CAMP〈裏〉HACK!/ボクらのバーベキュー(後編)。これからのバーベキュー

アウトドアライター&日本オートキャンプ協会公認インストラクター・SAMと、元アウトドア雑誌編集長でイベント「アウトドアデイジャパン」実行委員長・沖田雅生の2人による連載企画! キャンプの意外な楽しみ方や裏話・裏技、深い話など、キャンプの裏(?)をあれこれを語りまくります!第8回は「バーベキュー」をテーマに語る前編です。


アイキャッチ画像出典:Sam-Home Sam-Camp’s Camping Report

日本のバーベキュースタイルを<裏>HACK!?

前編では日本式スタイルと欧米式バーベキュースタイルの違いについて語っていただきました。後編では、日本式バーベキュースタイルのアイテムやムーブメントについて触れていきますよ!


誰もが知っているあのアイテムは、やはり話題から外せない

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oki:日本式バーベキューのグリルで、オプションで最初にフタを売り出したのはユニフレームですかね?

SAM:もしかしたら、焼武者のが早かったんじゃない? ユニセラのリッドはすこしあとになってからじゃなかったかなー。

oki:欧米式バーベキューのWEBERは広い庭で、どんと置く感じ。まさにホームパーティー。キャンプの時とか、河原に持ち出す感じではないですよね。

SAM:結局モバイルではないわけです。だから移動する=ノマドなキャンプには適さない。日本の優れたグリルたちはみな「モバイル」なんです。その究極が「笑’s」さんとかになるのでしょう。

oki:そこですね。アメリカやオーストラリアのキャンプ場や公園には、でっかいガス式グリルが常設されているけれど、日本にはないので「モバイル」グリルが開発されたんですね。

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出典:Amazon
oki:ボクが愛用しているのは新富士バーナー(SOTO)の、「デュアルグリル」です。

SAM:私はもう「ユニセラ」にお世話になりっぱなし!

oki:モバイルのグリルはみんな、立ち上がらないで、テーブルの上に置いて焼けるもの。デュアルグリルに、ロゴスのエコココロゴス。それがボクのバーベキュー鉄板スタイル! SAMさんは、ユニセラのどこが気に入っているんですか?

SAM:ユニセラは奥が深いところですね。ユニセラのヒミツ、知りたくないですか?

oki:聞きたいですね。

SAM:ユニセラを開いて、セットしたあの焼き網の縦横サイズ=上部のサイズ、あれが何かと共通なの、分かりません?

oki:笑’sのA4君? 違うか。

SAM:すごく馴染みのあるものですよ!

oki:いーからはやくいいなよ(笑)

From PIXTA
出典:PIXTA
SAM:焼肉屋さんのこれ。この写真が正確ではないかもしれないけど、つまりあのサイズ感が知らない間に焼肉を連想させているわけです。

oki:そこツボだったんだ。

SAM:馴染みのある大きさだから、いつもの通りだし、4人とか、2人とか、まさに箸でつつくのに最適サイズ。さらに、いまだに新しいオプションが毎年出される。こんなロングテール、日本製ではそうそう見たことがない。沖田さん言うように「ツボ」を完全に捉えた珍しいものかも。

日本のバーベキューは変化している!? そのムーブメントは見逃せない!

From PIXTA
出典:PIXTA
oki:この数年で日本のバーベキューメニューに「漬け」ムーブメントがありますよね。ボクは焼き肉のたればかりだと飽きてしまって、ナンプラーに漬けたり、カレー粉をなじませたりしてよく食べています。

SAM:漬けっていうか「フレーバー」ですよね。

oki:おしゃれ表現!

SAM:もちろん味付けされた肉もありますけど、「漬ける」から、焼くのではなくリッド(フタ)も使って「蒸す」のが合うわけですよね。リッドをあけた時のあの香りが広がる瞬間はイベンタブルです!

oki:「漬け」ムーブメントやリッドが登場して、ようやく焼き肉のタレ文化の一本槍から変わってきましたよね。バーベキューグリルの新製品が、日本に新しいバーベキュー文化を与えてくれるっていうイメージを持っています。

SAM:なるほどー。

oki:もちろん商品だけではなく、ソフト(メディア)によるレシピ提供も重要ですけどね。

SAM:そうですね。あとは、肉をしっかり調理するので野菜は別にした方がいい、ってなってきたかも。

oki:バーベキューで野菜といえば焼き野菜だったけれど、いやサラダでしょ、みたいな。何が何でも焼かなくなってきた。

SAM:ジャーサラダなんて絶対それで出てきてると思う。

oki:たしかに!

バーベキューって、全力で美味しさを楽しむもの。

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SAM:まぁ、見栄え優先っていうのも今の時代観ですけどね(苦笑)

oki:単にバーベキュー=焼くぞ! 文化から、おいしさを引き出すよう工夫して食べるようになってきた。

SAM:多様化したバーベキューをどんどん楽しんだ方がいいし、もう他人のバーベキュースタイルのコピペばかりじゃ無くていろいろやってみたらいいと思います。焼けていくプロセスとか、出来上がるまでのプロセスもどんどん楽しんでほしいですよ。それこそオリジナルフレーバーもジャンジャン作ればいい!

oki:そういう意味では、フタ付きグリル=オーブン機能をいかしていくとおもしろいでしょうね。このへんの商品がどんどんでたりして欲しい。

SAM:そう、焼くじゃなく「蒸して、焼き上げる」っていうテクニックを覚えると一段グレード上がるんじゃないですか?

oki:ブロック肉が美味しくできたら、きっとグレードアップしますよね。そして食べさせて、ほおばりながら、「んーーーー!」って声のトーンが上がっていったらうれしい!

SAM:「これ、カテーな!」でもいいです(笑)

oki:ほおばってからの沈黙ほど怖いものはないけれど、それが笑いに変わって、突っ込みの対象になる。場を和ませないとね。

SAM:笑っちゃうよね、っていうためのデバイスにバーベキューグリルがなれば、もっとバーベキューは楽しくなります。バーベキューやキャンプは道具やモノばかりが大事じゃない、それを通じてなにが出来るかのがずっと大事。それが本当に脳裏から消えていかないから。

第1・2回目の記事はこちら。焚き火ではなく、「焚き火台」について語っております。


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SAM & 沖田雅生

●SAM…アウトドアライター&日本オートキャンプ協会公認インストラクター。http://samcamp.net/ ●沖田雅生…アウトドアデイジャパン実行委員長&編集者。http://outdoorday.jp/

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