首にかけて片手で着脱

本製品はストラップを利用して、シースごと首から下げることができます。これは単なる携帯手段ではなく、この位置がトングの置き場所となります。
どういうことなのか動画でご確認ください。
このように、使うときはスチャッと取り出し、使ったらカチッと戻すことができるんです。両手を使う必要はなく、片手で完結。我々を悩ませてきた「トングの置き場所」が、そもそも不要となりました。
袈裟がけにしても片手で着脱

ストラップを長めにして、袈裟がけにすることも可能。この下げ方でも着脱してみました。
さきほどの首掛けと同様、着脱は片手で完結します。首掛けと袈裟がけ、実際にやってみてしっくりきた方を選べばOKですね。

スチャッと外しやすく、カチッと固定しやすい……その秘密はシースの形状にあります。
一定の力を込めれば抜くことができて、またはめ込むこともできる、重力だけでは決して外れない……そんなバランスを追求してデザインされています。

色もオシャレでかっこよく、シースの素材は「カイデックス」、ハンドルの素材は「G10」と、それぞれナイフ界隈ではおなじみのガチな素材。さすがブッシュクラフトインク、凝りまくってますね。
それでは細部を見ていきましょう。
改めてじっくり見てみた

製品はストラップ(合皮)、シース、トング本体で構成されます。すべてを含めた総重量は約160gで、首に下げっぱなしでも大した負担にはなりません。
普通に美しいトングです

トング本体をじっくりと見てみましょう。見ての通り直置きしても先端が下に触れず、テーブルを汚さないタイプ。トングとしての大きさはいわゆる「中サイズ」で、調理にも取り分けにも対応できる、汎用性の高いサイズと言えるでしょう。
着脱ギミックに目が奪われがちですが、ハンドルも凝っているし、普通に美しいトングではないでしょうか。

金属部の先端には滑り止めのギザギザが。また全体的に丸っこく湾曲していて、剛性UPが図られています。
ストラップの長さはスマートに調節可能

ストラップは60~119cmの間で、自由に長さを調節可能。調節するための仕組みがまたスマートで、余った部分がぶらぶらすることがありません。
分解してしっかり洗える

使用中、シースには脂などで汚れたトングの先端が挿し込まれることに。しかし分解して洗えるので、清潔に使い続けることができます。
分解にはマイナスドライバーがあればOK。これはコインで代用できたら最高だったんですが、残念ながらミゾの幅的に不可でした。
着脱に技アリな革グローブも

ブッシュクラフトインクから、BBQで役立ちそうな着脱アイテムをもうひとつ。
こちらはカラビナでベルトループに吊るすことができ、かつマグネットを利用してすばやく着脱できる「クイック焚き火グローブ」。
Bush craft inc. クイック焚き火グローブ
| サイズ(mm) | 本体全長約208 カラビナ&マグネット部長さ約120 手のひら周り約265 中指長さ約95 |
|---|---|
| 重量 | 約200g / 双 |
マグネットで着脱に革命

このようにグローブとカラビナとの間にはマグネットが。マグネットとしては「強力」の範囲に入ると思いますが、そこまで大きな力が必要になることはない、絶妙な強さのマグネットです。
クレーンスケールに吊るして引っ張ったところ、1.2kg前後で引き離せました。

ベルトループにカラビナを通し、装備してみました。これで「革手袋どこいった?」問題を解決できるばかりでなく、グローブの着脱をスピーディに行えます。
どういうアクションで着脱できるのか、動画で撮影したのでご確認ください。
いかがでしょうか? 一方のグローブに対して一方の手しか必要としません。
グローブを外すときがまた感心で、なんとなくマグネットにおまかせして、あとは手を振るだけ。これなら一刻を争うBBQシーンでも、何かとすばやく対応できますね。
グローブ自体の特徴は?

グローブをよく見ると、手の甲を半分覆う程度の短さ。これによりスピーディな着脱を可能にしたようです。
ただし反面、ブロワーで炭に空気を送るときなどは火の粉に要注意ですね。着脱性を重視した結果、防御力が失われている側面があることを知っておきたいところです。

内側はレザー剥き出しではなく、布をかませています。おそらくは着脱のしやすさを実現するための処置でしょうが、結果としてソフトな感触となり、手触りは上々。
またこの布によってミトン的な効果を期待したくなりますが、あくまでも一時的な熱から手を守る程度。耐熱処理は施されていないとのことです。
実際にBBQしてみた
それでは着脱式のトングとグローブを使って、実際にBBQしてみましょう。スチャッとトングを取り出したり、ササッとグローブを装着したりと、見せ場の多いBBQになることでしょう。
この通り、リハーサルはバッチリです。どんな状況にもクイックに対応できる気がします。
肉を焼いてみた

斬新なBBQコーデをご覧ください。首にはトング、両腰から出動するグローブ、ついでにトリパスプロダクツのアルミうちわも、ベルトループに吊るしてあります。

実際に炭を熾して肉を焼いた感想としては、スピーディに着脱できる便利さもさることながら、「どこ置いたっけ?」がなくなるのが助かりましたね。
身につけている道具をまた身につける……つまりは「使ったら元の場所に戻す」が自然と徹底されました。

肉がひっついてしまって網が浮く……そんな状況でもこの通り。ササッと装着したグローブで網を押さえつつ、難なく肉を裏返すことができました。
残念ながらソロでの開催でしたが、誰かギャラリーがいてほしい、見せ場の多いBBQとなりました。

トングとしての使い心地も上々でした。先端が細めで小回りが利き、ハンドルの持ちやすさも相まってスムーズに食材を扱えます。
使い心地のいい道具に囲まれ、ソロながらテンションの上がるBBQでした。
グローブと一緒に吊るせる?

さて夏場は軽装でもあり、腰にベルトループがあるとは限りません。そこでトングのストラップにグローブも取り付けられないか、試してみました。
結果、ゴチャついてしまって快適ではなかったです。特にトングの着脱時にグローブが邪魔に……。あとグローブは位置が高いと着脱しにくいんですよね。ナイスアイデアかと思ったんですが、双方の良さを打ち消すこととなりました。まだまだ研究の余地がありそうです。
気になった点は?
そのアイデアには脱帽な着脱アイテムたちですが、細かい部分で気になったこともありました。
購入個体は細部が壊れやすかった

筆者が手にした個体は、ストラップに不具合が出ました。端っこの金具がわりとすぐ外れてしまったこと、留め具のバネが壊れてしまったこと……。あくまでもこの個体だけの話かもしれませんが、正直に報告しておきます。
とはいえ好みのカラビナやパラコードで簡単に代用できるので、「カスタムすることになった」くらいの心境です。
グローブの着脱にトップスが影響

グローブを戻す際、マグネットがトップスの布地を挟み込んでしまうことがよくありました。昨今はTシャツも大きめを着ることが多く、この現象は全国で頻発するのではないかと思います。
こうなるとマグネットは離れやすくなり、グローブを外すために手を振るとマグネットごと吹っ飛んでしまうことも……。
グローブを外すときは、いっそ両手を使ってもいいかもしれません。大して時間のロスがあるわけでなし、腰から出動させられるメリットは大きなものです。
BBQのヒーローになれる!?

本製品は、必ずしも首や肩に掛ける必要はありません。タープポールやハンガー、グリルの横っちょに吊るしてもいいし、たとえ地べたに置いてもトング自体は清潔に守られます。とにかく置き場所がない状況を克服した、ブッシュクラフトの現場から生まれたアイデア作です。

そんなブッシュクラフト生まれの実用品を、ワイワイと楽しむBBQに持ち込むのもアウトドアギアの醍醐味。今回紹介した2アイテムなら、BBQで一目置かれること間違いありません。
「スチャッと」「カチッと」「ササッと」……便利かつ見せ場の多いBBQスタイル、いかがですか?
Bush craft inc. クイックBBQトング
| サイズ(mm) | [本体]幅60,長さ240[シース]幅78,長さ180[ストラップ]最小600,最大1190 |
|---|---|
| 重量(g) | [本体]91[シース]44.5[ストラップ]25 |
| 材質 | [本体]SUS304[ハンドル]G10[シース]カイデックス[ストラップ]合皮 |
Bush craft inc. クイック焚き火グローブ
| サイズ(mm) | 本体全長約208 カラビナ&マグネット部長さ約120 手のひら周り約265 中指長さ約95 |
|---|---|
| 重量 | 約200g / 双 |



