SEIKOの「ランド」といえば
SEIKOの「ランド」と名のつく腕時計といえば「ランドマスター」。本格的なアドベンチャーウォッチとして君臨し、価格も30万以上する代物です。その「ランド」の冠をつけた次世代ウォッチ「ランドトレーサー」はファンとしても期待してしまうネーミング……。
ちなみにランドトレーサーの価格は50,000円+税とかなり抑えられた価格になっています。
実際にランドトレーサーを3ヶ月使った感想
天気予報機能がめちゃくちゃ便利
ランドトレーサーを3ヶ月間使い、数ある機能の中で一番便利だなと感じたのがこの「天気予報」です。正直使い始めの当初は「3Dログ」などもっと派手な機能について書こうと思っていたのですが、実際に使ってみるとこの天気予報がダントツで便利!
サッと時計をワンプッシュするだけで、視覚的に天気や降水確率が分かるので(しかも5日後まで!)、毎日つける腕時計としては最高の機能だと思いました。
その正確さも言うことなしで、この3ヶ月でスマホから天気を確認することがほぼ無くなったほど。それもそのはず、天気予報アプリで有名な「ウェザーニュース」から情報を取得しているので正確な予報がランドトレーサーに届くんですね。
いちいち充電する面倒がない!
他のBluetooth腕時計や、スマートウォッチなどで一番面倒とされる部分が「充電」ですが、ランドトレーサーはソーラー充電なのでその手間がありません。
携帯、バッテリー、カメラ、PC、自転車用ライト、タバコ、などなど充電が必要なアイテムばかり増えていき、ストレスを感じている方も多いはず。ランドトレーサーはまさに普通の腕時計のようなカジュアルさで使えるんです。
キャンプやアウトドアスポーツでの「充電不要」という魅力はとても大きく、この差は、スマートウォッチを利用している人ほど実感できると思います。
旅のログが取れる
ランドトレーサーの一番の目玉機能がこの「ログ機能」。自分が通った道のりや時間、標高、そして撮った写真などの情報をまとめることができるんです。
実際にいくつかの島キャンプや旅行、サイクリング、登山などで活用しましたが、ログを見返すと「ここの坂、下るの気持ちよかったな」とか「やっぱりここの高低差すごかったね!」など、思い出をより視覚的に振り返ることができるんです。これはなかなか面白い体験でした。
主にスポーツ用を想定しての機能だと思うのですが、これは旅行でも使える機能だと思います。
ちなみにこの機能を使うためには、Bluetoothでスマホと繋ぎ、アプリを起動する動作が必要で、最初はなかなか面倒でしたが慣れればアウトドアに出かけた際の習慣になりますよ。
高度・気圧・温度・方位の計測できて登山でもしっかり活躍
前述したとおり、登山でもランドトレーサーを活用してみました。北アルプスの白馬岳や槍ヶ岳、富士山など標高3,000級の山ですが、しっかりアウトドアウォッチとして活躍してくれました。特に高度・方位がすぐに分かるのは助かります。
日の入り・日の出時間がパッと見で分かる
意外に重宝したのが、日の入り・日の出が分かる機能。とても地味な機能に思えますが、登山や旅行を楽しむ方にはおすすめできる機能です。
都度ウェブで調べなくても、ワンボタンで確認できるので「あと1時間で日の入りだからそれまでに丘の上登って夕焼け見に行こう」のような計画も即座に組めるんです。
上の写真は、まさにランドトレーサーの日の入り時間機能を使用して撮影した、白馬岳の夕日写真。
日の出時間も利用して朝日をパシャリ。一目で分かるというのが大きい魅力でした。