進化系スクレーパー、気になる特長4つ

まるで中華包丁や鉄板のヘラのような、ちょいと不思議なビジュアル。まずは手に取ってみて感じた特長からチェックしていきます。
【1】薄くてカーブ状の刃

先端部分を触っても、指が切れるほど鋭利ではないのでご安心を
平薄~い板状の刃先は、前面のみ斜面構造になっており、端から端まで丸みを帯びた形状になっています。
確かに、これならマルチグリドルパンにもフィットしそうですが……後ほど使ってみましょう。

刃の厚みは、約1mm。薄すぎず分厚すぎない厚みといったところ。
重量は約220gで、手で持ち上げても重さはさほど気になりませんでした。
【2】手入れしやすいステンレス

刃部分は、錆びにくくお手入れしやすい丈夫なステンレス製です。多くの調理器具に使われているステンレスは、ケアがしやすくて人気ですよね。
ギトギトのステーキ肉を切り分けたあとも、汚れがスルっと落ちたので洗い物もストレスフリーでした。

刃の表面は、傷防止・高撥水のビーズブラスト仕上げ(コーティングではない)とのことなので、大切に使えば長く愛用できるのでは……? と期待しています。
【3】ギア感満載のウッドハンドルは機能性も装備

ハンドル部分は木製(ローズウッド)で、彫りが施されたデザイン。これは、アウトドアシーンで他のギアたちとの馴染みも◎。

波型グリップは指がフィットしやすく、しっかり握ることができました。

調理中は、写真のように立てておくこともできるんです(安定感はありますが、刃にはご注意を)。
カッコいいデザインに、機能性も備わったウッドグリップ、めちゃくちゃイイ。ギアっぽさ満載のデザインは、やっぱりテンション上がります!
これ意外と使えるぞ。こんなシーンで「超便利」だった!
使っていくうちに、本来の「スクレーパー」としてはもちろん、包丁、ミートプレス、フライ返しまでこなせることが判明。見た目以上に役割が多いぞ……?
【包丁として】野菜にステーキ肉。ちゃんと切れる

一見すると、そこまで鋭利な刃物という印象はありません。でも、公式ページには「具材を押し切る」使い方が紹介されていて、「本当に切れるの?」と半信半疑だった筆者。
試しに包丁の代わりとして使ってみたところ、にんじん、玉ねぎ、ピーマンなどサクサク切ることができました!
さすがに、ピーマンの白い筋を刃先で取り除く……といった細やかな動きは難しかったですが、傾斜構造で切れやすいデザイン刃のおかげで、「切る」ことに強い力は不要でした。
切ったらそのままクッカーへ

カットした野菜は、スクレーパーの平らな刃にひょいとのせて、鍋やフライパンに運ぶこともできます。
一般的な包丁だと、手を添えてもうっかりこぼれ落ちてしまうことがありますが、これならそんな心配もありません。これは結構便利で気に入っています。自宅でもすごく使える!
お肉もちゃんと切れる

焼いたステーキ肉も切り分けることができました。厚みがある部分は少し切りにくかったですが、想像していたよりもちゃんと切れましたよ。
このほかにも、卵焼きやウインナーなどいろいろな食材を切ってみましたが、総合的に思っていたよりも切れ味がいいな、という印象です!
【ミートプレスとして】ステーキはこれ一つで完結

キャンプでよく登場する厚切りステーキ、ムラなく焼くためには、鉄板に押し付けて焼きますよね。
我が家も肉好きなので、ミートプレスをそろそろ買おうかな~なんて考えていた筆者。そんなときにこのスクレーパーを知り、試しにミートプレス代わりに使ってみたら、これがまた想像以上に便利で……!

一般的なフライ返しと比べて、ステンレス板の面積が広いおかげで、お肉をしっかりプレスすることができました。
「パックから鉄板へ運ぶ→プレスする→カットする→取り分ける」が全部できた

肉が入ったパックから温めた鉄板への移動→焼き調理中のプレス→焼きあがった肉のカット→お皿への取り分けまで、トングや菜箸を持ち変えずに、これひとつで完結できちゃいました。
これ、ステーキを焼くときのマストアイテムかも……!
【フライ返しとして】きれいにひっくり返せる

家族で大好きなお好み焼き。形を保ったまま裏返すのがちょっと難しかったりしませんか? 真ん中で割れちゃったりして……我が家ではあるある。

そこでこのスクレーパーです。面が広いのでスムーズに裏返すことができました。
焼きおにぎりとの相性もいい

焼きおにぎりにも挑戦してみたら、軽くプレスすることもできるから、米粒同士がしっかりくっついて感動……。
ひっくり返すときも、すっとすくい上げて返すことができたのがよかったです。
【食材の移動】半熟卵もしっかりキープ!崩さず取り分けできる

厚さ1mmの刃を食材の下にぺらっと差し込めて、面でしっかり支えられるので、崩れやすい半熟卵の移動もスムーズにできましたよ。
【スクレーパーとして】焦げ落としもできるけど…
そもそも「スクレーパー」とは、一般的に“削る・こそげ取る”ための道具。キャンピングムーンのスクレーパーも、焦げ付きや油汚れをこそげ取る用途でしっかり使えました。
ただし、使う調理器具によっては気をつけたいポイントも。
マルチグリドルパンで使うのはアリ?ナシ?

さて、ここまで野菜を切ったり、肉をプレスしたり、お好み焼きをひっくり返したり、使ってみるとなかなか便利なアイテムだったキャンピングムーンのスクレーパー。
公式サイトでは「バーベキューやキャンプのマルチグリドルパンでの調理にちょうどいい」と紹介されているのですが、グリドルパンユーザーさんなら気になりますよね、「表面のコーティング削っちゃわないの?」ということを……。
マルチグリドルパンで「焦げを取る・切る」はNG。傷がつきやすい

先ほど登場したステーキ肉、じつはマルチグリドルの上で切っていたんですが……

ステーキ肉の筋を切るのに刃をスライドさせたので、写真のような傷が表面についてしまいました。

そして、焦げ落としの際も、刃を表面に当てて擦ることになるため、やはりマルチグリドルパンのようなコーティング加工が施された調理器具では避けた方が無難だと思いました。
板刃はマルチグリドルパンのカーブに沿うような形をしているんですが、実際に使ってみると、コーティング剥がれの可能性があるので、自分だったら避けるかな〜。
「混ぜる・すくう・取り分ける」ならセーフ

料理を混ぜる、完成した料理をすくう・取り分けるといった使い方なら、マルチグリドルパンの表面加工に傷がつく心配はほとんどなく、想像以上に便利でしたよ!
とはいえ、おすすめは「鉄板系」

通常の調理で使うぶんにはそこまで神経質にならなくても大丈夫そうでしたが、マルチグリドルパンの上で肉をギコギコと切ったり、スクレーパーとして強い力で焦げを取ったりすると、表面コーティングがダメージを受ける可能性はありそうです。
ただ、鉄フライパンや鉄板のように表面加工のない調理器具なら、このスクレーパーの機能を100%発揮できそうですね!
ほかに気になったところは?
小さいフライパンには使いにくい

スクレーパーの大きさは、全長133mm×138mm、ハンドルの厚みは約2cm。
板状の刃はしならないしっかりとした作りなので、小さめのフライパンにはちょっと使いづらいかもしれません。

一方で、平たい鉄板や大きめの鉄フライパンとの相性は良好。このスクレーパーならではの使いやすさをしっかり実感できそうでした!
持ち運びには工夫を

収納面ですが、残念ながら専用ケースは付属していません。包丁のような形状でもないため、市販の包丁ケースなどにも収まりません。

ただ、購入時には刃部分を覆う簡易的なビニールカバーが付属していたので、筆者はそれを活用しつつ、ラージサイズのメスティンに入れて持ち運ぶ予定。

とはいえ、一般的なフライ返しのような長い柄がないぶん、全体としては意外とコンパクトなので、その点はキャンパーに嬉しいポイントかと。
フライ返し持ってくなら、このスクレーパーに

マルチグリドルパンで使うにはやや気になるところがあったものの、キャンプには普通のフライ返しを持っていくより断然便利。
とくに、ステーキを焼くときはマストアイテム。肉のパックから取り出す→プレス焼きする→(まな板で)カットする→取り分けるまで、これ一つで完結するところがサイコーにらくちんでした。

個人的には、焦げ付きや汚れを削り落とす「お掃除アイテム」としての使い方よりも、ミートプレスやフライ返しなどの「調理器具」として使うことを推したい! 意外と活躍するおもしろアイテムでしたよ。
同シリーズにはターナーや火ばさみもあったので、気になる人はぜひチェックしてみては?
キャンピングムーン スクレーパー
| サイズ | 約 138 × 28 × 133mm |
|---|---|
| 重量 | 約 220g |
| 材質 | 金属部/ステンレス304 グリップ/インドローズウッド |
キャンピングムーン ターナー MS-29
| サイズ | (約)29 x 8cm |
|---|---|
| 重量 | (約)243g |
| 材質 | ・金属部/ステンレス304 ・クリップ/インドローズウッド |
キャンピングムーン 火ばさみ BKMS-41
| サイズ | (約) 3.6cm×2.4cm×全長41.5cm(閉時) |
|---|---|
| 重量 | (約)330g |
| 材質 | 本体/ステンレス304 ハンドル/インドローズウッド 天然木製 |



