【検証2】電子レンジでも、おいしく炊ける?

白米にうるさい我が家の息子も、「本当にレンジでおいしいお米が炊けるの?」と半信半疑。「絶対ありえない、米は直火炊きだろう」と言い張ります(その気持ちもわかる)。
一方、筆者が気になっていたのは、味よりも「電子レンジで加熱して、土鍋にひびが入ったりしないの?」ということ。土鍋といえば、急激な温度変化に弱いイメージがあるだけに、こちらも確かめてみます。
電子レンジでの炊きかたは?

⚫︎電子レンジでの炊きかた(3合の場合)
1|ボウルなどでお米を研いで「ごはん鍋」にうつし、20分以上水に浸けておく(米3合なら水600ml)
2|浸水が完了したら、蓋をしたまま500Wで加熱する(米3合なら約18分)
3|約20分蒸らして完成
ちなみに1合の場合、水200ml、加熱時間約10分。2合の場合、水400ml、加熱時間は約14分。
加熱時間は、3合なら500Wで18分とのこと。直火よりは少し時間がかかりますね。我が家のレンジは600W仕様なので、少し短めの16分に設定してチンしてみます。
まさか……レンジでも本当に炊けるなんて

ドキドキしながら蓋を開けると……写真のようにちゃんと炊きあがっていました。心配していたひび割れも、まったく入っていません!
見た感じは、直火炊きと大きな違いはなし。すごい、土鍋ごはんが本当にレンジでも炊けるなんて……と感動した筆者です。
気になる味は……ちょっと水分多めだけど、こっちも全然アリ

米にうるさい中1息子は「直火の方がおいしいけど、こっちも全然アリ」とのこと。一方小4娘は「これもおいしい、違いなんてわかんないよ~」とのことでした。
筆者は、直火炊きと比べると(しいて言うなら)「ほんの少し水分量が多い炊き上がりかな?」と感じましたが、それでもおいしくいただけましたよ。
【補足】個人的な推測ですが、レンジ炊飯だとレンジ庫内に放出された水分が溜まるので、直火に比べて土鍋内にこもる水分量も結果的に多くなり、ややベチョっと感を感じるのでは、と。本当にほんの少しの差ですが、直火の方が米のおいしさが引き立つと思います
炊くのは「直火派」、温め直しは「レンジ派」!
無印のごはん鍋で、直火とレンジ炊飯の両方を試してみましたが、どちら派かと聞かれたら、炊飯では「直火派」です。その理由は、同じ3合炊きでも、直火のほうが炊飯時間が短くて済むから。
とはいえ、レンジでも使えるってやっぱり最高だな〜と。ほかの料理でコンロを使いたいとき、温め直しのときなどは、レンジ炊飯がめちゃくちゃ便利に感じました!
【検証3】冷蔵保存してレンジで温め直したら?おいしさは変わる?

我が家では、炊飯したごはんが余ったら、ごはん用の冷凍容器に入れて冷凍保存したり、お茶碗にラップをして冷蔵保存したりしています。
ただ、温め直す過程でどうしても多少の水分が出るので、少しベチョッとした部分ができてしまうなど味が落ちるのが気になっていました。
というわけで、前日にごはん鍋で炊いた白米を、翌朝ごはん鍋ごとレンジで温め直して食べてみたら……
味はほぼ炊き立てと変わらない!

「やっぱり味は少し落ちてるだろうな〜」と思いきや、気になるベチョッと感はなく、炊き立てとほとんど変わらない状態でおいしく食べられてびっくり!
陶器の適度な吸水性も、このおいしさにつながっているのかもな〜と思いました。

炊飯→余ったら冷蔵保存→温め直し→そのままテーブルへ。無印のごはん鍋ひとつで、調理から食事までがスムーズに進むって本当に便利! 実際に使ってみて、その手軽さを実感しましたよ。
【検証4】ほかにも気になるところをチェック
直火&電子レンジでのおいしさはバッチリ確認できたところで、ここからは、実際に使ってみて「ここってどうなんだろう?」と気になったところを、さらにチェックしました。
高さ17cmあるけど、冷蔵庫の出し入れ、実際どう?

おひつとして使う場合は、ごはん鍋ごと冷蔵庫で保存することもありますよね。ごはん鍋の高さは約17cm。我が家の冷蔵庫では、高さがあるスペースには問題なく置けました。
これなら、炊いたごはんをそのまま鍋ごと冷蔵庫へ入れるのもストレスなさそうです。
キャンプへの持ち出し、どうやってする?

おいしく炊けて、一般的な土鍋よりコンパクトで軽いとなれば、キャンプにも持って行きたくなった筆者。とはいえ、やはり陶器なので、移動中の衝撃で欠けたり割れたりする可能性は考えておきたいところです。
というわけで、タオルでぐるぐるに巻いたうえでブランケットで包み、収納ボックスなどの中で動かないようにして持ち運ぼうかと。我が家では鉄鍋なども同じようにして運んでいます。
このとき、ごはん鍋のフタは裏返しておくのが◎。つまみ部分がほかのギアに当たらないようにするためです。ひと手間かかりますが、こんな感じでしっかり保護しておけば、キャンプにも安心して持ち出せるなと個人的には思っています。
炊飯以外にも使えるぞ

保温性が高くて、じっくり火を通す料理に最適な土鍋。キャンプに持っていくならば、とことん活用したいもの。
じつは土鍋って炊飯以外のアウトドア飯との相性もバツグンで、鍋の代わりにもなります。
朝晩で使いまわせる

たとえば、1日目の夕飯は、白米を炊いて土鍋ごはんを満喫するとしますよね。でもその炊飯前に、野菜など茹でておけば、まず一品完成します。そして翌朝は、ホットサンドのお供にスープを作ったり。秋冬はあったか~いお鍋料理をグツグツ煮込むのもアリですね。
土鍋というと「お米を炊く」イメージが強いかもしれませんが、意外と朝晩とおしてキャンプ料理でフル活用することもできますよ。
購入前に確認したい3つのポイント
自宅でもキャンプでも便利な無印のごはん土鍋。最後に、事前に知っておきたい取り扱いポイントをご紹介します。
【1】購入直後は「目止め」を

これは土鍋に限らず、陶器全般に共通する使用前の処理ですが……土鍋使用前に、長く使うための「目止め」処理が必要です。
【補足】目止めのやりかたは意外と簡単。米のとぎ汁(=でんぷん質)を土鍋にたっぷり入れて、弱火〜中火でことこと加熱するだけ。この「目止め」を行うことで陶器表面に無数にある穴(気孔)がでんぷん質で塞がり、ひび割れリスクを低減し、食材の匂いや色染みを防いでくれるんです。
鍋本体はもちろん、蓋もボウルや別の鍋に入れてとぎ汁で煮ておきましょう。蓋をセットする本体の凸凹部分にも、動画のように米のとぎ汁を回しかけておくと安心ですよ
米のとぎ汁の代わりに、土鍋にパックごはんや冷ご飯と水を入れて、おかゆをとろとろになるまで煮込んでもOKです(おかゆ好きな方はこちらで目止めを)。ちょっとしたひと手間ですが、これが土鍋を長く愛用する秘訣。
【2】深さがあるので、長めのしゃもじが必要

約22cmの長めのしゃもじを入れてみるとこんな感じ。もう少し長いしゃもじの方が混ぜやすいと思います
わりと序盤で「深型には思わぬ落とし穴がある」と書いたのを覚えているでしょうか?
このごはん鍋、コンパクトな代わりにやや深めのつくり。ごはんを混ぜたりよそったりするときに、ちょっとコツがいるな~というのが正直な印象でした。とくに、しゃもじの柄が短いと底まで届きにくく、よそうのにひと苦労。長めのしゃもじを用意しておくと、ぐっと使いやすくなります。

慣れてしまえば大したことないかもしれませんが、子どもが自分でごはんを茶碗によそう際など、深さがあるので指先や手首が土鍋に触れてしまう可能性も……。炊き立ての土鍋は熱くてヤケドの心配もあるので、ちょっと注意が必要です。
【3】水位線が見えにくいので、水量は把握しておくべし

炊飯に必須の水。ごはん鍋の内側には3本の水位線があるのですが、黒地ということもあってちょっと見えずらいんです。
ただ、米1合に対して水200mlと覚えておけば心配無用。2合なら400ml、3合なら600mlの水を入れればOKです。水位線はあくまで参考程度にして計量しましょう。
土鍋はじめてさんにもおすすめしたい!

自宅&キャンプでごはんが格段においしく炊ける無印の「ごはん鍋」。炊飯→冷蔵保存→レンジでの温め直しまでひとつで済むので、本当に便利でした!
直火も電子レンジも、どちらも火加減不要なのが何よりラクなので「土鍋、気になってるけど使いこなせるか自信がない……」という方の土鍋デビューとしてもおすすめできます。
価格は税込7,990円なので、炊飯器を買うより安いですよ。無印の「ごはん鍋」、食欲の秋に向けてぜひチェックしてみてください!
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