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話題の「ステンレス保冷剤」は氷点下パック超え?ロゴス・スノーピーク・爆売れノーブランド品を比べてみた(2ページ目)

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ステンレス製のメリット

それではSNS等でささやかれている、ステンレス保冷剤の長所を見ていきましょう。ステンレスを採用することで得られるメリットは、少なくないようです。

凍結時間が短くて済む

ステンレス保冷剤は、凍結時間が短めです。説明書によるとノーブランドの方は「3~5時間以上」、スノーピークの方は「約4~8時間」とのこと。

ロゴスの倍速凍結・氷点下パックMは約18~24時間なので、キャンプ前日に慌てて冷凍庫に入れると間に合わないことが……。

ステンレス保冷剤は、ずぼらなうっかりキャンパーでも安心感があります。

薄いので扱いやすい

薄くてコンパクトなので、小さめのクーラーでもちょっとした隙間に滑り込ませることができます

またソフトクーラーはフタに保冷剤をセットできることが多いのですが、その際にも薄さが本領を発揮。内部容量への影響が軽微なものとなります(重さは少々気になります)。

耐久性が高い

容器をステンレスにすることで、経年劣化による破損リスクが低く、末永く使えるようです。氷点下パックの容器・ポリエチレンもかなり頑丈で衝撃に強いんですが、「耐久性」と言われると、さすがにステンレスに軍配があがるのかな、と思ってしまいますね。

清潔に使えそう

ステンレスは樹脂に比べて、色やニオイが移りにくい素材。それ以前にフラットな表面なのでサッと拭きやすく、清潔に保ちやすいのは確かですね。

ノーブランドの方のAmazon商品ページには、「細菌の繁殖を99.9%抑制する」なんて頼もしい表記もありました。ただしステンレス自体に抗菌作用はないので、なめらかで傷のつきにくい表面ゆえ、雑菌が付着→繁殖しにくいことをアピールしているだけかもしれません。

氷点下パックと勝負させてみた

それでは保冷力をテストしてみましょう。比較対象として氷点下パックMにも参戦してもらいました。

前述したようにボリューム的なバランスを考慮し、氷点下パック1個に対してステンレス軍団はそれぞれ2個で挑みます。木漏れ日の影響も受けるため厳密に平等ではないので、「保冷力の一例になるかな」ぐらいの検証であることをご了承ください。

まずは冷凍庫から出した直後の表面温度を。計測上のミスかもしれませんが、ノーブランドがいまいち低温ではありませんでした。ロゴスとスノーピークは頼もしい冷たさです。

2Lの水に沈めて温度変化を計測

テストは3つのトレーを使って行います。それぞれに2Lの水を入れ、保冷剤を沈めて温度の変化を計測していきます。

この日の最高気温は32℃の予報。午前9時の時点で29℃もありました。トレーに注いだ水の温度は22.9℃です。

さあ、3種の保冷剤を水に入れましょう。

氷点下パックは浮いてしまうので、急きょ鉄板を利用して無理やり沈めることに。その鉄板は常温だったので、氷点下パックにはハンデが課せられています。

10分後の水の温度は?

水に沈めてから10分後に温度を計測すると、3者ともすばらしいスタートダッシュを見せてくれました。特にスノーピークは優秀ですね。氷点下パックは出遅れたように見えますが、鉄板のハンデがあります。

2時間毎に計測した結果

その後は2時間後、4時間後、6時間後……と計測を行いました。結果は次の表の通りです。

2時間経つと氷点下パックが底力を発揮し、その後は似たような温度に。

ステンレス保冷剤が氷点下パックに大きく劣るわけではないことがわかりました。ステンレス製であるメリットを重視するならば、有用なアイテムとなり得るでしょう。

※念を押しますが厳密なテストではありません。また三者とも4時間後には息切れしている感がありますが、これは水に漬けてそのへんに置いておいた結果であり、クーラーの中でこの温度になるということではありません。

ステンレス保冷剤に事件発生…!

ノーブランド品が液漏れ

さて何度かステンレス保冷剤を使っているうち、事件が起こりました。どうもクーラーボックス内が臭うと思ったら、ノーブランド品が液漏れしていたんです。その液が臭いので、ポリ袋に入れて撮影しました。

ステンレスでニオイがつきにくいはずが、まさか自身が悪臭を放つことになるとは……。

最初はどこから漏れているのかわからなかったのですが、縦に持って振ると、中の液体が飛び出すことがわかりました。

振った後はこのように水滴が……。しかし肉眼では穴や亀裂を見つけられません。狐につままれたような心持ちです。

液体を抜いて廃棄するため、ハンマーで衝撃を与えるなどしたところ、接合部が開きました。ノーブランド品はこの接合部の処理が甘く、液漏れしたということでしょう。

ちなみにスノーピーク製はまったく液漏れしておらず、またノーブランド品のもう1個の方も無事。ノーブランド品には当たり外れがあるようです。

【結論】まだ判断しかねます

ステンレス保冷剤を使ってみた結論として、「今すぐ買うべき!」とは言えません。もし氷点下パックを使っていたら、大事に使い続けてほしいと思います。

それに「倍速凍結・氷点下パックM」の価格は、Amazonで1,200円弱(撮影時)。これは1枚のみの価格であり、2枚買っても2,400円に届きません。ノーブランドのステンレス保冷剤よりも断然リーズナブルです。

それでもステンレスに強く惹かれているなら、もしくは薄い保冷剤が必要であるなら、次の選択肢があります。

  1. 1. スノーピークの安心感を買う
    2. イチかバチかノーブランド品の当たりに賭ける
    3. リーズナブルで信頼できそうな製品の登場を待つ

(1)は品質が信頼でき、たとえ万が一液漏れしても、連絡したら交換してくれそうですよね(未確認情報ですが)。ただし2個セットで6,600円と、決して財布に優しくはありません。

そして(2)はギャンブルであり、筆者は1勝1敗でした。すると(3)に期待したいところであり、「今すぐ買うべき!」とは言えないというわけです。

とはいえステンレス保冷剤に魅力があるのは確か。画像はキャンプ中にアルミホイルを敷いて刺身の盛り合わせを移し、保冷皿として使ったときの様子です。初夏のキャンプ、冷たい日本酒と冷たい刺身の組み合わせは最高でした。

……などと言いつつもオススメはしにくい、それがステンレス保冷剤の現状です。

    ZenithLink ステンレス製保冷剤

    サイズ約116×176×13mm(H)

      スノーピーク Stainless Cooling Pack Set

      サイズ約116×176×13mm(H)
      重量約450g(一つあたり)
      仕様耐冷/耐熱温度:-35~90℃
      素材本体:ステンレス鋼/内容物:純水 95%,エタノール 5%

        ロゴス 倍速凍結・氷点下パックM

        総重量(約)600g
        サイズ(約)縦19.6×横13.8×厚さ2.6cm
        主素材[容器]ポリエチレン
        [内容物]植物性天然高分子

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