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「シートは要らない」広げるだけで寝床が完成!軍向けに開発されたサヴォッタの“無骨なマット”が面白い(2ページ目)

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品切れしていた現物をようやく入手

マットにしては大柄なタイプ

マットを持つ男性

ようやく入手できた、念願の現物がこちら。ご覧の通り収納サイズはそこそこの大きさとなります。調べたらコールマンの「ツーリングドーム/ST」と同等の収納サイズでした。

サヴォッタのFDFスリーピングパッドの重さ

しかし重量はそれほどでもありません。丈夫なシート+パッドだと考えると、むしろ軽く感じられるような……。

さっそく広げてみた

マットを広げる男性

それでは広げてみましょう。両サイドのシート……これは「フラップ」と呼ばれる部位なんですが、それが内側に折り込まれる形で丸まっていました。

サヴォッタのFDFスリーピングパッドのサイズ

展開サイズはこの通り。幅の内訳はクッション部分が50cm、両サイドのフラップが25cmずつです。

ちなみに丸まっていたクセがついていて、奥の端っこはクルンと戻りがちでした。この撮影後も何度かキャンプで使いましたが、広げてしばらくは、どうしても丸まりがちな仕様です。

ゴロンと寝てみた

サヴォッタのFDFスリーピングパッドに寝る

実際に横になってみました。クッションは厚さ1.2cmのソリッドフォーム(硬質発泡素材)だそうで、硬めで必要十分な印象。ふかふか好きには物足りないと思いますが、筆者と同じような軍幕やタープ泊の愛好者なら、きっと悪くないと思う寝心地でしょう。

さて、それではディテールを見ていきます。

細部を見てみた

サヴォッタのFDFスリーピングパッドのゴム紐

収納時にバンドになっていたゴム紐は、本体に縫い付けられていました。何かと紛失しがちな、ずぼらなタイプも安心です。

サヴォッタのFDFスリーピングパッドの空気穴

クッション部には穴がひとつ。これは空気穴ですね。

丸まった状態から展開すると中のフォームが空気を吸い込むようで、撤収時に丸めるときには、ここから空気が「ぷしゅぅ~」と抜けていきました。

サヴォッタのFDFスリーピングパッドのコーティング

クッション部の素材はゴムでコーティングされているそう。滑りにくく、寝袋がずれにくいように配慮されています。それでいてスウェードのような、温かみのある風合いが好印象です。

サヴォッタのFDFスリーピングパッドのフラップ

フラップは210Dのナイロン。テント生地などと同様、サラサラの手触りです。

フラップの裏面

一方で裏側はというと、ツルツルの手触り。ポリウレタンコーティングにより防水仕様になっているようです。地面からの水気をシャットアウトしてくれるというわけですね。

マットの裏面全体

ちなみに裏返しで使っても問題ないとのこと。これなら丸まってしまうのを防止できますね。

ちなみに裏表に関して、ブランドの公式見解は「好きにしろ」的なものでした。ブランドの姿勢がすでに無骨です。

実際にキャンプで使ってみた

それでは実際にキャンプでオーバーナイトしてみましょう。幕はポーランド軍幕で、当然ながらフロアはありません。本製品を広げて敷き、無造作かつワイルドな室内となりました。

フラップの恩恵は?

フラップにスマホを置く

両サイドにフラップがあることで、小型ランタンやスマホなどを置いておくスペースに。別途シートを敷くことなく、パッドだけでこのスペースが生まれるのはありがたいですね。

シートとマットの使用感

あとは寝相によって寝袋が乱れても、地面に触れにくくなります。この日のサイトは地面が湿っていましたが、フラップのおかげで安心感があります。

シート+マットの方がもっとスペース的な余裕はできるでしょうが、「1枚のパッドを広げて敷くだけ」であることに改めて魅力を感じています。

一晩寝てみた結果…

夜間のテントサイト

それでは就寝します。どんな寝心地だったか、何か問題が発生しなかったか、正直にレポートします。

軍幕でキャンプする男性

朝が来ました。寝心地的にまったく不満はありません。石がゴロゴロしているような地面ではなかったこともあり、固めのパッドで快適に眠ることができました。

軍幕のテントサイト内

起き抜けの寝床がこちら。就寝中、寝袋はクッション上から何度もはみ出しましたが、フラップのおかげで地面との接触はありませんでした。

フラップの水はじき

裏面を見ると水滴が……。サイトは川の近くだったので、地面からは水気が立ち昇ってきていたようです。

しかしコーティングの施された防水仕様により、表面に影響が出ることはありませんでした。

石の多いサイトでも一晩寝てみた

砂利のテントサイト

こちらはまた別のキャンプで使ってみたときの画像。タープ泊だったので野宿感がにじみ出てしまいますが、それこそが望むところ。無造作で簡素な室内、いいですね。

さてこのときの地面は石ころがゴロゴロしていたのですが、そんな状況でも果敢に一泊してみました。

ゴツゴツのテントサイト

結果、寝心地的に厳しい一幕もありました。夜中に目が覚めたとき、背中へのゴツゴツが気になりましたね。

トライアルの意味があったので、あえて石ころを除去しなかったのですが、やはり敷く前に丁寧に除いてやるべきでした。いっそマットを追加してしまうのもアリですね。

「マットを追加」といえば、冬場には絶対に必要になる予感がしています。

マットの凹み

さて裏面の様子は……かなり石ころにやられていました。圧のかかった部分がしっかり凹んでいますね。しかし破れているところはなく、伸縮性により対応してくれたようです。

さすがフィンランド軍仕込み、過信は禁物ですがハードに使っても大丈夫そうです。

気になったところは?

サイズは非コンパクト

サヴォッタのFDFスリーピングパッドの収納サイズ

本製品の購入で二の足を踏むのが、やはり収納サイズだと思います。しかし一般的なフォールディングマットと比べたところ、それほどビッグサイズでもありません

とはいえ軽量コンパクトとは言い難いので、キャンプスタイルや愛車の荷室と要相談ではあります。

雨に耐えられるか…?

サヴォッタのFDFスリーピングパッド

筆者はかつてキャンプ中に強い雨に降られ、幕内の地面が水浸しになったことがあります。そのときはコットだったので寝床にダメージはなかったのですが、本製品で同程度の降雨に遭った場合、ただでは済みません。

正直なところ、悪天候になることがわかっている状況では、本製品を出動させないと思います。

無骨派にはたまらないパッド

収納状態のサヴォッタのFDFスリーピングパッド

広げるだけのパッドでありながら、両サイドにフラップのスペースが生まれる……その個性が本製品の最大の魅力です。

手早く寝床がつくれるメリットは大きいのですが、それ以上に「シートなんて必要ない」と言わんばかりの無骨な存在感に惹かれました。

筆者と同じ嗜好のキャンパー、軍幕やタープ泊の愛好者に検討してもらえたら嬉しいです。

    サヴォッタ FDFスリーピングパッド

    サイズW:(クッションの幅)50cm,(フラップ:両側+25cm)L:190 cm
    重量960g
    収納サイズ50cm×φ22cm
    パッド12mmのソリッドフォーム
    生地ナイロン210D(ポリウレタンコーティング)

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