CAMP HACK[キャンプハック]


【インタビュー】「SotoLabo」の誕生秘話とオーダーメイドスタイルのこだわり | 4ページ目

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「“自分が欲しいもの”と“お客様の声”の合致点にマッチした製品を作りたい」

開発商品のラフ画まとめ
撮影:筆者
— 最初の製品は、反応が気になりますよね。タープをコットン生地にこだわったのは、何か理由があるのですか?

ナイロン生地だと、日が照っているとタープ下がとても暑くなるので、とても快適とは言えないのが現実です。それに、当時のコットンタープはノルディスクくらいしか販売されていなかったので、自分の好きな色やデザインを取り入れながら製作しました。

— たしかに、コットンタープのほうが直射日光に対して快適に過ごせますね。

現在は台湾にも納品しているのですが、向こうの夏は朝から40度を超える猛暑。ナイロンの下ではとてもじゃないですが過ごすことができません。コットンタープであれば、ナイロンに比べて遮光性が強いので、快適に過ごしやすく重宝していると聞きます。

開発商品について語る人 会議中

撮影:筆者
— 海外展開もしているのですね! 日本では、お客さんの声で実現した製品は何かあるのですか?

現在開発中の<cotton KOKAGE tarp WIDE>ですね。<cotton KOKAGE tarp >として3M×4Mしかなかったのですが、とあるお客さんから『もっと大きいスクエア型のものはないの?』と質問がきまして、ご要望を詳しく聞きながら試作を重ねてきました。

大型のスペックでアレンジを楽しめるコットンタープです。近日リリースを予定していますので、ご期待ください。

また、本気で商品化するには、自分が本当にこの商品が欲しいか? と毎度問い直しています。自分の気持ちが正直でないと、商品の仕上がりにもそれが反映されると思うので。自分が欲しいこととお客様の声が合致したときに、製品作りに取りかかります。

— たしかに、作り手の思いと製品の良さは関係してきますよね。原稿を書くときにも、すらすらと進む製品はどれも作り手の思いが詰まっていることがよくわかります。

私が欲しいものとお客さんの声の合致点を探すのは、メールやブランドページからの個人オーダーがとてもやりやすいので、これからもそれは継続していきたいです。

— オーダーメイドスタイルは、これからも続けていかれるのですね。最後に、SotoLaboで実現したい夢や今後の予定などを教えていただけますか?

タープや小物が徐々に軌道に乗ってきたので、コットンテントを製作したいです。製作に協力してくれる工場や素材自体の問題、コストなどさまざまな問題がありますが、いつか実現したいです。

また、SotoLaboはキャンプにおける“張り替えの文化”を築いたブランドだと自負しています。愛着が湧いたギアを長く使ったり、好きな色や素材にカスタムしたりして、よりキャンプの良さを発信できたらと思っています。

— 新しい製品ができることを楽しみにしています。この度はありがとうございました!

代表・江崎さんの取材を終えて

オリジナル商品を手に持つ人
撮影:筆者
国内生産とコットン素材というもっともコストがかかる分野に挑戦し続けるSotoLaboは、これからも目が離せないブランドのひとつ。オリジナルのテント、ぜひとも実現してほしいです!

SotoLaboのホームページはこちら

小川 迪裕

小川 迪裕

フリーランスライター・編集者。WEBや雑誌の執筆を主な活動とし、タブロイドやイベント冊子の製作も担当。キャンプはルーフトップテントで宿泊。

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