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実際に起こった事故たちから学ぶ「キャンプの注意点」~野外調理編~(3ページ目)

ガスコンロを使う際の注意点

河原に直接コンロを置いて調理するのは危険!

河原で焚火

出典:PIXTA

手軽に持ち運びでき、燃料さえあればどこでもすぐに調理ができる便利なガスコンロですが、使い方を誤ると事故につながる可能性もあります。

その一例として、河原にコンロを置いて調理することが挙げられます。河原の石は太陽の光を直接浴びてかなり熱くなっています。その上でコンロを使用すると、上からはコンロの熱、下からは河原の石の熱でガスボンベが熱くなり、爆発してしまう恐れがあり危険です。

コンロを囲いすぎない

コンロ_風よけ
出典:amazon

鍋などの調理器具が大きすぎたり、風除けが目的で過剰にコンロを囲ったりすることでコンロの周囲全体が囲まれてしまった場合にも、ガスボンベが温められて温度が上昇し、爆発してしまう恐れがあります。

コンロに対して大きすぎる調理器具は使用しないようにしましょう。また、風除けなどを使用する際には、空気が出入りできるようなスペースを残して使用するようにしましょう。

火気の近くでコンロは使わない

焚火

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焚き火やバーベキューコンロなどの火気の近くでコンロを使用すると、火気から発生する輻射熱でコンロのボンベが熱せられ、ガスボンベの温度が上昇して爆発することがあります。
また、使い切ったボンベを火気の近くに置くことも危険です。空になったと思っていても、ボンベの中には少量のガスが残っていることがあり、爆発する恐れがあります。コンロの使用およびボンベの保管は火気から離れたところで行いましょう。

不安定な場所ではコンロは使わない

積み上げた石の上や、地面に敷いた段ボールの上など、不安定な場所にコンロを載せて調理をすると、料理をかき混ぜる時など、何かの拍子にコンロが倒れたり、コンロの上に載せていた鍋ややかんが滑り落ちることがあり大変危険です。

調理をしていた物が倒れてきて、中に入っていた熱湯等を被って大火傷を負うという事故も発生しています。コンロは平らで安定した場所で使用しましょう。

コンロは2台並べて使わない

頻繁に注意喚起されているにもかかわらずバーベキューの季節になると例年よく目にするのが、コンロを2台並べてその上に一枚の鉄板を渡して置き、2台のコンロの火で調理をしていてガスボンベが爆発したという事故です。ボンベ上部にある鉄板の熱でボンベが熱せられ、温度が上昇して爆発してしまったという事例です。

爆発の勢いで、上に置いた鉄板が吹き飛ばされて怪我をすることもあります。大変危険ですので絶対にやめましょう。

安全に調理して美味しいキャンプ料理を味わおう!

アウトドア キャンパーの食事

出典:PIXTA

キャンプの醍醐味である料理。せっかくの美味しい料理も事故が起こってしまうとそれどころではなくなってしまいます。わかっているつもりでも、自然が相手だけに少しの油断が大事故につながりかねないキャンプ。これを機に野外調理時に気をつけるポイントを再認識し、キャンプ料理を楽しみましょう!

キャンプ調理の危険性を理解したら、次はコツを知っておこう

野外調理の注意点の次は、キャンプで役立つ時短テクニックを知っておきましょう!

Safe cooking leads to delicious dishes!

安全な調理は美味しい料理に通じる

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