ローチェアを買う前に!デメリット・デメリットをチェックしよう
ローチェアとは、一般的なチェアよりも座面が低いチェアのこと。その魅力はなんといっても優れた快適性にあり近年ソロキャンパーを中心に高い人気を得ていますが、メリットばかりではありません。
購入を検討している方は、メリット・デメリットの両面から自分にはローチェアが適しているのか? をしっかり考えてみましょう!
ローチェアは足を前に投げ出したり、“あぐら”に近い状態で座ったりと、自由な姿勢でくつろぐことができます。同じ姿勢で座り続けるのが苦手な方こそ、ローチェアが最適!
いっぽうで腰が深く落ち込むため、立ち上がる際、足腰に少し力を入れる必要があります。立ったり座ったりを頻繁に行う方は、座面が高いチェアも検討してみましょう。
ローチェアはこんな人におすすめ!
人気ローチェア6脚を徹底比較した記事はこちら!
ローチェアを選ぶときのポイント
自分にとって最適なローチェアを見つけるためには、選び方を知っておく必要があります。主に確認したいポイントは、以下の8つです。
それぞれのポイントについての考え方を、簡潔に解説します。
① 座面幅50cm以上あればゆったり座れる
座面幅は、快適性を左右する重要なポイントです。座面幅が50cm以上あれば、ほとんどの方が窮屈さを感じず快適に座れます。
また、座面幅とともに、座面の奥行きもチェック!奥行きのあるチェアは深く腰かけることができ、体圧が分散され、よりリラックスできます。
すべての製品で座面幅と奥行きが公表されているわけではありませんが、記載されている場合は大いに参考にしましょう。
② 地面からの距離(座面高)は30cmが目安
ローチェアと呼ばれるものは、地面からの距離が約30cmまでのチェアが多く、約40cmになるとハイチェアに分類されます。
また、地面からの距離が約10〜20cmと低いモデルも販売されており、足を地面に伸ばして座りやすいことや、子供が座っても転げ落ちる心配もなく安心なのが特徴です!
ハイチェアに比べて目線が低くなるローチェアは、見晴らしが良く自然をより感じることができるスタイルです。
③ ハイバックのモデルはよりリラックスできる
ローチェア選びでは、背面の高さも重要。ハイバックと呼ばれる背面が高いローチェアは、肩や背中がすっぽりと包み込まれるため、よりリラックス感を求めている人におすすめです。
背面の高さが約80cm前後もあれば、大人でも快適に座れるサイズでしょう。
④ 生地の素材はこの4つが一般的
ローチェアの素材にも注目したいところ。各特徴を踏まえて、自分にぴったりのものを選びましょう。
キャンプ用のローチェアには、多くの場合、これら4つの素材のいずれかが使われています。
焚き火近くでも安心して使用する場合は、コットンやポリコットンを。運搬のしやすさを考えるのであれば、ポリエステルやナイロンを選ぶといいでしょう。
⑤ 耐荷重は100kg以上あると安心
ローチェアを選ぶときには、耐荷重もチェックしましょう。ローチェアの耐荷重は約80〜120kgとモデルによってさまざまあります。女性や子供など体の小さい方は、80kgぐらいのローチェアを、体の大きな方は100〜120kgが適しています。
体重と同じ耐荷重を選んでしまうと、座った衝撃で壊れてしまうことも考えられます。体重と同じ耐荷重ではなく、少し耐荷重の方が重いタイプを選ぶといいでしょう。
⑥ 組み立てが簡単なものがおすすめ
ローチェアには組み立てが簡単なものが多いですが、中には複雑なものもあります。キャンプ場に到着してローチェアの組み立てに時間をかけるよりも、簡単な組み立て方法のローチェアを選ぶことで、余った時間をテントやタープ設営、サイト設営などの時間にあてることができますよ!
⑦ リクライニングやアームレストなどの機能にも注目!
製品ごとに備わった、独自の機能に注目しましょう。
機能を選ぶ際は、自分がローチェアを使う際“どのようなシーンでどのような座り方をしたいか”を考えることが大切です。
たとえば、よくスマートフォンなどの小物を落としてしまう人はポケット付きのローチェアを、星空観察を楽しみたい人はリクライニング付きのローチェアを選んでみましょう。
自分の使い方に合った機能が備わっていれば、キャンプの楽しみ方がさらに広がりますよ!
⑧ 収納性・携帯性も忘れてはならないポイント
収納性や持ち運びのしやすさも重要なポイントです。特に徒歩やバイクでキャンプを楽しむ人には、コンパクトに収納でき、かつ軽量なローチェアをおすすめします。
中には1kgを切るモデルもあり、できるだけ荷物を少なくしたい・軽くしたいという方は、収納性や重量、運搬のしやすさに特化したローチェアを選ぶのがポイントです!
それでは上記のポイントを踏まえて、キャンプシーン別におすすめのローチェアを集めてみました!ご自身にぴったりなローチェアを見つけてくださいね。見たいところへは目次をクリックして飛べますのでご活用ください。
焚き火シーンに最適!難燃性素材採用のおすすめローチェア6選
キャンプ最大の楽しみのひとつである焚き火。より快適に楽しく焚き火ができるようなローチェアは要チェックです!
1.スノーピーク:ローチェア30
一度座ると立ち上がりたくなくなるくらい、座り心地が良いローチェアは、計算し尽くされた角度設計が行われており、極上の快適性を実現。ナチュラルカラーの竹集成材を採用した肘置き付きで、キャンプサイトに優しい雰囲気を引き出してくれます。ワンアクションで組み立てられるのもうれしいポイント。
スノーピーク ローチェア30
2.ハイランダー:ローチェア ウッドフレームチェアコットン
ウッドフレームで木の温かみが感じられるローチェアです。パーツがバラせるので、コンパクトに収納・持ち運びが可能。背面にはポケットや引っ掛け用の金具を採用しており、使いやすさも◎!背面には補強の生地を挿入しており、体が沈みにくく安定感・耐久性ともに優れているのが特徴です。
ハイランダー ウッドフレームチェア
3.キャンピングムーン:リラックスローチェア(ハイバックタイプ)
焚き火はもちろん、星空観察にもぴったりなローチェア。素材にはコットンを採用しており、焚き火近くでも安心。背面の裏側には、フックや大きい収納ポケットを採用しているため、ランタンを引っ掛けたりちょっとした小物を収納したりと便利に使えるでしょう。肘置きもあるので、安定してドリンクが持てますし、腕を置いてリラックスできますよ。
キャンピングムーン リラックスコットンローチェア
4.バンドック:焚き火チェア
焚き火近くでも安心して使えるコットン100%素材を採用。重量は約3.45kgで持ち運びも苦になりません。ゆったりとした雰囲気あるデザインかつ、ナチュラルカラーはキャンプサイトに馴染みます。収束式なのでコンパクトに収納ができるのもポイント!
バンドック 焚き火チェア
5.フィールドア:フィールドチェア ハイバック
体の大きな方でも安心の耐荷重120kgあるローチェア。地面からの高さが16.5cmと低めの設計なので、よりフィールドに近く自然を体感できるでしょう。広げるだけの簡単な組み立てなのも特徴。座りながらあぐらが組める設計なので、足を伸ばしたりあぐらを組んだりと、好きなように過ごせます。背中をしっかりと支えてくれるハイバック仕様なので、体を預けてリラックスできますよ。
フィールドア フィールドチェア ハイバック
6.スモア:Alumi Folding Armchair
ウッドフレームのように見えますが、軽くて持ち運びしやすいアルミ製のフレームを採用したローチェア。600Dオックスフォードクロスという素材を採用しているため、洗濯可能なのも特徴。デザイン性にも優れており、自然の中に溶け込むナチュラルカラーが魅力的です。部品をはめるだけの簡単組み立てなので、手間がかからず楽ちんに組み立てできますよ!
スモア Alumi Folding Armchair
ギミックがスゴい!独自機能搭載のおすすめローチェア6選
1.ハイランダー:リクライニングローチェア
リクライニング機能を採用しているローチェアです。4段階にリクライニング調整ができるので、シーンや体に合わせて調節ができます。耐荷重は約80kg、本体重量は2.8kgと持ち運びも楽ちん。コスパにも優れているので、ロースタイルチェアに挑戦してみたいけれど、1歩踏み出せないという人に、入門用としておすすめです。
ハイランダー リクライニングローチェア
2.キャプテンスタッグ:エクスギア ロースタイル リクライニングチェア
4段階のリクライニング機能を採用しているローチェア。張り材にはポリエステル、フレーム部分はアルミニウムを採用しています。重量は約2.5kg、耐荷重は約80kgで、手軽に持ち運びができますよ!肘置きには天然木を使用しており、木の温かみが感じられるデザインとなっています。
キャプテンスタッグ エクスギア ロースタイル リクライニングチェア
3.Ujack:難燃リクライニングローチェア
座面の幅がワイド設計になっており、ゆったりと座ることができるローチェア。難燃素材を採用、さらに撥水加工が施されているため、急に雨が降ってきても濡れにくく安心。取り外し可能なふかふかのマットとヘッドレストも付属。3段階のリクライニング機能付きで、シーンに合わせた使い方ができるのも特徴です。肘置きにはうねりを取り入れた形状で、腕を置いた際にジャストフィットしよりリラックス感が得られます!
Ujack 難燃リクライニングローチェア
4.オンウェー:コンフォートローチェアプラス
肌触りの良いスウェード生地を採用した、一味違うローチェア。付属には取り外し可能なふかふかのクッションや、肘置きには竹を採用した温もりも感じられるので、アウトドアシーンはもちろん、おうちの中でも使えるデザインになっています。日常使いも視野に入れている方におすすめです!
オンウェー コンフォートローチェアプラス
5.DOD:スゴイッス
DODのチェアの中でも高い人気を誇るスゴイッスは、全7スタイルの多彩なアレンジが自慢。座面高を18〜42cmの間で調整でき、ローチェアでありながらハイスタイルのキャンプにも対応します。角度調整も可能で、食事から星空観察まで幅広いシーンで活躍。まさに変幻自在の“スゴい椅子”!
DOD スゴイッス
6.コールマン:ツーウェイキャプテンチェア
コールマンの定番商品であるツーウェイキャプテンチェアもまた、ロースタイルとハイスタイルの両方に対応するアイテム。座面高を31・48cmの2段階から選べる調整機能を備えています。アルミ製フレームの採用により見た目の印象より軽く、展開・撤収も簡単な構造で、なにかと使い勝手のいいチェアです。
コールマン ツーウェイキャプテンチェア
超軽量・超コンパクト!1kg以下のおすすめローチェア5選
1.ヘリノックス:チェアワン
軽量でコンパクトなチェアとくれば、ヘリノックスの製品は外せません!チェアワンは同社を代表するモデルであり、携帯性・快適性・デザイン性のいずれもハイレベルな逸品です。ヘリノックス自慢の軽量・高強度なアルミ合金製フレームにより、耐荷重は安心の145kg!
ヘリノックス チェアワン
2.ヘリノックス:グラウンドチェア
ヘリノックスのチェアの中で、もっとも座面が低いモデル。シートは腰が深く落ち込むようにデザインされており、足を前方へ投げ出すスタイルでゆったりと座れます。収納時のコンパクトさと快適な座り心地を両立する、ユニークなフレーム構造も魅力。花火大会など季節ごとのイベントや、フェスでも大活躍します。
ヘリノックス グラウンドチェア
3.フィールドア:ポータブルチェア
フレームに超々ジュラルミンを採用していながら、価格を約4,000円に抑えた高コスパモデル。カラーラインナップの豊富さも特徴で、ブラック1色のシンプルなものから、ワイルドなカモフラージュ柄、中々お目にかかれない木目柄など、多彩なモデルがそろっています。包み込まれるような座り心地もGOOD!
フィールドア ポータブルチェア
4.キャプテンスタッグ:グラシア フィールド座椅子
まるで自宅のリビングのようにくつろげる、座椅子タイプのチェア。座面にウレタン製のクッションを内蔵し、快適な座り心地を実現しています。分解可能なアルミ合金製フレームの採用により、収納サイズも非常にコンパクト。小型のテントの中で使えるのも強みです。
キャプテンスタッグ グラシア フィールド座椅子
5.ニーモ:ムーンライト リクライニングチェア
ヘリノックスのチェアワンに似たスタイルのチェアですが、こちらはなんとリクライニング機能付き!座ったままベルトの長さを調整することで、背もたれの角度を簡単に変えられます。フルメッシュのシートは蒸れ知らずで、汗ばむ季節も快適。優れた強度と耐久性、そしてハイセンスな色使いも魅力です。
ニーモ ムーンライト リクライニングチェア
自分にぴったりなローチェアで快適なキャンプを楽しもう!
ローチェアにはさまざまなデザインや機能を持った製品があります。今回解説したローチェアの選び方を参考に、ご自身にぴったりなモデルを見つけて、快適なキャンプを楽しんでくださいね!