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高原の森でキャンプと音楽を楽しむ2日間。ピースフルな「ニューアコ村」を体験しよう!

2010年に始まった「New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)」は、今年で17回目の開催を迎える大自然と音楽を楽しむ人気のキャンプイベントです。

緑に囲まれた高原で響く心地よいアコースティックミュージック。音楽だけでなく、多彩なワークショップあり、サウナあり……とにかく盛りだくさん。その人気の秘密を深掘りしてみましょう。

目次

ニューアコって、どんなイベント?

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)」は、「キャンプ」の名を冠しているだけあって、入場券(2日通し券を買えばキャンプできる!)で、キャンプインして2日間滞在することが可能なイベントです。

いわゆる「野外音楽フェス」というジャンルではあるものの、キャンプもしっかり楽しめます。誰が呼び始めたのか……いつしか親しみを込めて「ニューアコ」と、呼ばれるようになりました。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

ニューアコは、毎年9月第3週目の週末あたりに群馬県みなかみ町の水上高原ホテル200のゴルフコースで開催されています。

今年の開催は、9月19日(土)と20日(日)。ちなみに、2026年は11年ぶりの本格的なシルバーウィーク5連休(9月19〜23日)となっていて、開催日はその連休始めの2日間です。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

9月後半は、暑さもようやく落ち着き始めた秋冷心地よいキャンプには最適なシーズン! 四方を山に囲まれた会場は、標高約1,000mの地。緑の芝生が見渡す限りに広がっていて白樺の木立も並びます。まさに大自然の中でのキャンプが期待できます。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

ニューアコに来た多くの人がロケーションの良さとゆったりとした雰囲気に心が解されています。都会から少し隔絶された緑に囲まれた非日常、桃源郷と言って良いかもしれません。

全員がアコースティックで演奏、その筆頭はオーガナイザー

ニューアコには、大小の音楽ステージが全部で4つあります。出演者は、国内アーティストを中心に30組ほど。出演する全てのアーティストがアコースティックセットで演奏するのがポイントです。

例えば小さめのステージだったら弾き語りで、大きいステージでも装置はささやかに。それだけに、アーティストのいつもと違った一面にお目に描かれるチャンスでもあります。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

最たることをいえば、ニューアコのオーガナイザーであるOAU(オー エー ユー。Over ground Acoustic Undergroundの略)がそれを地でいっています。

OAUは結成20年。バイオリンやパーカッションが入った6人編成のアコースティックバンドですが、OAUメンバーのうち、4人はパンクバンドBRAHMAN(ブラフマン)のメンバーでもあるのです。ニューアコでのナチュラルな装いからは黒一色に激しいパフォーマンスの彼らはまったく想像がつきません……。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

ニューアコでは大自然に合った音楽が奏でられます。モッシュが起きたり、エレキギターが激しく掻き鳴らされたりすることはありません。誰もが座ったり寝転んだりして思い思いに音楽を楽しんでいます。ニューアコがテーマとして掲げている「わらう、うたう、たべる、ねっころがる。」の風景がそのまま、そこにあります。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)
New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

それぞれのステージはどこも素朴な設えで、出演者との距離が近く感じることも特徴です。

実際、会場内をふらりと歩いている出演アーティストをよく見かけます。リハーサルそのままに本番に突入! といった流れはフェスステージあるあるですが、このニューアコでは出演者が本当にリラックスしてステージに臨んでいるようにも感じます。自分もニューアコでキャンプがしたい! と、出演をきっかけにキャンプギアを揃えたアーティストもいるほど。来場者も出演者もみんなが一緒になって楽しんでいる、そんな一体感が会場には漂っています。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

そして、会場内を演出するひとつひとつの造作物が、まるで何年も前からそこにあったかのようなあしらい。どこかの村に迷い込んだような会場の空気感です。

夜は各所がライトアップされて昼間とは違った顔を見せてくれます。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

じつはキャンプデビューに向いています!

「キャンプに興味はあるけれど、まだやったことがない」「音楽が好き」このふたつに当てはまったならば、ニューアコでのキャンプデビューをお勧めしたいです。ファミリーキャンプ、グループキャンプ、ソロキャンプ、いずれも楽しめます。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

まず、会場にいる人は全員、大自然の中で音楽と自然をじっくり味わいたい! 楽しみたい! といういわば同志。同じ目的を持って集まっているので、キャンプビギナーにはとても入りやすい雰囲気です。このマインドの部分は会場の雰囲気を生み出している理由とも言えて、かなり大きな点です。

来場者はファミリー層も多く、誰もがにこやかフレンドリー。もし、キャンプでなにか困ったことがあっても、近くのキャンパーが手を差し伸べてくれるはずです(もちろんスタッフもいます)。テント立てに苦戦しているお隣さんをお手伝いしている、なんていうのはよくあるシーン。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

ニューアコのキャンプサイトには、大きささまざま、多種多様なテントやタープが立ち並びます。中にはこだわりギアを揃えているキャンパーやおしゃれなキャンパーをちらほらと見かけます。色合いや道具使い、モノの配置などなど自分のキャンプスタイルの参考になること間違いなしです

キャンプ道具を往復便で会場に送れるサービス(※まだホームページでは詳細発表されていません)もあるので、荷物が多くなっても身軽に会場へ向かうこともできます。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)
New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

そして、食事準備の面でもハードルを下げてくれる利点があります。

一泊二日、三度の飯を全て自炊する(ニューアコのキャンプサイトでは火器利用ができます)のもなかなかに大変なこと。買い出しもしなくてはなりません。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

でも、フードエリアを利用すれば食事の心配は無用。朝食だけ自分で作って昼と夜はフードエリアを利用しよう! ということもできます。

がっつり飯からスナック、スイーツ、アルコールも充実していて飲食には不自由しません。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

さらに、焚き火が楽しめる環境であることもキャンプビギナーにはいい体験になります。昼間は暑くても高原の夜はしっかり冷え込むので、絶好の焚き火シチュエーション。会場には焚き火エリアもあるので、焚き火台を持っていなくても炎を見つめる時間が楽しめます。

自分のテントで焚き火を楽しみたい場合は、焚き火台を必ず使用します。周辺に燃えかすや灰が地面の芝生に飛ばないように注意しながら楽しみましょう。また、七輪など器自体が高温になる器具は直接地面に置くことは厳禁です(これ、意外に盲点です)。

キャンプサイトとして使う場所は、普段はゴルフ場として利用されている場所。「気持ちいい〜」と、裸足でごろごろしている芝生に黒焦げの場所があったらどうでしょうか。もちろんニューアコに限った話ではありません。

ニューアコを象徴する風景のふかふか芝生は、グリーンキーパーさんたちが丹精込めて手入れをしている賜物です。誰もが気持ちよく過ごすために心に留めておきたいことです。

滞在した場所に跡を残さない「リーブ・ノー・トレース(Leave No Trace)」の精神は、アウトドアの基本中の基本です!

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

ニューアコのキャンプサイトは、ゴルフコースの特設キャンプ場という特性から常設キャンプ場に比べると多少の不便さを感じるかもしれません。でも、本来はインフラのない場所で過ごすのがキャンプの醍醐味でもあります。

一年に一回だけ、ニューアコだけでキャンプするという人もいるとかいないとか。きっと、いい経験になるはずです。

犬連れ大歓迎、会場内はアニマルフレンドリー

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

ほとんどの野外イベントにおいてペット連れはNO GOOD。しかし、ニューアコは全エリアでペットとともに過ごすことができます。犬を連れた方を多く見かけますが、なかには猫を連れた方も!

芝生のドッグランエリアもあり、そこではリードを外して思いっきり走ることができます。フライングディスクを飛ばして楽しんでいる姿が毎年見られます。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

ゆったりとした会場であるからそこでできるペット同伴。会場をぐるりと一周まわれば(ゴルフカート用の舗装路があります)かなり歩きごたえのあるお散歩コースとなります。

ペットを飼っていないファミリーも、お子さんが初めて犬に触れていたりして、なんとも微笑ましい光景があったりします。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

ちなみに、場外駐車場から会場までの無料シャトルにもゲージに入れればペット乗車が可能とのこと。どこまでもアニマルフレンドリーです!

会場にいても、みなかみの風土が味わえる

群馬県みなかみ町といえば、全国的に有名な温泉地です。ニューアコ会場の近くにも温泉がこんこんと湧いています。「みなかみ18湯」と呼ばれ、町内には多様な源泉があります。与謝野晶子や若山牧水など著名な歌人たちも訪れた名湯です。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

毎年ニューアコ会期中には会場から温泉へのバスツアーが運行されています(予約制)。現段階でまだ詳細は発表されていませんが、天下一の大露天風呂(なんと、計470畳の広さ!)と称される宝川温泉汪泉閣への温泉バスツアーです。

また、会場内には地元みなかみ町内からの出店もあります。ニューアコ会場内いながらにして、みなかみもたっぷり味わえます。

New Acoustic Camp(ニュー・アコースティック・キャンプ)

余談ですが、日本一有名なお風呂ソングの「いい湯だな」。「ババンバ…」と、ザ・ドリフターズが歌っていましたが、じつはオリジナルは1966年のデューク・エイセス「いい湯だな」で、群馬県のご当地ソングとしてリリースされました。

オリジナルでは、♪ここは上州 水上の湯と、歌われています。♪ここはニューアコ、音楽の村〜。あなただったらどんな言葉を入れますか? ぜひ、ニューアコを体験してみてください。

開催情報

New Acoustic Camp2026
日程:2026年9月19日(土)・20日(日)
会場:水上高原リゾート200(トゥーハンドレッド)

執筆:須藤ナオミ