燻製×脱水のコンボではどうか?
続いては気を取り直し、「ピチット」で数日脱水をしてから「薫製シート」を使って、より本格的な燻製づくりにトライ!
1|スモークサーモン

まずはサーモンの生食です。素材そのままなのはチーズなどと変わりませんが、「ピチット」で水分と生臭みを抜くことで美味しさがアップするといいんですが。
というわけで、黒コショウと塩、少量の砂糖をまんべんなくサーモンの柵に振り、「ピチット(スーパー)」で包みます。

包んだら冷蔵庫にIN。このまま丸1日ほど脱水します。その後「薫製シート」に包み直してから真空パックでさらに1日寝かせると……、

出来上がりました。全体的に身が締まり、雰囲気がだいぶ変わりました。うっすらと茶色づいてもいます。

これをスライスして、いざ実食!
口に入れると、本格的な薫香が付いて余分な水分も抜け、しっかりスモークサーモンにはなっているのですが……。
それ以上に「ピチット」で消したはずの臭みが蘇ったような、妙な味わいが奥の方に残り、筆者的には、あまり美味しいとは感じられませんでした……。
これなら「ピチット」だけでよかったかもという印象です。残念。
2|これは大正解!本格ベーコン

ゆで卵・チーズ・サーモン、いずれも筆者的には「独特の苦味・エグ味」が気になるという不本意な結果でした。
なんとかこの問題をクリアしたく、よく考えてみたところ、「加熱」の過程を経ていない点が本来の燻製とは異なることに着目。最終的に加熱して食べる「ベーコン」を作ってみることに。
本来のベーコンは、1週間以上塩漬けにした豚バラ肉を塩抜きし、さらに乾燥させて数時間燻製するという、大変な労力を要します。これが「ピチット」+「薫製シート」で時短できればめちゃくちゃありがたいのですが……!

どうせ簡単に作るのであれば味付けも簡単に、というわけで、市販の「黒瀬スパイス」をたっぷりと豚バラブロックにまぶすだけ。
これを「ピチット(レギュラー)」に包み、3日ほどシートを交換しつつ冷蔵庫で寝かせます。
3日経ったら「薫製シート」で包み直すのですが……、

ここで、より完成度を高めるために秘密兵器を投入! こちらのダイソー「食品用真空ポンプ」と「食品用真空保存袋」です。

「薫製シート」に包んだ豚バラ肉を「真空保存袋」に入れ、付属のバルブ穴から「真空ポンプ」でシュコシュコと空気を抜くと、ほぼ完全な真空状態になるんです。
これで食材との密着度も大幅アップ。

そのまま2日間寝かせた状態がこちら。おお、これはかなり期待できそう……!

切った感じも完全にベーコンですね。では、はやる気持ちを抑えて、加熱調理をしてみます。

ベーコンといえば定番なのが「ベーコンエッグ」。フライパンで加熱すると、カリカリに焼き上がりました。
この「カリカリ」が市販のベーコンではなかなか難しいのですが、今回のベーコンでは簡単にできました。いい仕上がりの証拠ですね!
実食しますと、なんとなんと! 薫香がしっかりと立ち、非常に品のある味。生食で感じた苦みや臭みは感じません。というか、普通に作ったベーコンよりも美味い。はるかに美味い!
というワケで、最終的に加熱して食べるベーコンならば、時間も労力も段違いにラクで本格派が作れるという結果となりました。大満足!
オカモト ピチット レギュラー 15枚
| サイズ | 約25×約35cm |
|---|---|
| 容量 | 15枚入り |
オカモト ピチット スーパー 18枚
| サイズ | 約25×約35cm |
|---|---|
| 容量 | 18枚入り |
気になったのはこんなところ
大判すぎて、毎回カットが手間

サイズが58×100cmと超大判なのは驚きました。毎回ハサミで切る必要があるうえ、開封後は早めに使い切ることが推奨されているのは、なんとも微妙。
この辺は海外の商品だからやむを得ない感じもありますが、小サイズの分包があれば文句なしでした。
ニオイがすぐ付く&取れない

とにかくシートの燻香が強いです。空気中に漂うだけではなく、開封直後や使用後は、指やまな板などに、汚れと合わせてニオイが付着します。
また、いったん残ったニオイは数時間は消えないので、取り扱いには注意が必要です。
ニオイが気になる人は、開封時やシートを広げてカットするときなどは、手袋をはめて換気扇の下で行うなどの対策をオススメします。
味の好みは個人差が大きいかも…

出典:Amazon
実は、ハンズ公式ストアやAmazonなどでは、「美味しくできた」というレビューが多く、特に、食材に火を入れない冷燻に最適という意見も多い「薫製シート」。
ですが少数派ながら、筆者と同じく「食材や放置時間によっては、燻油独特のエグ味が入る」という感想もあり、どうしても味の好みは個人差が大きいと思われます。
なので最初は、「生サーモン」などいきなりお値段の張る食材ではなく、ゆで卵やチーズなどの手頃な食材で試してみる、もしくは少量でベーコンを作ってみるのが良さそうです!
プラス加熱で、プロもかくやの燻製が味わえる!

いろいろと試してみた「薫製シート」ですが、薫香だけでなく、燻油独特の味も付着するため、味わいの好みは分かれるところ。
筆者個人としては「加熱調理との合わせワザがベスト」という結論に至りました。
作業自体は包んで放置という簡単さですから、面倒な燻製ポテトサラダ(ジャガイモを茹でてから燻製にする)などでも力を発揮するのではないでしょうか。何しろベーコンの完成度は驚きでした。これなら誰でもすごいベーコンが作れます。
自宅で燻製を作る環境がない、キャンプでも本格燻製に時間と労力を費やすのは面倒という人は、ぜひ、いろいろと試してみてほしいアイテムです。
DELTA TRUST 薫製シート
| サイズ | 58×100cm |
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