記事中画像撮影:筆者
正直、夏はバックパックを背負いたくない

暑い夏は、バックパックを背負って行動すると、背中は汗でびっしょり。Tシャツも濡れて不快だし、バックパックまで湿ってしまいます。
洗わずに何度も使用していると汗のニオイが気になることも。夏ならではの、ちょっとした悩みですよね。

そんなことを考えていたときに気付いたのが、最近はキャンプ道具そのものがかなり小さく、軽くなっているということ。
「だったら、バックパックじゃなくていいんじゃないか?」……そう思って代わりになるバッグを探してみたところ、意外と良さそうだったのがヒップパック(一般的にはヒップバッグとも呼ばれる)でした。
全部入るのに背中は涼しい。ヒップパックという新ジャンル

ULキャンプギアの進化によって、昔よりも少ない荷物でキャンプが楽しめる時代になりました。
その流れもあって、僕らの周りではバックパックの代わりにヒップパックを使うスタイルを、冗談まじりに「バックパックキャンセル界隈」と呼んでいます。
荷物を軽くして、背中を風が抜ける開放感を味わいながらキャンプへ! 夏にはぴったりのスタイルなんですよね。

そんなヒップパックの中でも人気なのが、LITEWAY(ライトウェイ)の「HIP PACK ULTRA」です。
今回は、この「HIP PACK ULTRA」を実際に使ってみて、収納力や背負い心地をレビュー。「そもそもヒップパックだけでキャンプはできるのか?」という疑問についても、検証していきます。
LITEWAY(ライトウェイ) HIP PACK ULTRA
| サイズ | ベルトを含む全長:120cm |
|---|---|
| 容量 | 10L |
| 重量 | 220g |
| 素材 | Ultra200x |
ULヒップパックのディテールをチェック
容量10Lにして、重さはたったの244g

一般的にヒップパックというと財布やスマホを入れるものというイメージがありますが、この「HIP PACK ULTRA」はまったく別物。最大で約10Lまでの容量があり、貴重品のほかにも飲み物やちょっとしたキャンプ道具まで入ります。
それでいて重量は244g。10Lクラスの収納力を持ちながら、この軽さはかなり魅力的です。
生地は超最新素材の「Ultra200X」

生地に採用されているのは、薄くて軽量ながら高い強度を持つことで知られる「Ultra200X」。DCFの次世代候補とも言われ、近年ULギアの世界で注目を集めている素材です。
筆者自身、「Ultra200X」を実際に使うのは今回が初めて。触ってみると、非常に軽量でありながら頼りなさはなく、耐久性や耐水性にも期待が持てる印象でした。

メッシュ部に採用されている生地は明確な記載はないものの、ULTRAストレッチ™という非常に高い耐久性を備えたメッシュ生地。
伸縮性がありながら摩耗にも強く、汗をかきやすい夏場の使用でも快適に使えそうです。
使い勝手はどう? さっそくパッキングしてみる
ロールトップ式で、容量を調節できる

開閉部分は吹き流しのロールトップ式。容量は最大約10Lですが、荷物が少ないときはロールトップを巻き込むことで約6Lほどまでコンパクトにできます。
量に合わせてサイズを調整できるため、荷物が少なくてもバッグがクタッとせず型崩れしにくいのがうれしいポイントです。
小物の整理に便利な内ポケット付き

内部には3つの内ポケットを装備。燃料やアルコールストーブなど、細かなギアを用途別に整理して収納できます。
必要なものをすぐに取り出せるので、キャンプ中のストレスが少ないのもいいですね。
ボトルホルダー2つ装備は手厚い!

個人的にかなり気に入ったのが、左右に配置された2つのボトルホルダーです。
ウォーターボトルを2本収納するのはもちろん、片方にはハンモックやレインウェア、小物類などを入れておく使い方も便利そう。すぐに取り出したいアイテムを入れておけるので、使い勝手はかなり良好です。
夏場なら、片方にウォーターボトル、もう片方に氷を入れた魔法瓶ボトルを差しておくのもおすすめ。冷たい飲み物を長時間キープできるので、暑い季節のキャンプでは特に重宝しそうです。
フロントと背面の両方にもポケットを装備


フロントにはポケットがあり、本やガイドブックなど、すぐに取り出したいものを収納できます。これはアウトドアに限らず、コンビニやスーパーでの支払いなど日常でも便利そう!
背面ポケットにはスマホや財布など、肌身離さず持っておきたいアイテムを安心して収納できます。
「入らない」を解決する外側収納が秀逸

ボトム部分にはバンジーコード、フロントにはストラップを搭載しており、トレッキングポールなどの長物や、脱いだ衣類を外側に固定して持ち運ぶことができます。
バッグの容量を使い切って「もう入らない!」となったときでも、外付けできる余裕が残されているのは嬉しいポイントです。
パッキング完了!なんと、こんなに入りました

デイキャンプで使うアイテムをすべて詰め込んでみたところ、驚いたことに必要な装備はほぼすべて収納できました。
ハンモックをはじめ、クッカーや燃料、食料まで問題なく収納。見た目以上の収納力があり、「ヒップパックでは荷物が入らない」という先入観は大きく変わりました。
もちろん、アウトドアチェアや大型の焚き火台など、かさばる装備を入れることはできません。ただ、ULスタイルのデイキャンプであれば十分実用的。必要最低限の装備で身軽に楽しみたい人にとって、面白い選択肢になると感じました。

