レイアウトにこだわりアリ
――壁一面の有孔ボード、じつにユニークなレイアウトですね。
この壁には、鞄、洋服、小物などをディスプレイしていますが、実はこれ、鞄と鞄の中身を合わせてトータルで提案しているんです。鞄に似合うようなグッズや遊びをイメージしていて、スケートボードやサーフィン用のウェットスーツを一緒に展示してみたり、ステーショナリーも加えてみたり。これらの鞄に興味を持ってくれた人が、ここで新しい趣味を見つけられるようなアイテムにも出会ってもらえたらいいなって。
――中庭には驚きました。裏原の一等地、しかも店内にこんな空間があるなんて!
冬は店内が寒くなってしまうので暖かい季節限定にはなってしまうのですが、フィールドに見立てて開放しています。UNBYはもともと鞄ブランドですが、鞄からはじまる新しいスタイルも提案していきたいんです。それに、楽しいスペースは心も躍りますからね。
UNBYの世界観を醸成する、オツなセレクトアイテムの数々
――アイテムのセレクト基準は何ですか?
良いものと悪いものを知らないと、いい塩梅、いわゆるいいバランスのアイテムが分からないと思うんです。しっかり作られているけど、コストパフォーマンスがよくて、なおかつデザインもいい。セレクトする時は、そのバランスを重視してます。
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ナンガの「焚き火ジャケット」。表地は火の粉に強く、中には国産のダウンを封入しているので保温性もバッチリ。寒空の下の焚き火でも頼りになる(¥46,200+tax)
――結構マニアックなアウトドアブランドが多いですね。鞄やアパレルショップではお目にかかれないような。しかも、見た目や機能の割に良心的な価格も目につきます。
いいモノが高いのは当たり前みたいな風潮がありますが、でもそうじゃなくて、値段も頑張ってるし、モノもいいし、自分たちもこの値段でこのスペックだったらいいですよってお客さんに自信を持っておすすめできるアイテムのセレクトをすごく考えていて。
本当に「いい!」と思ったものを、長く売っていきたい。ここに並んでいるアイテムたちこそ、いい“塩梅”なんです。鞄も人も、中身が大事。これがUNBYのコンセプト。そんな価値観をお客さんと共有できたらいいな、と思っています。アウトドアアイテムも量販店にないようなアイテムがイメージで、探したり並べたりしています。
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コンパクトに収納できる組み立て式の薪ストーブ、ペトロマックス「ロキ」。使い勝手がよく、スタイリッシュなルックスはインテリアとしても優等生(¥39,000+tax)
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キャンプ道具の荷運びや、火の番をするときに役立つキンコの「スキーグローブ」。レザーで防水性も高いのに、コスパよし!な万能選手。自転車やバイク乗りにも◎(¥5,800+tax)