【調べてみた】なぜ、シンクロウェザーは優秀なのか?

シンクロウェザーが優秀なのは分かった。ではなぜ優秀なのか? 調べてみました。 性能の背景を理解すれば、より安心できるというものです。
温度に応じてゴムが変化する

出典:ダンロップ
まず、「シンクロウェザー」の最大の特徴が、温度に応じてゴムの性質が変化するという点。
一般的な夏用タイヤは、気温が下がるとゴムが硬くなり、路面への追従性が落ちがちです。一方、このタイヤは、低温時でもゴムが硬くなりにくい特殊ポリマーが使われています。
路面の温度に合わせて、グリップ力をキープする。だからこそ、雪道や凍結路でも安全に走れたわけですね。
ちなみに、この性能をダンロップ公式は「温度スイッチ」と呼んでいます。
水に反応して柔らかくなる

出典:ダンロップ
もうひとつの特徴が、水に触れたときだけゴムが柔らかくなるという点。
雨や雪がタイヤに触れると、接地面のゴムが一時的にしなやかになり、路面への密着性が高まる仕組みです。
逆に乾いた路面では剛性感が戻り、夏タイヤのような走り心地を実現しています。
ウェット路面でも違和感なく走れたのは、こうした仕組みが効いているからこそ。この性能は「水スイッチ」と呼ばれています。
導入後に感じた3つのメリット
悩む時間が減る

「今年はタイヤを変えるか?このまま行けるか?」。その悩みがなくなったのが、いちばん大きなメリットかもしれません。
今まで冬になると、「道志道 雪 2月」とか「山中湖 凍結」と検索していましたが、その時間も不要に。
行き先を決めるときの心理的ハードルが下がるだけで、冬のキャンプがずいぶん楽になりました。
トータルのコスパは良い

タイヤ単体の価格だけを見ると、「シンクロウェザー」は正直安くありません。
筆者のトヨタ・アクアに装着したサイズでは、4本で約8万円前後。なかなか勇気のいる金額です。
ただ、夏タイヤ+スタッドレスを購入するよりは、安くなるケースが多いです。
プラスして、履き替えの手間と工賃がかからないため、最初の出費さえ乗り越えてしまえば、トータルのコスパは良くなります。
筆者は、夏タイヤとスタッドレスがちょうど寿命を迎えたタイミングで、「シンクロウェザー」に一本化しました。
玄関が広くなった

玄関スペースの半分以上を占領していたスタッドレスタイヤ
家族からは、これが一番喜ばれました笑。ガレージがある家ならいざ知らず、タイヤの保管場所を確保するのはなかなか大変です。
タイヤ4本分の置き場がなくなるだけで、圧迫感が一気に減る。「玄関広くなったね!」と言われたことが、地味ながらも、導入して良かったと一番思った瞬間でした。
使ってわかった注意点
燃費には影響あるかも

左:シンクロウェザー、右:これまで使っていた夏タイヤ
正確な数値を計測したわけではありませんが、体感としては、夏タイヤから「シンクロウェザー」に履き替えて以降、燃費が5%前後落ちたかな、という印象があります。
もともと装着していた夏タイヤが、いわゆるエコタイヤだったことも、この差に影響しているかもしれません。
また、今回は冬の期間での使用。夏タイヤは気温が下がるとゴムが硬くなり、転がり抵抗が小さくなるため、結果的に燃費が良く出ていた可能性も考えられます。
そうした条件を踏まえると、燃費低下は「想定の範囲内」。タイヤの交換工賃が浮くのであれば、十分に元が取れるガソリン代です。
豪雪地帯に滞在するならスタッドレスを

最後に、「じゃあスタッドレスはいらないの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
メーカー公式ページでも「過酷な積雪・凍結路面を走行される際は、WINTER MAXX 03の装着を推奨します」との一文が。
制動距離の指数を見ても、豪雪地帯や積雪・凍結が常態化しているエリアを日常的に走るのであれば、スタッドレスの方が優れているのは確かです。
それぞれの特性と使用シーンを理解して、判断するのが良さそうです。
※WINTER MAXX 03:ダンロップの最新スタッドレスタイヤ
オールシーズンタイヤ、アリかも!

雪中キャンプはしないけど、冬の山道は少し不安。そんなキャンパーにとって、「シンクロウェザー」はかなり現実的な選択肢でした。
雪や凍結だけでなく、普段の道でも違和感なく使えて、履き替えや保管の手間から解放されるのは想像以上にラク。
「年に数回のためにスタッドレスを用意する」生活からは、一歩抜け出せます。
冬タイヤ問題、オールシーズンという選択、アリかもしれません。
ダンロップの公式ページはこちら



