実際にコットテントを使ってみた
身長180cmでも、かがまず座れるのに感動!

まずはサイズの確認から。公式サイトによると、インナーの天井高さは95cmとなっていますが、実際に座ってみると180cmの筆者でも頭が触れず、身体を丸めることなく過ごせます。これはかなり快適!
高さが低いテントで身体を丸めて過ごさないといけないのは思いのほかストレスを感じるので、普通に座れるというのは大きな評価ポイント。いくら設営が手軽でも、居住性を犠牲にはしたくないですからね。

横になってみました。長さ的にはジャストですが、寝るだけであれば窮屈というほど狭くは感じません。
幅も多少ゆとりがあって、ちょっと動いたり寝返りするのも問題なし。
マットを入れてみると…

寒い季節にコット単体で寝ると下からの冷気で底冷えしてしまうので、マットを入れられるかどうかも重要です。
そこで筆者が愛用しているニーモのマット「ローマー」を入れてみたのですが、厚さ10cmということもあり、流石に大きすぎて入りませんでした(笑)。

定番のサーマレストのクローズドセルマット「Zライトソル」であれば、ほぼジャストサイズ。他にもそれほど大きくないインフレーターマットやエアマットであれば、問題なく入りそうです。
サーマレスト Zライトソル
| サイズ | 51×183cm 厚さ:2cm |
|---|---|
| 収納時サイズ | 51×13×14cm |
| 重量 | 410g |
| R値 | 2.0 |
| 素材 | 架橋ポリエチレン |
人目を遮りつつ、涼しく過ごせそうなのが良い

フライシートを取り付けた上で前後を開けても、開放感は健在。暑いときは前後を開けて通気性を良くしたいけど、プライバシーも確保したい……そんなシーンにも対応してくれそうです。

幕内も黒で丈夫なリップストップ生地だけあり、透け感はほぼなし。インナーの天井にはフックがあり、ランタンを吊り下げられます。

フロア付近には、2ヶ所のポケットが。携帯電話やバッテリー、サングラスなど小物入れとして重宝します。
コットにも収納の工夫が光る!

ちなみに、コット側にも収納の工夫が! 小物入れとして背面に取り付けられるメッシュが付属していて……


中に入っている収納ケースはサイドにつけられるほか、枕にもなるようにベルクロがつけられています。

また、コットが入っている本体の収納ケースもサイドにつけて使用可能。このアイデア、フィールドでの使い勝手が考え抜かれていますね。

実際にキャンプをする想定で、普段使っているギアでレイアウトを組んでみました。ソロなので荷物も少なく、かなりコンパクトなサイトに仕上がっています。
あえてゆったり並べてみましたが、スペース的には3×3mもあれば充分収まりそうなぐらいスッキリしていて、これならサイト作りの負担はかなり軽減されそうです。
もうコレ、チェア要らない説すらある

さらにチェアも撤去して、コットでチェアと寝床を兼ねるスタイルにしてみました。チェアが無い以外は同じなので、これで充分キャンプできちゃいますね。
せっかく手軽さを求めるなら、このぐらいストイックなのもいいんじゃないでしょうか。姿勢が窮屈じゃないので、腰や膝に負担が来がちな中年に優しいスタイルというのもありがたいですね。

手軽に設営でき、細かい工夫や使い勝手も想像以上に良かったコットテント。今回実際に使ってみて、特に良かったと感じたところをご紹介します。
とくに良かった!3つのポイント
1|地面の凸凹や状態を気にせず設営できる

コンパクトさ故の手軽さというのは確かに感じましたが、それはコットテントに限らず小型テントであれば同様なので、そこまでメリットには感じませんでした。
最も魅力的に感じたのは、凸凹や岩など地面の状態を気にせずに設営ができるという点。ゲリラ豪雨でサイトが水没することもあるので、そういった影響を受けずに済むと言うのは、それだけで安心感に繋がります。
あとは、浮いていることで全体的に通気性が高いので結露が発生しにくく、乾きが早いというところも手軽さを後押ししてくれます。
2|思った以上に前室が広い

実際使ってみて驚いたのは、前室の広さ。前後両方使えば、ソロキャンプぐらいのギアならすべて収納できるんじゃないかというぐらいのスペースがありました。
なんだかんだギアを出しっぱなしで寝るのって不安なので、収納スペースがあるのは助かります。
3|“隠しパネル”で庇(ひさし)を作れる

ここも痛快ポイントで、じつは前後2面の開放できるドアパネルには拡張用のパネルが内蔵されています。これを展開して広い庇を作ることができるので、日除効果はバッチリ。ちょっとした雨ぐらいも、これで充分防げそうです。
跳ね上げ用のアップライトポールが、2本付属になっているのも嬉しいですね。幕が濃色で生地が厚いこともあり、幕内はけっこう暗くなり、遮光性も高く感じました。

そして、デメリットとまでは言いませんが、「こうだったら良かったのにな」というところもありました。
気になったところは…
サイズの割にはペグダウンの箇所が多い

フライシートを張る場合、最低でも8ヶ所をペグダウンする必要があり、サイズの割にはペグダウンの箇所が多め。
また、耐風性を高める狙いもあると思いますが、ペグダウンすることでコットが固定されてしまうので、せっかくなら気軽に動かせた方がもっと使い勝手が良さそうだな、と感じました。
純正以外のコットにも取り付けできるが…

「すでに持っているコットにも取り付けができたらいいな」と思う方もいるのではないでしょうか。
参考までに、筆者私物のヘリノックスのタクティカルコットにも取り付けられるか確かめてみました。

すると、取り付けることはできましたが、ヘリノックスのコットは幅68cmと細いため純正品ほどのフィット感はなく、若干ズレやすい印象。
純正ではないコットを使う場合は、テントの幅と合う幅70cmのものを選ぶと良さそうです。
凸凹も水たまりも関係なしの高床式テント、アリかも!

使い勝手という点では通常のソロ用テントとさほど変わりがありませんが、地面から浮いているというところが圧倒的に他と違うコットテント。フィールドによって地面の状態がさまざまなキャンプでは、地面の影響を受けにくいというのはかなりのアドバンテージです。
これまで未知の領域ではありましたが、ソロ用の手軽なテントをお探しの方には充分候補に入りうる機能的なテント。ぜひ選択肢の一つとして、検討してみてはいかがでしょうか。
AS2OV(アッソブ) コットテント
| サイズ | W2600 × H1340 × D2400mm |
|---|---|
| 収納時サイズ | W550 × H220 × D220mm |
| 重量 | 約3.0kg |



