構造をチェック

Mを使って構造を見ていきましょう。本製品は3つのパーツで成り立っており、素材はすべてプラスチックです。

こちらが外側のボックス。大きめの弁当箱というかタッパーのような感じですね。

そして内側に入る網かご。濡れたものを放り込んでも、水気を切ってくれるパーツです。

網かごの底面は多少浮くようになっていて、落ちた水に内容物が浸り続けることはありません。

最後に、フタ。4辺すべてにバックルがあり、「ガッチリ閉めるぞ!」といったヤル気に満ちあふれています。

3つを重ねて閉めました。バックルは固めで、かなりしっかりと密封される感じ。
しかしメーカーによると完全防水ではないとのこと。商品に同封されていた印刷物に記載がありました。のちほど防水っぷりをテストしてみましょう。
MとLはスタック可能

Lサイズのなかには、Mサイズがちょうどよく納まります。使わないときに2つのケースをコンパクトにしまっておけるのはもちろん、Mサイズの方にお風呂セットを入れておき、Lサイズは現地で何かに使う……なんてことも可能ですね。
キャンプでどんなふうに使えるか

2サイズともキャンプ場に持って行ってみました。サイトに置いてみると、なんだか妙にしっくりきます。筆者はミリタリー風味が好きでオリーブドラブのキャンプ用品を多く使っているのですが、本製品は見事に馴染みました。
さあそれではキャンパーが使うことを想定して、キャンプでどんなふうに活躍しそうか探っていきましょう。
まずはお風呂セットに

まずは当初の目的であるお風呂セットを入れてみました。Mサイズの底にはフェイスタオル、Lサイズにはフェイスタオル+小さめのバスタオルまで入っています。タオルを省けばシャンプーなどがもっともっと入りました。
サイズ的に筆者にはMで充分ですね。Lには贅沢にいろいろと入るものの、キャンプ帰りに入浴施設に持っていくには少々億劫なボリュームだと感じました。
Lサイズは銭湯に湯桶を持参するようなイメージに近いです。
食器洗いセットに

食器洗いセットの持ち運びにも適していると思います。朝の撤収時に濡れたスポンジを完全乾燥させるのは難しいので、ひとまず密封して持ち帰り、家で乾かすことができます。
また万が一洗剤が漏れ出しても、他の荷物に迷惑をかけずに済みますね。

Lの方をバスケットにしてもよさそうです。外箱に汚れた食器を放り込み、洗ったら網かごに入れておく、と。これなら本製品2サイズをスタックして持って行くメソッドも使えます。
ただし食器はかさばるので、ファミリーやグループだとLサイズでも物足りないかもしれません。
水濡れを避けたい収納に
本製品は濡れたものを封じ込めるだけでなく、濡らしたくないものを水から守る用途にも有効です。ということで水気をシャットアウトしたいものを入れてみました。

まずは炎関係。Mサイズには火熾しギアやアルスト類が気持ちよく入りました。モーラナイフのエルドリスも入っています。Lサイズの方は、Mの内容物に加えてCB缶とシングルバーナーも。
こうして見ると水に弱いものはそれほど多くもないのですが、同ジャンルのギアを整頓しつつ防水もできるのは嬉しいですね。

続いて調味料をMサイズに、電気関係をLサイズに。Lの底には8インチのタブレットも入っています。いずれも水濡れを避けたいジャンルなので、本製品への収納にピッタリ。
ちなみにこういった用途では網かごが不要に思えますが、衝撃吸収の役割が期待できました。
防水性能はどの程度?
さて記事の前の方で「メーカーによると本製品は完全防水ではない」と述べました。しかしフタの強固さからすると、防水性能はかなりのものではないかと……。そこで実際に水をぶっかけるなどしてテストしてみました。
外側からの水攻めでは……

じゃぶじゃぶと水をかけてみました。「フタの上から水がかかるぶんには、まるで問題ないだろうな」と想像したとおり、内部は完全に無傷。証拠画像は省きます。

そこでフタと外箱の接合部を狙い、執拗に水をかけ続けました。
全方向から計5~6Lほどの水を浴びせ、フタを開けてみると……

見てください。一滴たりとも侵入できていませんでした。

バックル部分には水滴が付着していましたが、ここはボックス外なので当然です。
たとえキャンプ中に延々と雨にうたれ続けても、内部は水から守られるでしょう。おそらくケルヒャーとかで接合部を攻めても、同じ結果になると予想しています。
中に水を入れて振ってみた

今度は逆に内部に水を入れて、漏れ出さないかテストします。容量の半分ほどの水をためてフタをし、じゃぶじゃぶと振ってみました。
90秒ほど振り続けたものの、結果はこの通り。一滴たりとも水が漏洩していません。

フタを開けてみると、さきほどのテストとは裏腹にバックルが無傷。水はボックス内から出ることができませんでした。
完全防水に近いのでは?

フタをよくよく見ると、縁にゴムが仕込まれていました。このゴムがギュギュッと押し付けられるように、4つものバックルで固定されるわけですから、水が通過できないのは必然と言えるでしょう。
「メーカーは完全防水とは謳っていないが、完全防水としか思えない」……これが筆者の感想です。
要注意ポイント
使用する上で気になったこと、気をつけないといけないこともあったので、正直にレポートしておきます。

強力な防水性と引き換えに、バックルはけっこう固めです。筆者はけっして非力な方ではありませんが、寒さで手がかじかんでいるときに苦労する一幕がありました。頻繁に出し入れするものの収納には向いていません。

本製品は水に強いプラスチック製ですが、濡れたあとはしっかり乾かしてあげないと、ニオイが付くようです。SNSでは「シャンプーのニオイが取れない」という体験談がありました。
持っておいて損はないアイテム

なるほどSNSで話題になるだけあって、本製品はお風呂セットを入れるのに「最強」と言っていい仕様でした。無骨なミリタリーテイストと、「お風呂セット」という柔和な響きとのギャップも魅力的です。

濡れたものを入れる、あるいは濡らしたくないものを入れる用途において実力は十二分ですから、お風呂セットに限らず活躍するでしょう。
Lサイズでも1,000円を切る価格なので、使い道が思い浮かんだなら買って損はありません。
「もうちょっと高くても売れただろうな」と思ってしまうヒット商品、戦人の防水ロックケースを紹介しました。
戦人 防水ロックケース M
| 本体 | 縦15×横22×高さ8.5cm |
|---|---|
| 水切りバスケットの内径 | 縦13×横19×高さ7cm |
戦人 防水ロックケース L
| 本体 | 縦19×横28×高さ11cm |
|---|---|
| 水切りバスケットの内径 | 縦17×横24×高さ9cm |



