SAM:私はキャンプというものがどういうものか、と答えるとき、あまり難しいことを言わないで「キャンプ場の中にいればキャンプ」としています。なので、コテージでも、キャビンでも、バンガローでも、キャンプ。あっ、当たり前ですが、テントでも、車中泊でも。
oki:コテージ泊はキャンプじゃないって否定する方いるんですか? 頑固な感じの。まぁいるのかな……。
SAM:大手振って否定はしないけど、どこかで「あんなの……」という視線はありそう。そこまで頑なでもないのですが、日本ってそういう多様性が理屈なくあるのがいいなとは思いますね。
oki:SAMさんは、どうしてその話題を振ったの?
SAM:いや、沖田さん個人は宿泊施設が好きじゃないと思ったから(笑)。
oki:大好きですよ!
SAM:なんだー(笑)。
自然の中に身を置いて気持ちよさを感じてほしい
oki:韓国で、トレーラーに泊まったんです。初めての人に勧めるとき、なにが壁になるかというと、やはりテントを立てたことがないところから、どうやって寝るんだ、とかで不安で面倒になってしまうでしょ。
そんな不安はもったいない、まずは自然の中に身を置いて気持ちよさを感じてほしいかな。ベテランといくことも勧めますが、そうでなければコテージ泊を勧めます。
SAM:アウトドア・デイ・ジャパン実行委員長としてもキャンパーの間口をひろくするオススメ、ですよね。決して私はコテージ系の宿泊施設から入ったわけではないけれど、後になって良さを知りました。
oki:具体的には?
SAM:テント泊を繰り返していても、別の魅力があって、どちらも魅力がパラレル(並行的)でいます。一番最初に有効に使えたのが、夏休みの連泊キャラバン。3〜4か所のキャンプ場を巡って、そのたびに設営撤収を繰り返すけど、最後に宿泊施設を持ってきてちょっとラクな感じで終焉にしていました。
oki:なるほど、途中で挟むのもいいかもしれませんね。
SAM:それと、やはりキャンプ場が初めてという方を連れて行くとき、そこからスタートさせるとグッと敷居が下がるのは確かです。最初そうして始めたのに、今や「テント泊大好き!」にいつの間にかなっている人数知れず(笑)。
oki:なーるほど。