧巻の巨大シェルターを作ってみたくなりますね。
スノーピーク スピアヘッド Pro.M
スノーピーク スピアヘッド Pro.L
次のテントはスピアヘッドを狙おう!
今や機能面に加え、ビジュアルもどんどん洗練されているキャンプギア。工夫次第でテントにもシェルターにもなり、落ち着いた色味ながらどこかラグジュアリーな雰囲気も備えるスピアヘッドは、まさにその最先端! 新たな一張りに、スピアヘッドはいかがですか?
ツインポールシェルターも素敵
インパクトと存在感のあるタープといえば、ツインポールシェルター。おなじみランドステーションにツインピルツなど、機能的でシルエットも美しいツインポールシェルター特集!
We’ll Aim “Spear head” Next!
次に狙うは「スピアヘッド」!