SAM:あ、ログハウスとか、ツリーハウスとか。この全部があるのが栃木県のサンタヒルズ! 正確にはトレーラーはお風呂だけど(笑)。この分類にたぶん正確性がないし、過去定義した人もいないでしょうね。
oki: 考えてみたら、ツリーハウスの宿泊施設増えたね。
SAM:そうですね。コテージといわれるのはおそらく生活器具全般が付帯しており、完全手ぶら可能な宿泊施設に対して使われていると思います。
oki:バンガローは板の間だけ。コテージは、別荘のように、お風呂もあってトイレもあるところがある。
SAM:でも、その中間もあるからややこしい。トレーラーハウスは、コテージと同等の場合もあるけど、基本バストイレは別が普通かな。
oki:昔話は良くないけれど、80年代くらいまでのバンガローは掘っ立て小屋みたいなもんで……いまでもあるのかな? 下から風が抜けてた。ほこりっぽいし。だから泊まりたくなかった。草地の上にテントの方がよっぽどふかふか。だから2002年にアウトドアに戻ってきて、茨城県の大子広域公園オートキャンプ場には驚いた。綺麗な設備が整っていて!
SAM:私もエアストリーム(アメリカントレーラー)に泊ったのは大子広域公園オートキャンプ場が初めて。
oki:もはや別荘ですからね。静岡の竜洋海洋公園オートキャンプ場もそうですが。キャンプイベントでも、ロケでも大変お世話になってますよ、ボクは。
SAM:いま、バンガローだけは死語になりつつあるかもしれない。これらの宿泊施設を「バンガロー」イメージから一気に引きあげたのはPICAさんです。
oki:なるほど。もっと具体的に聞きたいですね!
SAM:こういってはいけませんけどそれまで掘ったて小屋のようなバンガローが、外観が欧米風のコテージとなり一気にイメージが変わりました。野趣の代表アウトドアでありキャンプに「リゾート」という感覚を持ってきた功績は大きいのではないかと。
なので、実はキャンプのパラダイムシフトはある意味宿泊施設の変化で起こっていたかもしれません。キャンプサイトはいつでもキャンプサイトだから(笑)。
oki:もともと、リゾートから自然・アウトドアに入ってきていますからね、PICAさんは。
コテージに泊まる際のチェックポイント
SAM:実際にこれは知っておいたほうがいいということがいくつかあります。もし、ベッドがない「床」で寝る場合……。これはテント泊以上に「冷たい」ということです。「寒い」ではなく「冷たい」。地面から近い床は本当に冷たいのです。
なので、これを遮る工夫がないとえらい目に遭います。キャンプマット、銀マット、などなど用意しておきましょう。現地で借りてもいいから、マットの上にシュラフは、これは必ず。
oki: SAMさんがいったけれど、コテージといえどもキャンプ場によって定義がまちまちなので確認すべきことがあるんですよね。ベッドがある、なし。マットがある、なし。食器がある、なし。調理道具(ガス含めて)ある、なしなど。現地で「無い!」ってなると、大変かと思います。
SAM:あと、宿泊施設に泊まっても焚き火をしたいという人も多いと思います。しかし、意外にそのスペースが用意されていない場合がかなりあります。これを事前よく確かめておくこと。
oki: たしかに。最近は薪ストーブがあるところもあるから、楽しめる。
SAM:そしてもう一つは火気使用。これがどうなっているのかもよく確かめて、何がよくて何がダメなのか、キャンプ場により規定が違いますので。