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何やらすごいとの噂…モンベル「魔法の袋」が、お気に入りギアの“寿命”を延ばす新常識だった!(2ページ目)

「ドライストレージバッグ」のすごいところ3つ

1|素材がすごい!

素材のアップ

ぱっと見はありふれたビニール収納袋に見えますが、じつは水蒸気透過度の極めて低いフィルムが使われています。

ドライストレージバッグのフィルム構造
出典:モンベル

この素材の正体は、シリカ蒸着PET。簡単にいうと、湿気を通しにくくした特別なフィルムです。

ベースはペットボトルにも使われる丈夫で軽い素材「PETフィルム」で、そこにガラスの主成分で、湿気やガスを通しにくい「シリカ」を薄くコーティングすることで、水分や湿気をブロックしやすくしているんだとか。

つまり、中身を湿気から保護し、加水分解などの劣化を和らげることができる、というわけですね!

2|ジッパーにもひと工夫あり

チャック部分のアップ

ジッパーは二重構造で、しっかり密閉できる仕様。一般的なものと比べて、水蒸気の通りにくさは3分の1以下とされていて、湿気が入りにくい特長があるそう。

図にしてみると、こんな感じ。

ジッパーの構造
出典:モンベル

ジッパーを閉めると、オスとメスがしっかり噛み合ってピタッと密着しているのがわかりますよね。

ジッパーのアップ

さらに内側にも別のシールが効いていて、二重で密閉してくれるしくみです。

3|吸湿力7倍!乾燥剤も特殊

ドライストレージバッグの乾燥剤
乾燥剤が1つ付いています

さらに付属の乾燥剤を入れると、湿気対策はさらにパワーアップ。

しかもこれ、一般的なシリカゲルの約7倍の吸湿力があるらしく、かなり強力です。

乾燥剤の特長
出典:モンベル

中身は「無水塩化カルシウム」という素材で、シリカゲルよりも吸湿スピードが速いのもポイント。

ドライストレージバッグに乾燥剤を入れてある

しっかり湿気を吸ってくれるとなれば、保管時の安心感がぐっと高まりますね。

どんなアイテムが入る? こんなときに便利

ドライストレージバッグの使用方法

使いかたは至ってシンプル。専用の乾燥剤と一緒にアイテムを入れて、空気を抜いて口を閉じるだけ。

このとき、汚れを落とし、乾燥させた状態で入れるのがポイントです。湿気から保護するための保管用バッグなので、濡れた状態の製品を乾かすことはできないのでご留意を。

ドライストレージバッグのサイズ

ドライストレージバッグのサイズ展開は、SとM。それぞれにどんなアイテムが入るのか、試してみました!

化繊テント→Sサイズ◎

ドライストレージバッグSに山岳テントを入れている
化繊素材の2人用テント

まずはSサイズに、2人用の山岳テントを収納してみました。ポールまで含めて、すべてのパーツがすっぽり収まりました!

マチが20cmあるので、見た目以上に収納力があるな〜という印象。

コンパクトなテントとはいえ、それなりに高価なギアですから、できるだけ長く使いたいところ。

冒頭で見せたようなシームテープの加水分解を遠ざけるためにも、オフシーズンはドライストレージバッグに入れて、しっかり保管したいものです。

TC素材のタープ→Sサイズ◎

ドライストレージバッグSにTC素材のタープを入れている
TC素材のタープ

同じくSサイズには、一般的なサイズのTCタープも入りました。

カビが発生しやすいコットン系の幕ものにも、ドライストレージバッグとの相性は◎。

TC素材のワンポールテント→Mサイズ◎

ワンポールテントを設営してある様子
TC素材のワンポールテント

コットン系素材といえば、大型テントもありますよね。筆者もTC素材のワンポールテントをファミキャンで使っていますが、これ、ちゃんと乾燥をキープしたまま保管しないと、次のシーズンに開けてみたらカビが……なんてことにもなりかねません。

畳んだワンポールテントとドライストレージバッグM

ボリュームのあるTC素材、Mサイズに入れてみると……

ドライストレージバッグMにTC素材のワンポールテントを収納
ポールまでは入りませんでした

ギリギリ入った… ボリュームのあるTC素材ですが、畳み方を工夫することで、ボトムスも一緒に収納できちゃいました。

TC素材好きとしては、大型テントが収納しておけるのはかなりアツい……!

大型のバックパック→Mサイズ◎

ドライストレージバッグMと登山リュック
大型バックパック

バックパックはどうでしょうか? 本格的なモデルにはシームテープやPUコーティングが採用されていることも多く、これらは加水分解による劣化が起きやすい部分なので、ドライストレージバッグでの保管にももってこい。

ドライストレージバッグMと大型のバックパックを入れている

横向きにして入れたら、大型のバックパックもすっぽりおさまりました。

防水性のウェア→Sサイズ◎

ドライストレージバッグSに防水性のウェア上下を入れている
スノーウェア上下

シームテープといえば、防水性のアウターなどにも使われているもの。

レインウェアは余裕で入りますし、かさばるスノーウェアも上下セットでおさまり良好でした!

革靴→Sサイズ◎

ドライストレージバッグSに革靴を入れている
革製のブーツ

もちろん、アウトドア製品以外を入れてもOKです。たとえば革靴。湿気に弱くデリケートな素材なので、そういったアイテムの保管にもよさそうですよ。

靴・服の衣替えシーズンにぜひ導入してみては?

モンベルの“中の人”はこんな使いかたをしてるらしい

モンベルの看板
出典:PIXTA

正直、筆者は使いはじめたばかりなので、効果のほどはまだわかりません

そこでモンベルの中の人に「どんなアイテムを保管してる?」「その効果は?」など、気になることを聞いてみました。

登山靴の保管に

ドライストレージバッグSに登山靴を入れている
画像は筆者が再現したもの

ドライストレージバッグに入れていなかった登山靴は、湿気などが原因でウレタンが剥がれてしまいました。一方で、ドライストレージバッグに入れていたものは、加水分解があまり進行していないのか、外観の変化も少なく感じています

登山靴のソールも、加水分解による劣化が起きやすいパーツのひとつ。オフシーズンの保管場所として、ドライストレージバッグを愛用しているとのこと。

カメラの防湿ケースに

ドライストレージバッグをカメラの防湿ケースにしている
画像は筆者が再現したもの

ほかにも、カメラの防湿ケース代わりに使っているというお話も。

カメラ専用の防湿庫は高いし、使わないときは邪魔になってしまうのですが、ドライストレージバッグなら使用しないときはコンパクトになりますし、カメラのケアにも相性がいいです。2年ほど使っていますが、湿気を防げている手応えがありますね

筆者も、数年後に期待!

このドライストレージバッグが発売されたのが2024年。モンベルのかたは発売されてから2年ほど使うなかで「目に見えた劣化は感じていない」「湿気を防げている」とのことだったので、筆者もその効果を期待しています!

気になったところは…

パーツの紛失に注意

袋とじのパーツを持っている

袋の口を閉じるときに使う、この白いパーツ。取り外し式なんですが……筆者、さっそくひとつ行方不明に。あると断然便利なので、外したときはなくさないようご注意を。

いろいろ試した結果…テントを入れることに

日付記入済みのドライストレージバッグSとM

というわけで、筆者はSサイズに化繊素材のソロテントを、MサイズにはTC素材のワンポールテントを収納することで一旦は着地。

ただ、防水ウェアのシーム剥がれも阻止したいので……追加購入を検討中。

ドライストレージバッグ用の乾燥剤

なお、付属の乾燥剤は1年で入れ替えるのが目安で、中身が弾力のある状態になったら新しいものに替え時とのこと。乾燥剤だけも買えるので、ランニングコストがいいのも嬉しいところ。

大切なギアを長く使いたいかた、筆者のようにシームテープ剥がれに泣かされた経験のあるかた……ぜひ試してみては?

モンベル「ドライストレージバッグ」の詳細はこちら

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