他の傘とも比較しつつ、使ってみた!
開いて持つとこんな感じ


それではいよいよ、実際に使ってみます!
開閉のギミックはごくシンプルで、ベルクロ式のテープを外し、透明の開閉ボタンを押しながら持ち上げるだけ。
ただし、ボタンを押すのは持ち上げ始めだけ。最後までボタンを押したままだと、開いた状態をキープするロックがかからず閉じてしまうので、注意しましょう。

*画像の人物は身長約157cm
開いて持った状態がこちら。直径103cmの生地が、体だけでなく背負ったバックパックも余裕でカバー。コンパクトな折り畳み傘ではこうはいきません。
この“普通に使えるサイズ感”と、軽さとのギャップはやはり強烈です。
しばらく歩いても腕の疲れは皆無、というか、もはや持っている感覚すら薄いという新感覚。
折り畳み傘と比較

*画像左側が「U.L.トレッキングアンブレラ」、右側が「O.D.アンブレラカーボン 60」
続いては、折りたたみ傘と比べてみました。
「U.L. トレッキングアンブレラ」が親骨が約50cm・直径が約86cmなのに対し、「O.D.アンブレラカーボン 60」は親骨が約60cm・直径が約103cm。

*画像の人物は身長約151cm
開いて置いた時点でそのサイズ差は歴然でしたが、実際に持ったところも比較。やはり、特に背面側をカバーするスペースの余裕が全く違いますね。
ただし、「U.L. トレッキングアンブレラ」は傘骨が8本の八角形。傘骨6本で六角形の「O.D.アンブレラカーボン 60」よりも多角形なので、生地の面積比ではなかなかの健闘ぶり。
普通の長傘と比較

お次は、筆者手持ちのごく一般的なサイズの長傘と比較。
どちらも親骨が約60cm・直径約103cmと、閉じたときの全長以外は同じサイズです。

*画像の人物は身長約151cm
実際に手で持ってみて、真横から見た様子もほぼ変わりません。ただし、やはり普通の長傘も傘骨が8本の八角形なので、実際に雨を防ぐ生地面積では上回ります。
けれど、軽さでは「O.D.アンブレラカーボン 60」の圧勝! 普通の長傘は約350gと、2.8倍の重さなので、持ち歩くときの疲れは全然違ってきそうです。
畳むのとにかくラクすぎる!
折り畳み傘
*動画は8倍速
O.D.アンブレラカーボン 60
「U.L. トレッキングアンブレラ」は折りたたんで巻き留めるまでに約32秒。「O.D.アンブレラカーボン 60」は約5秒。
およそ1/6という高いタイパで、とにかくたたむのが楽という長傘のメリットを、最大限に感じられる結果でした。
撥水性もチェック

自宅のホースノズルをシャワー設定にして、実際に水をかけてみたのがこちら。水滴がコロコロと丸まって転がり落ちて、撥水性能の高さも確認できました。
気になる耐風性は…?

出典:mont-bell *画像は「O.D.アンブレラ 60」
気になる耐風性ですが、残念ながら、本検証中に実際に強風の中で使う機会はなかったものの、着目したいのが傘骨の素材です。
「O.D.アンブレラ 60」には「グラスファイバー」、新モデル「O.D.アンブレラカーボン 60」には「カーボン」がそれぞれ使われていますが、素材の特徴は以下の通り。
傘骨の素材の特徴
- ⚫︎グラスファイバー:靭性=しなりや変形による衝撃吸収性に優れる素材。釣竿や傘の骨などに使われる
- ⚫︎カーボン:軽量で高剛性を誇る素材。航空宇宙業界やレーシングカーなどに使われる

出典:PIXTA
そして、傘に求められる耐風性とは、たとえ強風で裏返っても、しなって衝撃を逃し、折れずに耐えること。
となると傘骨がALLカーボンなのは、耐風性においてはやや不安が残ります。軽さと引き換えに、割り切った設計とも言えますね。
逆に親骨が6本の六角形なのは、親骨8本の八角形の傘に比べて生地の面積が少ない分、風にあおられにくいメリットがありそうです。
スリム形状が車内で使いやすい

最後は、車中での使い勝手もチェックしてみましたよ。
画像は、普通の長傘と「O.D.アンブレラカーボン 60」を、それぞれ車の助手席の足元へ立てかけたところ。後者が省スペースで邪魔にならないのが一目瞭然ですね。

後部座席の足元に寝かせても、この通り。曲がった持ち手が足に引っかかることもなく、実にスマート。車内に1本常備しておくのにも最適ですね。
万全のアフターサービスで安心!


出典:mont-bell
そしてモンベルの傘といえば、安心なのが万全のアフターサービス!
全パーツが交換可能で、万一壊れてしまっても、モンベル店舗へ持ち込むかカスタマーサービスへ送付すれば修理対応してもらえます。
破損の状態にもよりますが、傘骨の交換は1本1,400円(税込)など。修理受付から納品までにはおよそ4〜6週間かかるので、ピークを外してオフシーズンの利用がおすすめです。
モンベル「修理サービス」の詳細はこちら
欲を言えばなところは…
サッと掛けられない場所も…

長傘タイプとしては画期的な軽さとスマートさが魅力の「O.D.アンブレラカーボン 60」。ですが、欲を言えば……なところも。
1つ目は、スティック状の持ち手+ループなので、オープン形状のフック以外は吊るせない点です。
ちょっとしたときに吊るせる場所が限定されるので、カラビナなど装着できる設計だと、なお便利だな〜と感じました。
防水ケースがあるともっと便利

実は筆者、愛用中の「U.L.トレッキングアンブレラ」の付属ケースは自宅に保管中。普段は、同社の「アンブレラケース セミロング」を使っています。
その理由は、生地にはモンベル独自開発の防水素材「ハイドロプロ®」を使用し、縫い目にも同素材を用いたシーム処理が施され、高い防水性を誇るから。
このケースに入れれば、雨で濡れてもまたバッグの中へしまえるんです。また、ジャストサイズでなくセミロングサイズなら、とりあえず閉じただけの状態でも入れられるのも便利。

出典:mont-bell
そこで、「O.D.アンブレラカーボン 60」にも防水のケースがあったら、雨で濡れた後も、またバックパックのサイドポケットに差し戻せてめちゃ便利だな〜と思いまして。
そもそも普通の長傘ならケースの必要性すら感じませんが、その軽さとスマートさゆえ、折り畳み傘ライクな運用ができる本品ならではの欲張りな?思い付きです。

出典:mont-bell
調べてみたら、ありましたよ! 「O.D.アンブレラ 60」にフィットする「アンブレラケース ロング」が。もちろんこちらも防水仕様。
ただし、全長が約73cmの「O.D.アンブレラカーボン 60」は、「O.D.アンブレラ 60」より2cmほど長く、持ち手が少しはみ出しそうです。
けれど、濡れた生地部分はスッポリとカバーされるので、バックパックのサイドポケットに戻すシーンなら十分活躍してくれそう。
iPhoneより軽い長傘で、雨の日も気分上々!

親骨約60cmサイズの長傘でありながら、わずか125gとiPhoneより軽い「O.D.アンブレラカーボン 60」。
持ち手と中棒一体型のシンプルデザインも美しく、スリムかつ、全長73cmの短め設計が登山やハイクとの親和性も高め、折りたたみ傘ライクな使いやすさも実現。
耐風性にはやや不安が残るものの、「折りたたみ傘をたたむストレス」と「長傘を持ち歩くストレス」を見事に払拭。
数ある「雨の日イシュー」の中でも上位に入るであろう、複数の課題をズバッと解決するこの傘なら、雨の日も気分上々で過ごせること間違いナシです!



