足元はスナップボタンで留める方式で、スナップボタンを外してドローコードを全開すれば、ブランケットとしても使えます。背面のスナップボタンもキルトにくるまった状態からも着脱が容易で、シンプルながら使用にストレスの少ない考えられたデザインに感じました。
3月初旬の谷川岳の標高1,800mあたりで Mont-Bell の天然ダウン寝袋 Alpine Down Hagger#3(重量約550g、快適使用温度0℃)のトップキルトとして使用し、山と道Alpha Anorak と Mont-Bell UL Down Pants を着用して寝ましたが、深夜~明け方には氷点下-10℃以下まで下がったはずですが、朝までぐっすりと眠ることができました。
また、この日は稜線上でキャンプしたのですが、幸運なことにほとんど風がなく、午後4時から夜の10時過ぎまでずっと外で宴会をしていました。そんな時はこのポンチョモードが大活躍。膝上辺りまですっぽり覆われるので、暖かさの安心感が違います。
また、Sestrals Poncho ならではの秀逸な点だと思ったのが首を出す穴。立ち襟が付いていて顎下までしっかり包まれるので、安心感がより高いのです。風が吹くと露出した手が冷えることは冷えるのですが、寒ければポンチョの中に突っ込んでおけばOK。
キルト時に足元と背面を開閉するためのスナップボタンがポンチョ時にも手を出すループになったり、体の前で止めれば腹部のインサレーションが倍になってより暖かく使えたりというシンプルながら秀逸なギミックもあるのですが、これは Jacks ‘R’ Better も先に採用しているアイデアなので、ここでは特筆しないでおきます。