最上級の保温ジャケットを”持ち運べる”時代が到来!
保温性の高いアウターウエアのイメージとして、生地が分厚いとか、素材がたっぷりと含まれているといったイメージが先行し、コンパクトとは無縁と考えている人が多いのでは?
科学の進歩はすさまじいもので、肉厚ながらスタッフバッグに収納して持ち運べる頼もしいアウターが次々に登場しています。具体的にどんなウエアが販売されているのか? 選りすぐりの5点をご紹介します。
ポイントは「ダウン使用、スタッフバッグ付き」
徐々に認知度は上がってきましたが、ダウンと中綿(化繊)の違いについて今一度復習を。
ダウンというのは、水鳥の胸に生えているふわふわした毛をいい、日本語で羽毛といいます。一方、中綿は「中に入っている詰め物」という全体的な意味と「化学繊維」という素材の意味の2種類が含まれていますが、今回は後者について説明します。
化学繊維の中綿は、ポリエステルなどが主原料です。プリマロフトやシンサレートなど続々と保温性が高い素材が開発されていますが、いずれも天然素材のダウンの温かさには正直劣ります。
保温性以外にダウンの優れている点は、コンパクトに収納できるところ。ダウンの寝袋を使ったことがある人はおわかりだと思います。空気を含むとふっくらとかさが増しますが、空気を抜いて押しつぶすと非常に小さくなります。
この高い収納力を利用し、バッグの中にしまうことができるように設計されているのが、今回ご紹介するウエアたちです。そのため、どのアウターにも専用のスタッフバッグが付属しています。技術が進むことで生まれたものなのです。
厳選!オススメの極厚ダウンジャケット
それでは、たっぷりとダウンが封入されていながらコンパクトにまとめられるアウターをご紹介します。
ザ・ノース・フェイス「バルトロライトジャケット」
ここ数年メディア各誌で紹介され続けている超人気のダウンジャケット。優れた保温性をもつ光電子(R)ダウンをたっぷりと注入し、表地は30デニールのWINDSTOPPER(R)2層構造を採用。極寒地でも過ごせる圧倒的な防風性と保温性が高い評価を受けています。
XXSからXLまで6サイズも展開し、さらにカラーも7色展開。この豊富なバリエーションも人気の秘訣です。かなりのまさに夢のようなアイテムなのです。
ザ・ノース・フェイス バルトロライトジャケット
モンベル「ベンティスカダウンジャケット」
コストパフォーマンスの高さで定評があるモンベル。近年ではインナーダウン「スペリオダウン ラウンドネックジャケット」が爆発的に売れましたね。それ以外にも、肉厚にしてコンパクトに収納できるダウンジャケットがあります。
寝袋でも使われている高品質の800フィルパワー・EXダウンを使用し、寒い地域でも耐えられる保温性をもっています。表地には最高レベルの撥水性能をもつ「ポルカテックス(R)」加工を採用。雨だけでなく雪からも体を守ってくれます。
頭部だけでなく口をも覆う大きなフードも特徴。もし不要だと思ったら取り外すこともできます。カラーはブラック、グレー、ロイヤルブルーの3色。税込で3万円を下回る価格も驚きです!
カリマー 「ミカ ダウン ジャケット(ユニセックス)」
2018年秋冬発売のこちらは、英国のアウトドアブランド「カリマー」のダウンジャケットの中でも保温性はトップレベル。650フィルパワーのダウンを封入し、街でもアウトドアでも快適に過ごせるように独自のカッティングを施しています。
ヨーク部(肩部分)は磨耗性に強い「Taslan Nylon」を採用。ザックを背負ってもすぐに消耗されないようにしています。風を防いで手を暖めるハンドウォーマーポケットもあり、機能性が高いところも魅力です。
カリマー ミカ ダウン ジャケット(ユニセックス)
コロンビア「ライトソンピークフーディ」
700フィルパワーのダウンにくわえ、身体の熱を反射させて保温性を高める「オムニヒートリフレクティブ」機能を搭載。また、ストレッチニット素材を採用して、ダウンのロフトはそのままに動きやすい設計になっています。
表地にラミネート加工を施し、ダウンが抜けないところもうれしいポイント。もちろん、生地には撥水・防汚加工もついているので急な天候の変化にも対応できますよ!
コロンビア ライトソンピークフーディ
マムート「エクセロン イン フーデッド ジャケット」
ハイキングなどのアクティビティでも使えるよう設計されたこちらは、20デニールのPertex Quantum(パーテックス・クアンタック)リップストップナイロンを使用し、光沢を抑えながら撥水性を高めた素材を採用しています。
サイド、胸、そして内側にポケットが付き収納力は抜群! カフスはベルクロ式で調節可能で、裾には風の侵入を防ぐドローコード付き。ダウンは750フィルパワーの使っていて保温性も申し分ありません。
マムート エクセロン イン フーデッド ジャケット
いつでもどこでも、安心して極厚ダウンが着られる!
寒さの心強い味方であるダウン。最新の技術のおかげで、肉厚なものでもスタッフバッグに入れてどこにでも持ち運べるようになりました。ウルトラライト思考の人、あまり荷物を持たずに過ごしたい人にはオススメです。ぜひチェックしてみてください!
Let’s try wearing the thick down jacket !
肉厚ダウンジャケットを着てみよう!