ランチにパスタを作る

まずは、設営直後の昼ごはんに最適な簡単料理といえばパスタ。
とりあえず「ガス火調理」をするため、「なべプレート」をイワタニ「フー・BO EX」に乗せて使用します。まあ感覚的には単なる鍋ですな。

「なべプレート」には1.5L程度の水を沸騰させていますが、適度な深さがあるので、パスタは折らずに茹でられます。単に小さいだけではないこの形状は、本当にソロ向きです!
レトルトのパスタソースも一緒に湯煎するべく、消毒済みジップロックで封をしてドボン。

湯切り穴は「ふた」の両サイドに大小2種ありますが、穴の小さい方がパスタ向きです。ざるが不要なのは、やはりキャンプではかなり便利ですね。

しかもですよ。お湯だけ捨てられるということは、茹で上がったパスタをそのまま「なべプレート」内で調理できるワケです。
この中でパスタソースを「和える」と食器も不要だし、ペペロンチーノのような「炒める」調理も1つの鍋で続けて行えます。いやこれ、他にこんなことできるギア今までなかったよね……。
夜はしっぽり1人鍋をつつく

ここからはいよいよ、電気調理器としての真価を試しましょう。冬場、夜は幕内に籠るので、一酸化炭素発生リスクがないのがありがたい。車中泊でも便利ですし。
ポータブル電源はBLUETTI「AORA80」をチョイス。容量は768Whながら出力は1,000Wあるモデルです。
どちらも、ユニフレーム「焚火テーブルラージ」にすんなり乗りました。

撮影時は年明け直後ということで、ここはすき焼き一択。深さがあると鍋の中のレイアウトも簡単! 吹きこぼれもまず心配なさそうです。では実際に調理してみますと……、

なんとなんと、たったの10分かからずバッチリ「煮込み」が完了! とにかく加熱が早く、ガスでも使っているのかと思うほどのスピード感でした。
さらに、安全のためのサーモスタットが効いており、定期的にヒーターが停止。そのため電力消費もさほど深刻ではなく、フルパワー設定でもポタ電の残量は余裕の79%。
これなら就寝時の電気毛布などとも兼用で使えそうですね。
朝は蒸し調理で時短

朝は「蒸す」を試してみます。
「なべプレート」を「本体」にセットし、水を100mlほど入れてから「蒸し皿」を使って肉まん・卵・ブロッコリーを一気に蒸し調理します。
品数のバランスも良いのに余分な洗い物も出ず、この手軽さはすばらしいですね~。

蒸し料理は火力調整も不要だし、朝の忙しい時間帯にも最適。約9~10分でご覧の仕上がりです! 卵は10分で完全な固ゆで。9分で半熟気味というところ。
翌朝もポタ電の電力が残っていれば「本体」のヒーターを、電力不足ならガスコンロを使えば良し。この辺のチョイスの柔軟性も、キャンパーにはうれしいポイントですね。
家ではどう活用しよう?
串揚げが良さそう!

卓上でいろいろ調理できるのは、家でも便利です。とはいえ、3人家族の筆者宅では、鍋物をするにはちょっとサイズが小さめです。
10役のどの調理が家族向きか考えてみたところ、串揚げが良さそう。
ヒーター本体が230℃まで上がるスペックなので、冷凍の串カツをどんどん揚げていきます。

ちょっとずつ(最大で5~6本詰め込みました)しか揚げられないのは少し工夫がいりますが、美味しく揚がるのは間違いないです。深底形状なので油はねも少なめですし。
強いていうと、バットや油切りは自分で用意しないといけないので、この点は注意です。
ついでに「炊飯」も試したが…

ついでに「炊飯」にもトライ。30分ほど米を浸水させれば、十分美味しく炊けました! 画像は1合を10分炊いて少し蒸らした状態。少しおこげができています。
ただ、フツウに鍋で炊飯するのと同様、適切な加熱時間や温度調節の判断は自分次第。蓋がガラス製なので、中の様子を見ながらコツを掴むといいですね。
また、このまま「保温」もできるのが便利。ニトリのホームページでは、この「保温」機能をチーズフォンデュに活用する方法が紹介されていましたよ。
気になった点は…
説明書がざっくりすぎる

「10役使える」が触れ込みですが、10役それぞれの具体的な実践方法の記載がマニュアルに無いのは、料理初心者向けとは言い難い気がします。
特に「炊飯」に関してなど、鍋で炊いた経験がない人にはかなりハードルが高そう。できれば、活用法をまとめたレシピブック的な物が欲しいところですね。
ヒーター部がいつまでも冷めない!

「本体」底面の防熱対策はかなりしっかりしており、調理後にテーブル天板を触っても、まったく熱くなっていませんでした。
一方で、ヒーター部分はいつまでも温度が下がらず。この日、気温は10℃以下で風もあったのに、15分放置してもまだ触れないレベルの熱さ……。
よく言えば蓄熱性が高いのですが、朝の撤収時など、急いでいるときには少々困り物。また、火傷にも十分注意が必要です。
ソロに最適。高コスパのマストバイアイテム!

10役を効率良くこなすのに、よく考えられた形状や機能性など、さすがのニトリ。5,000円以下とは思えぬ実力派ギアだった「1台10役 マルチ調理ポット」。
電気でもガスでも使えるハイブリッド仕様に加え、収納性も高く、10種のマルチな調理対応は猛烈にソロキャンパー向けと言えるでしょう。
「何を作るか決めていない」なんてときも、これとポタ電さえあれば、たいがいのものは幕内で作れてしまいます。料理好きソロキャンパーなら断然マストバイな、大当たりのギアでした!
ニトリ 1台10役 マルチ調理ポット
| 外形寸法 | (約)幅 259×奥行215×高さ212mm |
|---|---|
| 収納寸法 | (約)幅 259×奥行215×高さ139mm |
| 電源コード | 1.2m |
| 重量 | 1.8kg(ふた、本体、なべプレート、含む) |
| 定格電圧 | AC 100V 50/60Hz |
| 定格消費電力 | 1,000W |
| 温度調節範囲 | 保温~230℃ |
| ヒーター | シーズヒーター |
| 安全装置 | 温度ヒューズ 216℃ |
| 材質 | フェノール樹脂、アルミニウム合金 |
| セット内容 | ふた、本体、なべプレート、蒸し皿 |
| カラー | ブラック、ホワイト |




