真空断熱パネル「マヒャドボード」って?
ウレタンの4倍の断熱性能!

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商品ページを詳しく見てみると、芯材を真空状態にした「真空断熱パネル」であることは間違いなさそうです。
しかも、一般的な断熱材であるウレタンフォームの約4倍の断熱性能とのことで、これは期待値が上がります……!

さらに、外装のアルミフィルムも熱反射4層フィルムとなっていて、これ自体が断熱性・防水性・密閉性を持つのだそう。
薄型設計でかさばらない

そして、高い断熱性を持ちながら、厚さはわずか1cmほど。これなら手持ちのクーラーボックスに入れても、そこまで内部スペースを狭めませんね。
使いやすい2サイズ展開

そして、約幅30×高さ40cmの「大」と約幅20×高さ30cmの「小」の2サイズ展開なのも便利。

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例えば、天面や底面には「大」、側面には「小」といった具合に、2サイズを上手く組み合わせれば、幅広いサイズのクーラーボックスにフィットさせられそうです。
手持ちクーラーボックスに入れてみた
余剰部分を折り曲げたら…

早速、手持ちのクーラーボックスに入れてみよう……! と思ったのですが、実はこの「マヒャドボード」、内部の真空断熱パネルよりも外装のアルミフィルムが1〜2回りほど大きいんです。
余剰部分を折り曲げれば小さくなるので、フィットするクーラーボックスも増えるわけです。
商品ページにも「折り曲げ可能な範囲を除いた大きさ」について「大:20×30cm、小:14×22cm」と記載があり、折り曲げて使っても問題無さそうです。
コールマン「テイク6」

ということで、余剰部分を折り曲げる方法も取り入れつつ、手持ちのクーラーボックスに入れてみます。
まずは、ロングセラーの小さな相棒、コールマン「テイク6」。

公式サイトでは、内寸が幅23×奥行き16×高さ14cmとあったので、折り曲げサイズが約幅22×高さ14cmの「小」なら横向きに入るかと思いきや……。
全ての角が丸くなっているため、内寸はあくまで最大値だったようです。画像の通り、底面の最深部から少し浮いてしまい、1cmほど上にハミ出してしまいました。

底面に設置しようとするも、やはり角の丸みが邪魔をして浮いてしまいます。唯一可能だったのが、天面に置いて内蓋のように使う方法でした。
少なくとも、上からの熱を遮る効果はありそう……?
コールマン「テイク9」

気を取り直し、続いては「テイク6」の兄弟分として今年新登場した「テイク9」に入れてみましょう!
こちらの内寸は、幅23.5×奥行き17×高さ23cm。幅と奥行きは「テイク6」とほぼ同じに見えて、実は少し余裕のある作りで、かつ高さが9cmも上回るんです。

というわけで、 「小」を4面にぐるりと配置できてしまいました!
ただし、「テイク9」の蓋裏は、1.5cmほど内側に2〜3mm高くなった段差があり、「マヒャドボード」の上部を1.5cmほど内側へ倒すようにしないと、蓋が閉じられませんでした。

また、「テイク9」も同じく角が丸いため、底面に配置すると少し浮いてデッドスペースが生じてしまいます。
なので、現実的には側面4面のやや内側に配置するのが限界といった結果でした。
ANOBA「ブリザードソフトクーラー 25L」

最後は今回最も大きい、ANOBA「ブリザードソフトクーラー 25L」にも入れてみました。
こちらは内寸が約幅41×奥行き21×高さ30cm。ようやく「大」サイズの出番がやってきました!

結果はこの通り! 正面・底面・背面は「大」サイズが、両側面には「小」サイズがいい感じに隙間なく収まりました。
最後に天面にも入れられたので、正真正銘の6面真空断熱カスタムがコンプリート!
LOGOSの保冷剤「氷点下パック」などと組み合わせれば、真夏でもかなり頼れるソフトクーラーになりそうです。
こんな活用法もあったよ!

実はSNSで、保冷性能を高める以外の「マヒャドボード」の活用方法を発見。それは、飲料など凍らせたくない物と保冷剤の間に設置するという使い方です。
筆者もよくやりがちなのですが、LOGOS「氷点下パック」など、保冷剤自体が0℃以下となるタイプだと、直に接していた缶ビールなどが凍ってシャーベット状になってしまうときが。
そんなとき「マヒャドボード」を間に1枚仕込んでおけば、冷たさが直接伝わらないので凍結を防げるんです。
猛暑日に、断熱性能を徹底検証!
42℃の屋上で検証の準備

お待たせしました。いよいよ恐怖の絶好の検証日和が訪れたので、猛暑下でガチの断熱性能を確認していきたいと思います!
この日の外気温は正午ごろで35℃。しかも筆者宅の南向き3階ルーフバルコニーでは、残酷にも温度計は42℃を示しています……。


外へ出たくない気持ちと最高の検証環境を得た喜びとが複雑に交差しつつ、こちらの検証セットを用意。
同サイズの発泡スチロール箱2個を同じテーブルに載せ、片方にのみ「マヒャドボード」を6面に配置しています。
天面・底面・正面・背面には「大」、両側面には「小」がほぼジャストフィット。
温度計と氷を投入して検証スタート!

日当たり角度なども同じになるよう調整を終えたところで、コンビニで購入したロックアイス1kgと温度計を投入。

この温度計、SwitchBot「温湿度計 プラス」というアイテムで、専用スマホアプリで複数台同時にモニターできるという便利な機器。温度変化もグラフ化されて履歴が残ります。
なのでこの後は、途中経過確認のために蓋を開けて冷気を逃すというムダもなく、クーラーの効いた部屋で快適に待つのみなのです。 人類の叡智に感謝ですね!
1時間後の様子(左:マヒャドボードあり、右:なし)

氷と温度計を投入してから1時間後のアプリ画面がこちら。左の「温湿度計プラス 34」が「マヒャドボード」あり、右の「温湿度計プラス 05」がなし。
なんと、すでに約7℃も差が出ています。これは期待値が上がります!
3時間後の様子

*左:「温湿度計プラス 34」が「マヒャドボード」あり、右:「温湿度計プラス 05」がなし
さらに3時間経過後の様子がこちら。依然として両者には約7℃の差が保たれています。
ちなみに外気温はこの時点でいまだ34.9℃。3階屋上では45℃まで上昇しており、「マヒャドボード」ありの方は、実に外気温マイナス25℃をキープしていることになります。
6時間後の様子

*左:「温湿度計プラス 34」が「マヒャドボード」あり、右:「温湿度計プラス 05」がなし
そして、6時間経過後の結果がこちら。時刻にして18時ごろとなり、日差しがかなり弱まったために外気温は30.5℃まで、3階屋上も33℃まで下がっていました。
検証セットにもその影響が反映され、両者の差は約2.5℃にまで縮小しています。

*左:「マヒャドボード」あり、右:「マヒャドボード」なし
ということで、ここで発泡スチロール箱の蓋を開け、溶け残った氷の量を計測してみます。
結果は「マヒャドボード」ありの方は612g、なしの方は414g。残存率では約20%も差がついたことになります。
商品ページにも、保冷バッグにて30℃の環境下で6時間放置した検証結果が掲載されていましたが、氷の残存量の差は同じく約20%。ほぼ性能に相違なしと言えますね。

そしてもう1点気付いたのが、内部の結露状況の違いです。画像は「マヒャドボード」なしの発泡スチロール内部ですが、結露した水がこんなに溜まっていたんです。
「マヒャドボード」ありの方では、氷の袋の表面にわずかに水滴が確認できる程度だったので、断熱性能の差がここでも明確に出ていました。
正直、ただの発泡スチロール箱でここまで氷が溶け残るとも思っておらず、あらためて、「マヒャドボード」の断熱性能に驚きを隠せません。
これが発泡ウレタンの断熱材入りのクーラーボックスならば、格安のものでも相当な保冷性能UPを図れると実感しました。
気になったのはこんなところ
フィットするサイズが分かりづらい

スペックに違わぬ断熱性能を発揮した「マヒャドボード」。ですが、いくつか気になる点も。
外装のアルミフィルムを折り曲げてサイズ調整できる点はメリットである反面、実際にフィットするサイズが分かりにくいというデメリットでもあったんです。
というのも、このアルミフィルム、脱気の状態にかなり個体差がありまして。

その旨の注意書きも商品ページに記載があり、内部パネルの真空状態には影響がないものの、折り曲げサイズに少々差が出てしまうんです。
この個体差は届くまで分からないので、クーラーボックスの内寸が数値上はジャストでも、実際はキツくて入らないというケースが起こり得ます。
なので購入の際は、折り曲げ後のサイズ+約3〜5mmを想定することをおすすめします。
外装の耐久性が未知数

もう1点、やはり外装の折り曲げに関する部分なのですが、どこまでタイトに折り曲げていいものか、最初は若干不安に感じた筆者。
本検証中は破れたり破損することはなかったものの、タイトに折り曲げた状態での使用を頻繁に繰り返す場合、どうしても長期的な耐久性には不安が残ります。
フィットするサイズが分かりにくい点も合わせて、今後ぜひ、余剰部分がないタイプの開発に期待したいところです。
この夏も手持ちクーラーで乗り切りたい人はぜひ!

42℃という酷暑下においても、ただの発泡スチロール箱で、6時間後も氷を約6割もキープするという快挙を成し遂げた「マヒャドボード」。
その断熱性能に驚嘆すると同時に、庶民の筆者も、手持ちの格安クーラーボックスを手軽にアップグレードできるという希望の光を見出せました。
フィットするサイズが少々分かりにくいという欠点はありつつも、大小2枚をうまく組み合わせれば対応の幅はかなり広く、「この夏もなんとか手持ちのクーラーボックスで乗り切りたい……」という人の救世主となることは間違いなし。
酷暑下でもキャンプを楽しむ猛者キャンパーに、ぜひおすすめしたいアイテムです。
SEIDO 真空断熱パネル マヒャドボード(小×2枚)
| 寸法 | (小)20cm×30cm×厚み1cm 折り曲げ可能な範囲を除いた大きさ14cm×22cm |
|---|---|
| 重量 | 120g |
SEIDO 真空断熱パネル マヒャドボード (大×4枚)
| 寸法 | (大)30cm×40cm×厚み1cm 折り曲げ可能な範囲を除いた大きさ20cm×30cm |
|---|---|
| 重量 | 220g |




