難燃素材は「火」には強いが、「水」とは相性×
この冬も、焚き火や薪ストーブ対応のテントやタープ、ウエアが絶好調です。化繊のように火の粉で穴があきにくく、丈夫。風合いがいいし、防水コーティングの経年劣化がないのでカビに気をつければ何年も使い続けられるのがいいですよね。たとえばこちらの記事たちで紹介しているようなアイテムたちです。
濡れるとやっかいなのがコットン繊維
その半面、重さがちょっと負担になることも。とくに雨や雪で濡れるとやっかいです。
コットン繊維は水を含むと膨張して繊維間が密になり、水が通り抜ける(ポタポタしたたり落ちる)ことを防ぎます。これが防水コーティングなしでも雨や雪に対応できる理由なんですが、水の分だけ重くなって、体積も増えてしまう。撤収時はズシリと重量感を感じますし、収納しづらくなるのはこのためです。
コットン製品に “はっ水加工” をしたい!
そこで考えるのが「コットン製品にはっ水加工を施せばいいんじゃない?」。
とはいえ、よくあるスプレー式のはっ水剤では耐久性の面で心許ないですね。かといって毎回、スプレーするのはコストがかかりすぎます。
アウトドア専門店をのぞいてみると、レインウエアやダウン製品のメンテナンスでおなじみのニクワックスに、コットン用のはっ水剤がラインナップされていました!