「GO OUT JAMBOREEE」とは
雑誌「GO OUT」が全国各地で年に数回開催するキャンプフェスが「GO OUT CAMP」。なかでも春に開催される一番のビッグイベント「GO OUT JAMBOREE」は、アーティストステージやアクティビティも多く、ぜひ初心者の方に参加してほしいおすすめキャンプフェスです。
今年は朝霧JACもキャンプサイトとして追加され、ふもとっぱらの会場内のレイアウトも大胆に変わり、例年以上に盛り上がりを見せていました。
それでは、筆者厳選のGO OUT JAMBOREEE的おしゃれサイトスナップをご覧あれ!
①入佐彬弘さん
ノルディスクの温かみのあるオフホワイトに、敢えてブラックで染め上げたスタイルが目立っていた、関西からお越しの入佐さんカップル。
今回のキャンプのテーマは、お二人の服装の雰囲気を含めて”アーバンアウトドア”。自然の中に都会らしいスタイリッシュな雰囲気を違和感無く持ち込んだ、新しいスタイルを確立しているように思えるほどのカッコ良さ! キャンプの可能性を広げる新世代キャンパーの誕生に、とてもワクワクさせられます。
アスガルドの中は、ホワイトも取り入れたモノトーン調に。白黒ストライプのラグを中心に、所々に置かれたブラックアイテムがまとまりを演出します。中心にはまさかの原宿系ブランド「Supreme」のロゴが入っており、お二人の発想力の高さに驚かされます。
外のキッチンは、去年のGO OUTで購入した「Play Design」のチェアを中心にブラックアイテムばかり。服装の雰囲気ともマッチしますが、キャンプ場とは思えないハイブリッドな雰囲気が最高にカッコイイ!
「形は見たことあるけど、こんな色あったっけな……?」と思わせるギアは、なんとお二人が自分たちでスプレーを使ってブラックに仕上げたとのこと。実際に私も触ってみましたが、特に難しいであろう「コールマン」のランタンはまるで既製品かのような仕上がりに! お二人らしい雰囲気とこだわりが随所に感じられるステキなサイトでした。
②cross camperさん
cross camperさんのサイトは、イエローで統一された明るい雰囲気が好印象。サイドにもポールを立てて開放的に開いた「MSR」のタープの下には、自慢のイエローギアがたくさん! チラッと見えるイエロー以外のアイテムも「marco polo chair company」のバタフライチェアや「BYER」のローテーブル等、こだわりの逸品ばかり。
イエローサイトの中でも際立っていたのが「コールマン」のビンテージギア。このランタン・ツーバーナー・クーラーボックスの3種の神器はすべて70年代のもの。特にクーラーボックスのローボーイは、なかなか手に入らないカラー。機能以上に、自分が使いたくなるアイテムで揃えられるのは本当にうらやましい!
一際目立ったテントは、欲しくてもなかなか手が届かない「THE NORTH FACE」の「2Meter Dome」。真ん丸のフォルムが愛らしいですが、中は8人が寝れるほどの広さ!取材中に眺めているだけでも何だか楽しい気持ちにさせてくれたこのテントは、きっといつものキャンプをさらに盛り上げてくれること間違い無しです。
③のなともさん
「ヒルバーグ」のタープの下に、まるで雑貨屋さんのようなレイアウトを施し、行き交う人々の目を釘付けにしていた、のなともさん夫婦。全体的にアースカラーでまとめており、ナチュラルで温かい雰囲気が二人らしくてとても好感が持てます。
何より気になるのが、この小物棚。あまり見慣れないかと思いますがそれもそのはず、なんとコストコのシューズラックを3つ並べているそう(今は販売されていないそうなのでご注意を)! 大好きなお酒を中心に、アースカラーの世界観が美しいアイテムは一つひとつが思わず唸る逸品ばかり。
「INOUT」のコーヒースタンドは、ドリッパーとしてではなく、同系色のコーヒーカップを置くだけという使い方も。また、「ネイチャートーンズ」のくるりんぱストレージボックスは、「KOBU」とコラボした別注品。オカモチのような構造になっており、持ち運びも簡単。主役級の逸品たちが所狭しと並んでいる圧巻のレイアウトでした。
手を抜きがちなダストボックスは、ランドリーBOXの型にコーヒー屋の麻をかけたオリジナル作品。「アイアールベース」の収納ボックスも同様にコーディネート。サイトにとても馴染んでおり、細かなところまで全く隙のないベテランのこだわりを随所に感じるサイトでした。
④けんさん夫婦/まさやん・まいさん夫婦
当日、Instagramを見ていると何ともかっこいいテントの投稿を発見! ハッシュタグは「#ダブルファウデ」。急いで会場内を駆け巡って発見したのがこちらの2組でした。まるで何かの基地かのようなバダヴィの形状は、ガンダム好きの私からすると、見てるだけでとてもワクワクします。
けんさんご夫婦は大きめの6Pサイズ。前室を「ルーストアウトドア」の木製ポールで拡げると、開放的なリビングの出来上がり! 余談ですが、テーブルの上に置いてあるけん玉にハマっているけんさん。実は会場内でけん玉で遊んでいる人を何人か見かけたので、もしかしたらキャンパーの間でけん玉ブームが到来するかも!?
テントの中の左側はお座敷スタイルのリビング。注目したいのは、テントの内側を覆うように並べられた「スタンレー」製品の数々。落ち着いたグリーンの雰囲気には「トラスコ」のトランクカーゴが絶妙にマッチング!
右側の寝室には、恐らくとってもモフモフしているであろうラグが敷き詰められた、まるでグランピングのような快適空間! テント内の場所によって、色んな表情を作れるダバヴィの魅力を最大限活用したサイト作りですね。
まさやん・まいさんご夫婦のサイトは同じくバダヴィですが、こちらはコンパクトな4Pサイズ。コンパクトだからこそ欲しいものがすぐ手に取れる、オールインワンなサイトが実現できるのが魅力です。
お二人が寛いでいたリビングのすぐ隣にはダイニング。バーナーから調理器具まで、手の届く範囲にあるのでとっても便利!料理をするときもすぐ近くで会話できる、夫婦のお二人にはちょうど良い距離感を感じます。
調理器具が並べられたラックも、二人に必要なものだけを最低限にまとめたコンパクトなレイアウト。よく果実酒を浸けることの多いガラス製のジャグは、ウォータージャグとして活用しても◎。お二人の雰囲気にサイトのナチュラル感がとてもマッチしていました。
⑤RYOPEI.92さん・outchampさん
男らしい渋さの光るサイトは、RYOPEI.92さんとoutchampさんのサイト。昨年に限定200張で再販された、お目にかかること自体貴重なノルディスク レイサ6のベージュを中心にアースカラーでコーディネートされたサイトは、男性のデュオキャンプだからこそのこだわりがたくさん。
テントの外には、星を眺めながら語り合うのにぴったりのヘキサテーブル、男同士の会話が盛り上がりすぎても隣のサイトに迷惑をかけないように陣幕も。
ノルディスク レイサ6 ジャパンベージュ
レイサの中にもヘキサテーブルがあり、雨が降っても怖いもの無しの用意周到さ。寝室は二人でコットを並べて、好きなカラーの「ペンドルトン」でコーディネート。中はとても広々としていて動きやすく、”男のデュオキャンプにレイサ6″という謳い文句がぴったりハマりそうな印象です。
「バリスティクス」の鹿ベンチを中心に、サイト内にはカモ柄が至るところに。個人的には同じ柄のティッシュペーパーBOXが気になりました。細かいところまで気が利いてて、見ててとても楽しいサイトです。
ポーランド軍のアーモボックスは年季を感じる渋さが漂っています。同じグリーンのシーズンズランタンは2010年もの。サイトにワンアクセントを加えたランタンはまるで目印かのような存在感があり、サイト全体をぱしっと引き締めてくれていました。
⑥ユウキさん・アリサさん
テントとタープは「ヒルバーグ」でまとめ、大好きな「マウンテンリサーチ」のアイテムが各所にちりばめられたユウキさん・ありささんのサイト。濃いめのグリーンを基調としたカラーセレクトからは熟練度合いを感じますね。
アイテムはハイブランドが中心かと思いきや、キッチンテーブルはなんと自作!個人的に「マウンテンスタンダード」というブランドを立ち上げ、精力的に色んなアイテムを夫婦で手作りしているとのこと。木材のカラーと金具がマッチしており、既製品と言われても遜色ない仕上げになっています。
こちらの鹿ベンチも、買い付けた布にアパレルブランド「ULTRA HEAVY」がデザインしたロゴをシルクプリントによって仕上げたオリジナル品。あまりキャンプ場では見かけない一品に、遊び心が感じられますね。
ダイニングとは別に、焚火エリアも充実しています。「マウンテンリサーチ」のローチェアにはクッションを重ねて快適さを追求。手書きで仕上げたオリジナル看板も、ハイブランドの中に点在するオリジナル品の一つとしていい味を出しています。
続々と開催決定!
深夜まで大盛り上がりだったGO OUT JAMBOREEE 2017。行きたくても行けなかった方に朗報! 今年も「GO OUT JAMBOREEE 2018」が4月13日〜4月15日に場所は同じくふもとっぱらで開催されます。ぜひ参加して色んなキャンパーさんと仲良くなって、もっともっとキャンプを楽しみましょう!
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