キャブコンって何?
キャブコンとは、トラックやハイエースなどのキャブ(運転席部分)を残してコンバージョン(改造)したキャンピングカーのことをいいます。運転席の後ろに家を背負って移動しているようなイメージですね。
キャンピングカーとしてはハイエースやキャラバンなどのバンを架装した一見キャンピングカーには見えないバンコンタイプも人気ですが、今回ご紹介するキャブコンの魅力は何といっても大人が立って歩ける室内の広さにあるでしょう。
キャブコンで一度キャンプに出るとバンコンが狭く感じてしまうほど、移動中も目的地に着いてからものびのび過ごせるキャブコンの魅力をまとめてみました。
キャブコンの長所と短所とは
長所としては前項でも触れた圧倒的な広さが挙げられます。キャブコンは居室部分が箱型になっているため天井に行くほど狭くなるバンコンとは違い、圧迫感を受けにくくなっています。車内の広さはそのまま滞在先でも居住性の良さにつながりますのでキャンピングカーとしては非常に重要な要素になってくるといえるでしょう。
また、ボディの断熱性能の高さから、夏場に締め切った車内でも外気と車内の温度がさほど変わらないなど、車内の快適性に優れていることも魅力の一つです。
しかしその反面、短所としてはバンコンに比べて幅があるため、駐車スペースを選ぶ点や、ベース車がトラックであるため走りに不安があることがあげられるでしょう。
ベース車がバンであっても重たい居室を背負って走るため、本来のポテンシャルを出し切れないこともあり、いずれのベース車であってもバンコンには及ばないという印象です。