「ITADAKI」の推しポイント4つ

まずはITADAKIの構造からチェックしてみたいと思います。
ぱっと見はよくあるクッカーのように見えますが、じつは……

こんな感じで、アルミニウム製のマグ650、ステンレス製のマグ350、スペーサー、リッド、リフター、メッシュ収納袋の全6点がセットになっています。
推し1|お米が焦げない「スチーム構造」

一番の特長は、蒸気の熱でお米を炊けるスチーム構造になっていること。
大きいクッカー(マグ650)に水、小さいクッカー(マグ350)にお米を入れるのですが、スペーサーを挟むことで上下に空間が生まれ、蒸気で加熱できるしくみです。

スペーサーをのせるとこんな感じで、マグ350が引っかかるようになっています。

このスペーサーの存在が、一般的なクッカーとの大きな違い。お米の入ったクッカーには直接火が当たらないので、焦げつかないというわけです。
推し2|蒸す・温め・湯せんもOK

ITADAKIは、蒸す・温め・湯せんもできます。「ごはん専用」で終わらないところが使い勝手のいいところ。
やりかたによっては軽い炒めものもいけました! のちほど、実際に炊飯や調理をした様子をお見せします。
推し3|ガス缶も入るオールインワン収納

ITADAKIはオールインワン収納で、全部のパーツがクッカーの中におさまります。
しかも、SOTOのガス缶「CB TOUGH 125」がシンデレラフィットするんです。携行しやすいって助かる!
SOTO CB TOUGH 125
| 製品サイズ | 直径65×高さ120mm(キャップ含む) |
|---|---|
| 重量 | 約220g |
| 容量 | 125g |
推し4|約250gの軽さ

ITADAKIの総重量は約250g(公式値)で、2つのクッカーが入っているとは思えない軽さ。
さらに、満量の「CB TOUGH 125」(約220g)を一緒に入れても500g以下。ここまでコンパクトにまとまると持ち出しもラクです。

収納すると500mlペットボトルより小さくなります。
この無駄のないスタッキング&軽さ、ギア好きキャンパーには刺さりまくる……!
さっそく炊飯してみた
炊けるのは0.5~0.8合

ITADAKIで一度に炊けるのは、0.5~0.8合です。つまりソロ〜デュオ向きの設計ですね。
炊飯の手順(0.5合の場合)
1|お米(0.5合)を約1時間浸水させておく
2|マグ350に水100ml、マグ650に水350ml入れる
3|マグ650にスペーサーをセットし、マグ350、リッドをのせる
4|沸騰して蒸気が出たら、弱火で約10分加熱する(標高が高い場所・寒冷地は約15分)
5|火を止めたあと、約10分蒸らして完成

どちらのマグにも内側に計量メモリがあるので、ラクちんです。
お米はあらかじめ計って用意しておきましょう。
いざ炊飯

実際にお米をセットして、いざ調理スタート。とはいえ、やることはシンプルで、火にかけたらあとは基本的にそばにいるだけでOKです。

スペーサーをセットすることで、少しのスキマができます。ここから蒸気が漏れるようになっているようです。
着火から数分でお湯が沸騰し、蒸気がふわっと立ち上がってきました。ここで弱火に落として、そのまま10分ほど加熱します。
ポイントは、蒸気を途切れさせないこと。蒸気が出続けるくらいの火加減をキープします。
本当にこれでふっくら炊き上がるのか……と、ちょっとドキドキ。10分後に火を止めたら、さらに10分間蒸らします。フタは開けずにじっと我慢です。
いざオープン!焦がす心配をしなくていいのがとにかく最高

蒸らしの時間を終えてフタを開けてみると……見た目は合格! しっかり炊けてるごはんのように見えます!

そして気になる仕上がりですが、芯は残っておらず、全体的にふっくら。炊きムラもゼロ! めっちゃおいしい……!
直火で炊いたときにありがちな、ちょっと固い部分やべチャっと感もなく、かなり安定した仕上がりでした。

ちなみにスペーサーは、こんな感じで熱々のマグ360が持てるようになっていました。ミトンの代わりにもなるなんて、気が利いてるな〜!
0.8合でも◎

最大量の0.8合炊きもやってみましたが、こちらも問題なし。0.8合ならデュオでもシェアできそう。
ちなみに、マグ350には水約140ml、マグ650には水350mlでチャレンジしましたが、吹きこぼれることはなかったです。
炊飯のコツは、しっかり浸水すること

筆者がクッカー炊飯をするなかで感じているのが、お米にしっかり水を吸わせておくだけで、仕上がりがかなり安定するということ。
もれなくこのITADAKIも「事前に1時間の浸水」が推奨されています。

さらに、外気温が低いときや無洗米の場合は、追加で30〜60分ほど浸水させて、芯までしっかり吸水させるのがコツとのこと。
手間に感じるかもしれませんが、ここを丁寧にやっておくと、炊き上がりの差がしっかり出る印象です。
片付けはウェットティッシュ1枚で完了

お米が入っている内鍋は直接火に当たらないので、触れ込みどおり焦げつきはなし。拭き取りだけでも十分きれいになりました!
残ったお湯も活用できる

マグ650に残ったお湯は、スープやコーヒーに。これも直火炊飯にはないメリットですよね。無駄のないシステムです!
▼「水蒸気炊飯」の詳細はこちらの記事で

