おすすめポイント④ ❘ 背面収納がちょうどいい
このバックパックの特徴である”背面収納”。ここはメインの収納箇所とは別で作られている上、背負いながら中のものをサッと取り出せるようにサイドにもチャックがついているのがポイントです。日常であればPCやタブレット、筆者は折り畳み傘を入れていました。また、アウトドアではレインウェアを入れてすぐに着られるようにしましたよ。
いちいち立ち止まってバックパックを降ろすという面倒な行為がなく、ちょっとでも雨が降り始めたら着ることができたので、服が濡れずに快適にハイクを楽しめました。
おすすめポイント⑤ ❘ 背筋が伸びて背中や腰痛になりにくい
アウトドア専用のバックパックであれば”背を這うように加工されている”のは当然ですが、日常でも使えるモノには意外とついていないこの機能。背面に薄いボードが忍ばせてあることで背筋が伸び、長時間歩いてもそれほど疲労を感じることもない上、背中の痛みや腰痛もないのは本当に助かりました!
AS2OVスタッフに聞いた、細かいけど知っておきたいこだわりポイント
ここからはAS2OVを運営するUNBYのスタッフ長田さんと、AS2OVのバックパック談義の模様を紹介。ぜひここでしか明かされていない、ユーザー視点のモノづくりへのこだわりをぜひご覧ください。
そういえば、ベルトがまったく擦れない!
編集部(以下、編):(ベルトの部分を触りながら)今気づきましたけど、毎日調節しているベルト部分、まったく擦れていないですね!
長田さん(以下、長田):お、いきなりそこに気づいてくれちゃいましたか! じつはそこにかなりこだわっていて、そのベルトは高密度でおられた肉厚のAS2OVオリジナルのナイロンテープなんです。厳密に言うと規格が違うんですが、車のシートベルトみたいなものです。シートベルトって、あんなにスライドさせても擦れることってないじゃないですか、そのクオリティに着目してAS2OVのバックパックは作られています。
編:あっ確かにシートベルトで擦れているの見たことないかも。ほかにも隠された秘密ってあります?
ジッパーにも種類がある?
長田:そうですね……ジッパーも工夫しています。止水ジップ、ビスロンジップ、コイルファスナーを適材適所に配置。前面には水が入ってこないように止水ファスナー、荷物の開閉が楽なような箇所はビスロン、など。引手金具はAS2OVオリジナルになっているんです。やっぱり場所によって使う頻度とか違いますし、大きすぎると邪魔だったりするじゃないですか。
これに関連する話で、メイン収納の中のポケットけっこうすっきりしていませんでしたか? AS2OVはアウトドア専用ではなく、日常、特にビジネスシーンでも使えるデザインだったり機能を目指しているんですけど、ファイルがスッと出し手入れできるようになっているんです。アウトドア専用のバックパックには内側にも大きなポケットがあって、それはそれで使いやすいとは思うんですがライトなアウトドアだったら意外とオーバースペックなんてこともあるんですよね。なので、このようなすっきりとしたポケットにあえてしているんです。
絶妙な光沢感にもワケがある
編:なるほど、これはあえてだったんですね。確かに仕事にもこれを使ってますけど、ファイルを入れるときに引っかかることもないですね。気づかなかったです!
あとは、友達からそのカラーいいね!ってけっこう言われました。自分はアウトドアに出かける電車の中でも日常に溶け込むってことを意識しているんですが、このカラーはゴールドっぽさもあるカーキで街使いでもいける部分が気に入っています。
長田:それには秘密があって、本体素材にはCORDURA® 305d fabricを使用しています。昔ながらの織り機、ドビー織機っていうので織り上げているおかげで、最近主流の織り方では表現出来ない、光沢感がありつつ柔らかさもある特徴的な生地目です。
編:そんなこだわりが! だからなんですね、他のバックパックは荷物が少ないときれいな形を維持できないですが、AS2OVのバックパックは荷物がほとんど入っていなくても形状記憶されていて型崩れしないんですよ。