夏場のキャンプに寝袋って必要?
夏のキャンプ、寝るときに意外と暑かったという経験をしたことはありませんか?この夏からキャンプを始めるという方、はたして夜に寝袋が要るのかどうか気になるのではないでしょうか。
気候条件や物自体のスペックによっても異なるという、夏の寝袋事情を追ってみましょう!
キャンプ場が「平地」か「高原」か
夏のキャンプといっても、どこへ行くかで気温は大きく変わります。平地のキャンプ場は、真夏であれば夜でも極端に気温が下がることがないため、マットにタオルケットがあれば寝袋が無くても寝られます。
一方標高1000m以上の高原となると日中との気温差が激しく、夜はかなり冷え込みます。寝袋は必要どころか、雨でも降ろうものならさらに毛布をプラスしたりウェアを着込んで寝ることになる場合も。
このように、どんな気候条件下でキャンプをするのかが、ひとつの判断基準になります。
やっぱり夏は夏用の寝袋がいいの?
夏に使うなら夏用の寝袋!となりがちですが、必ずしもそうではありません。夏用寝袋のほとんどは使用環境が10℃以上とされているため、夏にしか対応していません。
キャンプは真夏しか行かないという方はまだしも、夜間の気温がひと桁になるような肌寒い時季もキャンプ泊をするなら夏用は選ばない方が懸命です。
ワンポイント:「快適使用温度」で選ぶ
寝袋にはスペックを示す二つの指標があるのですが、一般的なキャンパーが寝袋を選ぶ場合、一番気になるのは″快適に寝られるかどうか″。ということで、「快適睡眠温度」の数値を参考にするのが◎。
ただしこの数値は各メーカーによって提示の仕方も違うので、参考にならない場合も。気になるアイテムはレビューなどをチェックするのが賢いかもしれません。
【結論】夏に便利なのは、3シーズン用の封筒型
3シーズン用の寝袋は快適使用温度が0~5℃、マイナス環境での使用が推奨されている冬用より通気性が良く、かつ春や秋も暖かいというもの。
このタイプの多くは封筒型で、夏はジッパーを開けて掛敷き布団に、寒ければ逆にすっぽり包まれたりと温度調節をしやすいのがメリットです。
夏の寝袋選びでもうひとつ気にかけたいのが、素材。夏場のキャンプ、汗をかいたのにお風呂に入れないまま寝ることもあるので、素材はダウンより扱いやすい化繊がおすすめ。さらに丸洗いできるタイプなら、家で手入れもしやすいですよ。
この夏から使いたい!おすすめ封筒型寝袋6選
家のお布団に近い感覚で寝られる封筒型は、キャンプに不慣れな子供も安心して寝られるという声も。そんなおすすめの封筒型寝袋をご紹介!
コールマン フリースイージーキャリースリーピングバッグ/C0
コールマン アドベンチャーススリーピングバッグ/C5
スノーピーク セパレートシュラフオフトン ワイド
ドッペルギャンガーアウトドア わがやのシュラフ
ロゴス スリーピング 2 in 1 Wサイズ丸洗い寝袋
キャプテンスタッグ 寝袋 キングサイズ
夏のキャンプ、みんなどうやって快適に寝てる?
オフトン連結で快適
掛布団と敷布団に分離できる、スノーピークの「オフトン」。冬は「敷き」のフットポケットをターンオーバーさせ「掛け」を包んで通常の寝袋として。夏には「掛け」と「敷き」を完全に分離して寝苦しい夜も快適に。
夏は″敷布団″に
保温効果もある3シーズン用の寝袋は中綿もしっかりとした厚みがあるので、夏はジッパーを開いて敷布団として使うのもアリ。寝冷え防止にタオルケットがあれば安心ですね。
平地キャンプならバスタオルでもOK
日中と夜間の寒暖差が少ない平地エリアでのキャンプなら、マットで寝心地を確保さえすれば後は大判のバスタオルだけでも就寝可能!
コットで通気性を確保
最近のコットは寝心地の良いものが増えました。冬はこの上にさらに寝袋が必要になりますが、夏ならベッドのようなコット寝も可能。コット下から風が吹き抜けて、夏も気持ちよく寝られそうです。
夏の寝袋、かしこく選ぼう!
キャンプにハマると、夏だけでなく春や秋にも行きたくなるもの。寝袋ひとつも安くはありません。シーズン通して使えるものを賢く選んで、どの季節も快適なキャンプの夜を過ごしましょう!
コスパ◎なコットにも注目
寝袋無しでも快適に寝るための選択肢として、コットもアリ。リーズナブルながら人気コットに劣らぬハイパフォーマンスは要チェック!
Sleep Comfortably At Summer Camping!
夏のキャンプも快適に寝よう!