隠れ名品!ウィンドシールドの特長4つ
1|名前のとおり、風に強い

ウィンドシールドの一番の特長は、風防がバーナーをぐるっと囲む構造になっていて、外で気になる「風で火があおられる問題」に強くなっていることです。

風防の高さは約2cm。タフまるの風防が外側2.5cm、内側で3cmほどだったので、タフまると比べるとやや低めの設計ですね。

タフまるとウィンドシールドを並べてみました。ぱっと見の印象はかなり違いますが、どちらも同じカセットフーシリーズで、風の影響を受けにくい設計になっています。

耐風性については後ほど実際に風を当てて検証していますが、先に結論を言ってしまうと、「これ、タフまる級に風に強いのでは」と思うほどの実力でした!
2|じつは火力もタフまる以上

キャンプでは、お湯を沸かす・肉を焼く・大鍋で煮込むなど、高火力がほしくなる場面も多いもの。
ウィンドシールドは最大発熱量3.5kW(3,000kcal/h)の高火力。キャンプ向きのタフまるが3.3kW(2,800kcal/h)なので、火力はタフまる以上という、なんとびっくりなスペックです。
この時点ですでにお気づきの方もいるでしょう。このウィンドシールド、ぱっと見は家庭用のカセットコンロに見えて、じつはタフまる並の高規格だということに。
3|鍋のサイズを選びにくい、十字型のゴトク

公式サイトによると、使用できる鍋の大きさの目安は9号土鍋までとのこと。
「9号って何cmくらい?」と思って調べてみると、直径はおよそ27cm。一般的に4人前後で使われるサイズの鍋です。

ちょうど手持ちの鍋が直径27cmだったので、実際に載せてみました。このくらいの大きさがのせられるとなれば、鍋料理やたっぷりの汁ものを作るときにも十分使えそうですね。

ラージメスティンやホットサンドメーカー、ミニサイズのグリルパンなど、キャンプでよく使うクッカーも問題なくのせられましたよ。
ただし、大型のマルチグリドルパン(JHQの定番33cmなど)はサイズオーバーになってしまうので、その点はご留意を。
4|ゴツすぎないから、キャンプにも家にもちょうどいい

タフまるの魅力は「いかにもアウトドアギアなルックス」と「ダッチオーブンOKのタフさ」ですが、そのぶん、キャンプでのちょこっと料理に使うにはオーバースペックだったり、家で使うにもちょっと存在感があると感じていた筆者。
その点このウィンドシールドは、アウトドアで頼れる性能を持ちながら、比較的すっきりしたサイズ感が使いやすいなと。

タテ・ヨコのサイズはほぼ同じです。そのため、タフまるを組み込んで使えるビルトインテーブルにも、高さ調節ができればサイズ的にはセットできそうです。

タフまるのように専用ケースがあるので、使わないときもスマートに収納しておけます。
「タフまる」とスペックを比べてみたら……「隠れ名品感」がスゴい!

というわけで、タフまるとウィンドシールドのスペックを表にしてみました。
結論、タフまるのような耐久性は必要ない(ダッチオーブンなど重たいものをのせない)けれど、性能は妥協したくない人には、ウィンドシールドがぴったりではないでしょうか……?
| 製品名 | カセットフー ウィンドシールド ![]() | カセットフー タフまる ![]() |
| 価格 | 6,080円(税込) | 10,978円(税込) |
| 使用時のサイズ | 幅334×奥行274×高さ93mm | 幅341×奥行283×高さ129mm |
| 重さ | 本体:約1.4㎏ ケース収納時:約2.2㎏ | 本体:約2.4kg ケース収納時:約3.5kg |
| 最大発熱量 | 3.5kW (3,000kcal/h) | 3.3kW (2,800kcal/h) |
| 連続燃焼時間 | 約78分 | 約75分 |
| ガス消費量 | 約254g/h | 約236g/h |
| 材質 | 本体:鋼板(冷間圧延鋼板) トッププレート:アルミメッキ鋼板 風防:アルミメッキ鋼板 ごとく:耐熱アルミダイカスト バーナー:耐熱アルミダイカスト 点火つまみ:ABS樹脂 | 本体:鋼板 トッププレート:ホーロー用鋼板 風防:記載なし ごとく:ホーロー用鋼板 バーナー:鋼板(ステンレス) 点火つまみ:ABS樹脂 |
| 風防 | 風防は一重 | ダブル風防ユニット |
| 対応鍋サイズ | 9号土鍋まで ※約27cm 小さい鍋は鍋底が16cm以上 | 鍋底の直径が24cm以下 小さい鍋は鍋底が16cm以上 |
| 耐荷重 | 食品を含む総重量5kg以下 | 食品を含む総重量20kg以下 ダッチオーブンは12インチまでOK |
| 安全装置 | 圧力感知安全装置 容器装着安全装置 | 圧力感知安全装置 容器装着安全装置 |
| 収納ケース | あり(素材は記載なし) | あり(ポリエチレン素材) |
| カラー展開 | メタリックブラウン | ブラック、オリーブ |
| 使用できるアクセサリー | 記載なし。問い合わせたところタフまると同じとのこと | こちらを参照 |
こうして比べてみると、ウィンドシールドは「タフまるより性能が低いから価格が安い」という単純なモデルではないことが明白ですね!
一番気になる「耐風性・火力」を検証してみた

一番気になるのは、やはり耐風性です。せっかく高火力でも、風で炎があおられてしまえば、なかなかお湯が沸かなかったり、調理に時間がかかったり……。とくに風のある日のキャンプでは、コンロの性能差が顕著に出るんですよね。
まずは扇風機で「風」を当ててみる
ウィンドシールドはぐるっと一周風防があることで風の影響を受けにくい仕様にはなっていますが、実際にはどうでしょう?
コンロの火は弱火にして、扇風機は一番強いモードにして風を当て続けてみました。
すると、炎は煽られはするものの、立ち消えることなく燃焼をキープ!
(動画の音を聞いていただければ、強い風が吹いていることが伝わりやすいかと思います)

実際にはクッカーをのせた状態での調理になりますから、鍋自体が風よけになることもあり、さらに風の影響を受けにくくなりそうだなと感じました。
ウィンドシールドは多少風のある日でも安心感が高いですね。
タフまると耐風性を比べてみたら…ほぼ互角?!
続いては、タフまるでも、先ほどと同じ条件で検証。
こちらも弱火の状態で風を当てても立ち消えることはなく、しっかり炎をキープしていましたよ。
風防の構造は違うけど、耐風性は「ほぼ互角」だった

少なくとも今回試した条件では、タフまると同程度の耐風性を確認できました。ウィンドシールドの見た目では、そこまでアウトドア向きには感じていなかったので、正直びっくりな結果に!
タフまるは二重の風防で炎を守る構造+多孔式バーナーなので、単純に「二重風防の方が耐風性が高いのでは?」と思ってしまってたんですが、ウィンドシールドもぐるりと一周、風防があるおかげで、負けず劣らず、風を受けながらもしっかり燃焼をキープしていたので、なかなか侮れない!
火力も「ほとんど同じ」に感じた

そして、それぞれのコンロで同時に鍋焼きうどんを調理しましたが、できあがりもほぼ一緒のタイミングでした。
スペック上の最大発熱量はウィンドシールドのほうが少し高いのですが、今回の鍋焼きうどんでは、できあがりのタイミングに大きな差は感じませんでした。
筆者なりに考えてみると、風防やバーナーの構造を見る限り、風への強さはタフまるに分がありそう。……ですが、ウィンドシールドは一重の風防があり、タフまるより最大火力が高い。このあたりの違いが、実際にフィールドで使ってみると、耐風性・火力ともにほぼ互角に感じられた結果につながっているのかな? と思いました。
そのほかの使い勝手もチェック
クッカーが滑りにくい工夫あり

ウィンドシールドの十字型のゴトクにはギザギザとした溝があるので、メスティンのようなつるっとしたクッカーでも安定感あり。

一般的な家庭コンロにはこうしたゴトクの溝がないことも多いので、キャンプで使うことを考えたこうした工夫が使い勝手のよさにつながるんですよね。
家でも扱いやすい

コンロ自体の高さが低めなぶん、家での卓上調理でも取り回しがよく、鍋を囲んでの食卓でも使いやすかったです。

せっかく買うなら、キャンプのときだけでなく普段から使えるほうがうれしいですよね。キャンプと日常で使いまわせるアイテムは、出番が増えるぶんコスパもよし。
軽くて持ち運びやすい

個人的にウィンドシールドのグッときたところは、高スペックなのに軽いところでした。ウィンドシールドは本体で約1.4㎏、収納ケース込みでも約2.2kg。持ち運びもタフまると比べてだいぶ負担が少ないです。
いかんせん歳を重ねると、重たいものは腰にくる……。軽くて高機能は、まさに正義。そんなふうに感じる今日このごろ。
唯一、気になったところは
タフまる寄りの男前デザインならもっとよかったな…

タフまるが男前なルックスなだけあって、個人的にはウィンドシールドもそっち系のデザインだったら、なおよかったなぁと。
タフまる同様にウィンドシールドの機能もハイスペックなだけに、家庭用のカセットコンロの見た目にやや物足りなさを感じてしまいました。もちろんメーカー側としては他機種との差別化もあるんでしょうけど(カセットフーシリーズには風まるⅢもある)、キャンプサイトに置いたときのギア感まで求めるなら、やっぱりタフまるのほうに軍配が上がるかな、というのが正直なところ。

とはいえ、これはあくまで筆者の好み。家でも使うことを考えれば、このシンプルな見た目のほうが、むしろ使いやすいという人も多いかもしれませんね。
ウィンドシールドはこんな人に推したい!

ウィンドシールドがおすすめなのはこんな人
- 「タフまる」はオーバースペックに感じる人
- だけど、ハイスペックでコスパのいいカセットコンロを求めている人
- 軽さ・運びやすさも重要視したい人
- 「キャンプ&日常で兼用できる」ところにグッとくる人
タフまるの魅力は、やっぱりアウトドアでの頼もしさ。ダブル風防ユニットを備え、風のある環境でも使いやすく、見た目も含めて「キャンプで使うならコレ!」というギア感があります。

一方でウィンドシールドは、タフまるほどのゴツさや重量感はなく、日常使いもしやすいのが魅力。どちらが上というより、「アウトドアでのタフさを重視するならタフまる」、「軽さや日常での使いやすさも重視するならウィンドシールド」と、得意な方向が少し違います。
正直、筆者の最近のキャンプスタイルはダッチオーブン料理をしないので、タフまるよりウィンドシールドの方が出番が多くなりそうです。カセットコンロは防災用品としても役に立つので、気になったかたはぜひチェックしてみてください!
イワタニ カセットフー ウィンドシールド カセットこんろ CB-WS-1
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 334×274×93mm |
|---|---|
| 重量 | 約1.4kg |
| 火力 | 3.5kW (3,000kcal/h) |
| 連続燃焼時間 | 約78分 ※気温20~25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットボンベ1本を使い切るまでの実測値 |
| ガス消費量 | 約254g/h ※気温20~25℃のとき、30分間のガス消費量を1時間に換算したもの |
| 材質 | 本体:鋼板(冷間圧延鋼板) トッププレート:アルミメッキ鋼板 風防:アルミメッキ鋼板 ごとく:耐熱アルミダイカスト バーナー:耐熱アルミダイカスト 点火つまみ:ABS樹脂 |
| 安全装置 | 圧力感知安全装置、容器装着安全装置、しる受反転防止構造、容器受口加圧機構 |
イワタニ カセットフー タフまる カセットこんろ CB-ODX-1-BK
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 341×283×129mm |
|---|---|
| 重量 | 約2.4kg |
| 火力 | 3.3kW (2,800kcal/h) |
| 連続燃焼時間 | 約75分 ※気温20~25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットボンベ1本を使い切るまでの実測値 |
| ガス消費量 | 236g/h (気温20~25℃のとき、30分間のガス消費量を1時間に換算したもの) |
| 材質 | [本体] 鋼板 [トッププレート] ホーロー用鋼板 [ごとく] ホーロー用鋼板 [バーナー] 鋼板 (ステンレス) [点火つまみ] ABS樹脂 [収納ケース] PE |
| 安全装置 | 圧力感知安全装置、他 |
ちなみにタフまるの進化版「タフまるXG」も要チェック
今回は筆者愛用の「タフまる」と比較しましたが、進化版「タフまるXG」も存在します。従来品との大きなアプデポイントは以下のとおり。これからカセットこんろの購入を検討している人はこちらもチェックを!
- 「X」形状ごとくでシェラカップなど小型クッカーもOK(鍋底が6cm以上)
- 本体重量約2.2kg、タフまるより200gの軽量
- 火力が3.4kW(2,900kcal/h)にアップ
- マットブラック(ツヤ消し塗装)のクールな見た目
イワタニ カセットフー タフまるXG CB-ODX-XG
| サイズ | 商品サイズ:(幅)341×(奥行)283×(高)129mm 収納時サイズ:(幅)376×(奥行)341×(高)136mm |
|---|---|
| 重量 | 商品重量:約2.2kg ケース付重量:約3.3kg |
| 火力 | 3.4kW(2,900kcal/h) |
| 連続燃焼時間 | 約75分 ※気温20~25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットボンベ1本を使い切るまでの実測値 |
| ガス消費量 | 約245g/h |
| 材質 | 本体:SPCC(鋼板) 容器カバー:SPCC(鋼板) 外側風防ユニット:SA1C(鋼板) 内側風防ユニット・ごとく:SPP(鋼板) バーナー:SUS430(ステ |
| 安全装置 | 圧力感知安全装置、容器装着安全装置 |
| 対応鍋サイズ | 鍋底の直径が24cm以下(小さい鍋は鍋底が6cm以上) ダッチオーブンなら12インチまで使用可能 ※12インチ=30.48cm |





