火を使ってないのに…どうして燃える?原因は“自然発火”
火を近づけていないのに、なぜ燃えるのか。その原因のひとつが「自然発火」です。
サラダ油などの植物油は、空気に触れることで少しずつ酸化していきます。このとき、わずかですが熱が発生すると言われています。

通常なら、その熱は空気中に逃げていくようですが、紙をクシャッと丸めていたり、ゴミ袋の中に埋もれていたり、密閉されていたりすると、熱がこもり、どんどん温度が上昇。
その結果、まれに自然発火に至るケースがあるのだとか……。
上記の東京消防庁による実験動画では、実際に煙を上げて発火する様子も公開されています。火を使っていないのに燃えるなんて、驚きですよね。
キャンプではこんなとき、とくに危険!
この自然発火、キャンプでもとくに注意したい場面があります。
注意1|アヒージョなど油を多く使う料理のとき

たとえば、油を多く使う料理をしたとき。アヒージョ、焼き肉、炒め物など、油が残りやすい料理は要注意。
キッチンペーパーに吸わせる油の量も多くなるため、発火リスクが高まりやすくなります。
注意2|ゴミ袋がパンパンに詰まっているとき

そして、ゴミ袋がパンパンのとき。油を吸った紙がほかのゴミに埋もれることで、熱が逃げにくくなる可能性があるとのこと。
注意3|クルマでゴミを持ち帰るとき

さらに、撤収後にゴミ袋をクルマへ積んで持ち帰るケースもありますよね。
とくに夏場の車内は、密閉+高温環境。条件がそろうことで、さらに危険性が高まってしまうんです。
じゃあどう捨てればいい?安全な捨て方
水にしっかり浸してから捨てる

では、どうすれば安全なのか? 東京消防庁では、油が染みた紙類は「水に浸してから捨てる」ことを推奨しています。
ポイントは、表面を軽く湿らせるだけでなく、全体にしっかり水を含ませること。
これだけで、発熱・発火のリスクを大きく減らせるそう。正直ちょっと手間ではありますが、安全のためと思えば、やっておいて損なしです。
「油ゴミ用の袋」を作っておくとラク

個人的には、ジッパー袋を用意して、油ゴミ専用袋を作っておくのもおすすめです。
あらかじめ少量の水を入れたジッパー袋をテーブルに立てておき、油ゴミが出たらそのままポイ。これなら毎回水を用意する手間がなく、処理もスムーズ!

ほかの可燃ゴミと分けて保管できますし、封をすれば水漏れしにくいため、持ち帰るときも安心。なかなか便利ですよ!
油を拭き取った紙は「濡らしてから捨てる」を習慣に

焚き火、バーナー、ランタン……キャンプって火を使うシーンが多いからこそ、火の扱いには敏感になりますよね。でも、捨てたあとのゴミまで危険が潜んでいるとは、なかなか思わないもの。
もちろんこれは日々の暮らし(自宅)でも同じこと。筆者は自宅でも油を拭き取った紙は必ず濡らしてから捨てるようになりました。
「知らなかった!」という人は、ぜひ次のキャンプから意識してみては?「面倒くさい」が「危なかった……」になる前に、ぜひ習慣化を!



