品切れしていた現物をようやく入手
マットにしては大柄なタイプ

ようやく入手できた、念願の現物がこちら。ご覧の通り収納サイズはそこそこの大きさとなります。調べたらコールマンの「ツーリングドーム/ST」と同等の収納サイズでした。

しかし重量はそれほどでもありません。丈夫なシート+パッドだと考えると、むしろ軽く感じられるような……。
さっそく広げてみた

それでは広げてみましょう。両サイドのシート……これは「フラップ」と呼ばれる部位なんですが、それが内側に折り込まれる形で丸まっていました。

展開サイズはこの通り。幅の内訳はクッション部分が50cm、両サイドのフラップが25cmずつです。
ちなみに丸まっていたクセがついていて、奥の端っこはクルンと戻りがちでした。この撮影後も何度かキャンプで使いましたが、広げてしばらくは、どうしても丸まりがちな仕様です。
ゴロンと寝てみた

実際に横になってみました。クッションは厚さ1.2cmのソリッドフォーム(硬質発泡素材)だそうで、硬めで必要十分な印象。ふかふか好きには物足りないと思いますが、筆者と同じような軍幕やタープ泊の愛好者なら、きっと悪くないと思う寝心地でしょう。
さて、それではディテールを見ていきます。
細部を見てみた

収納時にバンドになっていたゴム紐は、本体に縫い付けられていました。何かと紛失しがちな、ずぼらなタイプも安心です。

クッション部には穴がひとつ。これは空気穴ですね。
丸まった状態から展開すると中のフォームが空気を吸い込むようで、撤収時に丸めるときには、ここから空気が「ぷしゅぅ~」と抜けていきました。

クッション部の素材はゴムでコーティングされているそう。滑りにくく、寝袋がずれにくいように配慮されています。それでいてスウェードのような、温かみのある風合いが好印象です。

フラップは210Dのナイロン。テント生地などと同様、サラサラの手触りです。

一方で裏側はというと、ツルツルの手触り。ポリウレタンコーティングにより防水仕様になっているようです。地面からの水気をシャットアウトしてくれるというわけですね。

ちなみに裏返しで使っても問題ないとのこと。これなら丸まってしまうのを防止できますね。
ちなみに裏表に関して、ブランドの公式見解は「好きにしろ」的なものでした。ブランドの姿勢がすでに無骨です。
実際にキャンプで使ってみた
それでは実際にキャンプでオーバーナイトしてみましょう。幕はポーランド軍幕で、当然ながらフロアはありません。本製品を広げて敷き、無造作かつワイルドな室内となりました。
フラップの恩恵は?

両サイドにフラップがあることで、小型ランタンやスマホなどを置いておくスペースに。別途シートを敷くことなく、パッドだけでこのスペースが生まれるのはありがたいですね。

あとは寝相によって寝袋が乱れても、地面に触れにくくなります。この日のサイトは地面が湿っていましたが、フラップのおかげで安心感があります。
シート+マットの方がもっとスペース的な余裕はできるでしょうが、「1枚のパッドを広げて敷くだけ」であることに改めて魅力を感じています。
一晩寝てみた結果…

それでは就寝します。どんな寝心地だったか、何か問題が発生しなかったか、正直にレポートします。

朝が来ました。寝心地的にまったく不満はありません。石がゴロゴロしているような地面ではなかったこともあり、固めのパッドで快適に眠ることができました。

起き抜けの寝床がこちら。就寝中、寝袋はクッション上から何度もはみ出しましたが、フラップのおかげで地面との接触はありませんでした。

裏面を見ると水滴が……。サイトは川の近くだったので、地面からは水気が立ち昇ってきていたようです。
しかしコーティングの施された防水仕様により、表面に影響が出ることはありませんでした。
石の多いサイトでも一晩寝てみた

こちらはまた別のキャンプで使ってみたときの画像。タープ泊だったので野宿感がにじみ出てしまいますが、それこそが望むところ。無造作で簡素な室内、いいですね。
さてこのときの地面は石ころがゴロゴロしていたのですが、そんな状況でも果敢に一泊してみました。

結果、寝心地的に厳しい一幕もありました。夜中に目が覚めたとき、背中へのゴツゴツが気になりましたね。
トライアルの意味があったので、あえて石ころを除去しなかったのですが、やはり敷く前に丁寧に除いてやるべきでした。いっそマットを追加してしまうのもアリですね。
「マットを追加」といえば、冬場には絶対に必要になる予感がしています。

さて裏面の様子は……かなり石ころにやられていました。圧のかかった部分がしっかり凹んでいますね。しかし破れているところはなく、伸縮性により対応してくれたようです。
さすがフィンランド軍仕込み、過信は禁物ですがハードに使っても大丈夫そうです。
気になったところは?
サイズは非コンパクト

本製品の購入で二の足を踏むのが、やはり収納サイズだと思います。しかし一般的なフォールディングマットと比べたところ、それほどビッグサイズでもありません。
とはいえ軽量コンパクトとは言い難いので、キャンプスタイルや愛車の荷室と要相談ではあります。
雨に耐えられるか…?

筆者はかつてキャンプ中に強い雨に降られ、幕内の地面が水浸しになったことがあります。そのときはコットだったので寝床にダメージはなかったのですが、本製品で同程度の降雨に遭った場合、ただでは済みません。
正直なところ、悪天候になることがわかっている状況では、本製品を出動させないと思います。
無骨派にはたまらないパッド

広げるだけのパッドでありながら、両サイドにフラップのスペースが生まれる……その個性が本製品の最大の魅力です。
手早く寝床がつくれるメリットは大きいのですが、それ以上に「シートなんて必要ない」と言わんばかりの無骨な存在感に惹かれました。
筆者と同じ嗜好のキャンパー、軍幕やタープ泊の愛好者に検討してもらえたら嬉しいです。
サヴォッタ FDFスリーピングパッド
| サイズ | W:(クッションの幅)50cm,(フラップ:両側+25cm)L:190 cm |
|---|---|
| 重量 | 960g |
| 収納サイズ | 50cm×φ22cm |
| パッド | 12mmのソリッドフォーム |
| 生地 | ナイロン210D(ポリウレタンコーティング) |



