CAMP HACK[キャンプハック]


プロ直伝!ワンランク上のおいしいコーヒーをキャンプで淹れるコツ

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コーヒーを淹れるときのポイント

おいしいキャンプコーヒーを淹れるときのポイントをご紹介します。

【コーヒー豆】淹れるコーヒーの種類によって量が異なる

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岸本さんによると、ストレートコーヒーのホットとアイスとで、コーヒー豆の量が異なるそうです。具体的にどのくらいの量が良いのですか?

ストレートのホットコーヒーは15g(10gコーヒーメジャー:1.5杯)で150cc抽出ですから、マグカップに200cc抽出したいときは20g。アイスコーヒーは氷が溶けて薄まるので、濃く淹れるためにその約1.5倍くらいを淹れるのが理想です。慣れてきたらお好みでご自分の量に調整してください。濃い目が好きな人や薄い目が好きな人、好みはさまざまなので。

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また、コーヒー豆を挽くときには、グラニュー糖の粒よりちょっと大きいくらいの“中挽き”で行うと、バランス良い味に仕上がります。これもお好みに応じてですが、粒度は細かくすると濃いコーヒーに、粗くすると薄いコーヒーになります。

細かい粒は粗い粒より早く出涸らしになり、雑味が出やすくなります。粗い粒は味は薄目に出ますが雑味は出にくいので、粉の量を増やして濃さをカバーしてやると、雑味のないおいしいコーヒーができます。コーヒー豆を多く使う贅沢な珈琲も、キャンプシーンを盛り立ててくれること間違いなし! です。

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ちなみに、岸本さんはベーシックな味とされるコロンビア豆を使用。中煎りと中深煎りの2種類をいつも用意していて、お客さんの好みや抽出方法で使い分けているとのこと。

同じコロンビアの豆でも、煎り具合によってはまったくキャラクターの違う味わいになります。中煎りは苦みはなくフルーティな酸味と甘味があります。中深煎りは酸味はほとんど消え、コーヒーらしい軽い苦味と香ばしさのある味わいになります。深煎りになると酸味は完全に消え去り、苦味とコクのある無骨でワイルドな味わいになります。

それぞれの特徴を生かしたオリジナルブレンドを作るのも、ゆったりと過ごすキャンプではおもしろいと思います。

【お湯】温度は「90〜96度」がベター

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お湯の温度は、90〜96度がベターと岸本さんは言います。

沸騰してからちょっと置いたくらいがこの温度です。コーヒーの成分がバランスよく抽出できる温度なんですよ。

また、お湯を沸かす時はやかんなどを使い、沸騰したらドリップポットにお湯を移して注ぐのがベスト。

ドリップポットのままお湯を沸かすと、沸騰時に注ぎ口からお湯が出てくるので危険なんです。

【ドリッパー】ペーパーと金属で味がまったく異なる!

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最近ではペーパーレスの金属ドリッパーが増えていますが、じつはペーパーと比べると味が異なってくるとか。どう異なるのですか?

金属はコスト・荷物量の削減ができて便利ですが、コーヒーオイル(油脂分)がそのまま落ちるので、味がまろやかな口当たりのコーヒーに仕上がります。微粉も混じるので、これらが苦手な人はペーパーにしたほうが無難です。

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ちなみに、深煎りのコーヒー豆をドリップするときは、ペーパーの中でも“コットンペーパー製”のものがおすすめとのこと。

木材などを主原料にしたパルプのペーパーがほとんどですが、コットンペーパーはネルドリップに近い味が抽出でき、口当たりの良い仕上がりになりますよ。

【ドリップ方法】お湯は“置く”ように注ぐ

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ドリップコーヒーの基本であり肝心な作業。岸本さんいわく、お湯は“置く”ように入れることが大切だとか。

高い位置から注ぐと、中でコーヒー豆がおどってしまい、雑味が出てしまいます。お湯を置くイメージで、低い位置からやさしくお湯を注ぐと良いですよ。

今回使っている円錐型ドリッパーでは、500円玉くらいの大きさで『の』の字を書くようにお湯を注いでください。中心から注いで中心で終わる……この繰り返しです。注意点としては。ペーパーには直接お湯をかけないこと! です。

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ちなみに、経験が浅い人でも置くように淹れるにはどうすれば良いですか?

ドリップポットの注ぎ口が寝ているものを使うと良いです。ホウロウ製にありがちな、先端が上に向いているタイプだと、ポットをしっかり傾けないとお湯が出づらいため、慣れないと置くように注ぐのが難しいです。先端が細く角度が寝ているものがおすすめです。

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