MSRが最先端のサイクロンポールを採用したオールシーズンテントを発表。
MSRのテントが最先端のポール「サイクロンポール」を採用してさらに進化した。これまでのポールにはない屈曲性と耐久性を兼ね揃えているため、山岳地域の厳しい環境にも対応。厳冬期にも対応する山岳テント「リモートシリーズ」などハイエンドモデルを中心に、サイクロンポールを採用した4シリーズが発表された。
ボーイングの航空機にも使われている複合素材を使ったこのサイクロンポールは、アルミやカーボンで有名なEASTON社が開発。ポールを曲げても、アルミのように曲がったり折れたりせず、カーボンのように爆ぜることもなく、にも関わらず、カーボンのように軽く、アルミのように強いポールに仕上がっているという。このポールを採用しているのはMSRのテントだけ。徹底的な実地調査主義のモノ作りで知られるMSRがこれだけのラインナップを増やしたのはこのポールができたからといっても過言ではなさそうで、それだけの自信作と言えそうだ。
今回発表されたテントの新ラインナップは、短期の雪山登山やバックカントリースキーでの使用を想定した軽量なオールシーズンモデル「アクセスシリーズ」、厳冬期の過酷な気象下での使用も想定した山岳テント「リモートシリーズ」、本体に2レイヤーの防水透湿素材を使用したドーム型シングルウォールテント「アドバンスプロ」、高い耐候性を備えるベースキャンプテント「ストームキング」の4シリーズ。