火打石とは?
火打石とは、平安時代から日本にある物で、江戸時代から一般庶民に出回った火起こし道具の一つです。江戸時代には、火打石を使って、かまどや提灯に火を入れていました。
実際に火を起こす場合は、火打石だけではなく、火打ち金と言われる、焼き入れをした鋼が必要となります。
火打石は厄除けや縁起担ぎとしても使われる!
火打石と火打ち金を使って火花を起こすことを「切り火」と言います。身を清めるおまじないや魔除けとして使われており、現在も縁起担ぎとしてすもう部屋などで行われています。
時代劇で、主人を送り出す時に、二つの石を擦り合わせて火花を起こしているシーンは、魔除けのおまじないをしている「切り火」です。
火打石の使い方
火打石の使い方は難しいと思われがちですが、ポイントを押さえると簡単です。ここでは、火起こしの道具とポイントについて説明しますので、ぜひ、参考にしてください。
必要な材料
●火打石…めのう石
●火打金(鎌)…焼き入れをしたはがね
●火口…麻
●付け木…薄い木片の先に硫黄を塗ったもの
火打石で火を起こす方法
①利き手に火打金を、反対の手に石を持つ。
②石の鋭い角の上に火口(ほくち)をひとつまみ乗せる。
③石の刃部から3ミリほど離し、親指で軽く押さえる。
③そっと息をふきかけ火種を大きくする。
④火口に着火できたら、息をふきかけ火種を赤熱して広げる。
⑤付け木の先端に付いている黄色い硫黄の部分を火種にあて、息を吹きかけ炎にする。
⑥炎が木に移ると、赤い炎が燃え上がる。
アウトドアに最適!おすすめ火打石4選
火打石を使って火起こしするためにお勧めの火打鎌やマグネシウムの火打石をご紹介。火起こしセットは、火打石を使って火起こしするために必要な道具一式が揃っています。
火打石式火起こしセット
火打石を使って火起こしをするために必要な道具がセットになった便利な商品。説明書付きなので、とても助かります。
火打石式火起こしセット
滝田商店ブランド 火打鎌3寸
滝田商店ブランドの火打鎌です。火打石と火打鎌を擦り合わせて火花を起こします。火花が起きやすいので、初めての方でも簡単!
滝田商店ブランド 火打鎌3寸
マグネシウム ファイヤースターター ロング
マグネシウムで出来ている火打石です。手のひらに収まるコンパクトサイズなので、いつでも持ち歩き出来ます。マグネシウム部分を削って使用するので、火花も起きやすくGOOD! 災害時にも使える優れものです。
マグネシウム ファイヤースターター ロング
マグネシウム ファイヤースターター 火打石
ポケットサイズのファイヤースターター。付属のブレードでマグネシウム部分を削って、火花を起こします。雨や雪の中でも使用できる優れものです。
マグネシウム ファイヤースターター 火打石
火打石で着火を楽しもう!
アウトドアや震災時の必需品と言っても過言でない、火打石。電気やガスがなくても、着火することができる優れものです。
着火するのは難しいのではと思っている方でも、マグネシウムタイプを使えば、簡単に着火できます。今度のキャンプに、火打石で火つけを楽しんでみませんか?
Let’s enjoy fire with flint!
火打石で着火を楽しもう!