「カンガルースタイル」って知ってる?
初春や初秋など、まだ肌寒い時季のテント泊におすすめなのが「カンガルースタイル」。
大屋根となるテントやシェルターの中に寝室としてソロ・ツーリング用のテントをINすることで、寒さを気にせず過ごせるという方法です。
テント下からの冷気が厳しい冬など、年間を通して快適なキャンプを楽しむために多くの人が取り入れているカンガルースタイル。そのメリットを改めてチェックしてみましょう!
カンガルースタイルのメリットは?
1:連結より暖房効率が良い
「大は小を兼ねる」の理屈通り、テントINテントのカンガルースタイルをとることでリビングと寝室を一度に暖めることができます。中に入れるため必然的に寝室はコンパクトになり、連結スタイルより暖気を逃さず効率的。
心配な結露については、ベンチレーションで通気性を確保したり、中に入れたテントが濡れていないかを確認しましょう。また撤収時に雨が降っても、屋根があれば安心です。
2:設営面の自由度が高い
リビングと寝室が一体化した2ルームテントより設営が簡単という利点も。寝室は設営簡単なドームテントのインナーやポップアップ式にすれば、時間短縮に。
また配置の自由もきくので、2ポールシェルターでテント泊をする場合も設営アレンジを楽しめます。
3:テント内のレイアウトがしやすい
出典:Instagram by @cococamp
インナーの位置が固定ではないということは、リビングスペースをレイアウトしやすいということ。
例えばワンポールテントでカンガルースタイルをする場合、寝室は斜めにセッティングしてデッドスペースを最小限におさえられる分、チェアやラックなどを効率よく配置できます。
カンガルースタイルによる快適キャンプシーン
ワンポールテントでカンガルースタイル。付属のインナーを吊り下げるより、設営が楽!
パビリオン風タープとノースイーグルの人気ワンポールテントの合体技。ワンポールテントの珍しいカンガルースタイルですがシンメトリーなレイアウトが美しい!
ヘルスポートの「バランゲルドーム」にMSRのエリクサーをINしている男前スタイル。
カンガルースタイルにおすすめのテント&シェルター
それではカンガルースタイルにおすすめのアイテムたちをご紹介。中に入れるテント、外に張るシェルター、それぞれどんな組み合わせにするか……これは悩みます!
【スノーピーク アメニティドーム S】
カンガルースタイルで使われることも多いのが、このアメドのS。エントリーモデルながら強い耐風性と高品質ポール使用というコスパ抜群の定番ドームテントです。
スノーピーク アメニティドーム S
【コールマン ツーリングドームST】
カンガルースタイルの”子供”部分には、軽量コンパクトなツーリングテントがジャストサイズ!ポールポケット式で設営も簡単です。
コールマン ツーリングドームST
【クオルツ トレックドーム2】
WILD-1オリジナルブランドの「クオルツ」のトレッキングテント。インナーにはLEDランタンやヘッドランプの吊り下げに最適な天井フック付きで、寝室スペースとしての活用にも最適です。
クオルツ トレックドーム2
【ケシュア 2 SECONDS EASY2】
大小と差はあれど、テントを2幕設営するのは疲れるもの。というわけでINするほうのテントは設営簡単なものが理想的。ケシュアなら広げるだけ!たった数秒で寝室スペースの完成です。
ケシュア 2 SECONDS EASY FRESH&BLACK 2人用
【モンベル クロノスドーム 1型】
ソロキャンプやトレッキングにも行くなら、コンパクトテントもしっかりとした耐久性のあるものを選んでおくと良いでしょう。通気性が高く天候に左右されない名テント・クロノスドームなら間違いなし!
モンベル クロノスドーム 1型
【キャンパルジャパン ドームシェルター ラナ】
室内高があり、居住空間が広いラナ。連結はもちろん、インナーだけをINするカンガルースタイルも可能と、ドームテントとの相性抜群です。
キャンパルジャパン ドームシェルター ラナ
【コールマン タフスクリーンタープ 400】
アシスト機能付きで設営簡単。スクリーンタープながら耐水圧は2,000mm!コンパクトテントを中に入れれば、悪天候でも安心してテント泊ができるスペックです。
ロゴス プレミアムパネル スクリーンタープ
【ロゴス プレミアムパネルスクリーンタープ】
出入りに便利な横開きのドアやリンク可能なキャノピー装備など、快適に過ごせる工夫満載。カンガルースタイルをする際に気になる通気性についても、大型ベンチレーションや結露軽減のTOPカバーで考慮されています。
ロゴス プレミアムパネル スクリーンタープ
【スノーピーク ランドステーションL】
様々な幕営展開にチャレンジしたり、サイドを跳ね上げて景観を楽しんだり。自由度の高さが売りのツーポールシェルター。カンガルースタイルで夜はフルクローズすれば、テント泊も可能です。
スノーピーク ランドステーションL
インナーの姿がカッコいいテント特集も併せてご参考に
その他まだまだおすすめのテント&シェルターはありますがキリがないので今回はここまで。INするテントの方は、別記事でこんな特集もありますよ。
カンガルースタイルで臨機応変に!
デイキャンプやテント泊、スタイルによって必要なギアは変わってきますが、シェルターもテントも両方持っておけばどちらのシーンにも対応できます。
その二つを組み合わせたカンガルースタイルなら、何かと融通がきく&メリットもたくさん。シチュエーションに応じて、快適なキャンプを楽しみましょう!
- The Kangaroo-style Is Effective!
- カンガルースタイルは効率的!