使いかたその1|調理用カセットこんろとして

では、イザまるの使いかたをひとつずつ掘り下げてみましょう。
まずはカセットこんろとして実際に使いながらポイントをまとめました。
使える鍋はミニサイズがメイン

使用できる鍋の大きさ(カセットこんろの場合)
- 鍋底直径11cm以上、20cm以下
- 総重量5kg以下(食品を含む重さ)
イザまるに使用できるクッカーは、鍋底20cm以下とのこと。試しにいろいろな調理器具をのせてみると……

スノーピークのトラメジーノはギリギリ使用可能で、シートゥーサミットの折りたたみケトルや、マルチグリドルソロもOK。
そしてhimeの土鍋スキレットソロ、ティファールのソースパン(ミニ鍋)も適応内でした。

一方で、わが家にある鍋やフライパンは鍋底20cm以上のものが多く、使用できないものがほとんどでした。
イザまるは防災(非常時)を意識しているだけあって、一般的なカセットこんろ・家庭用ガスこんろより小さく、使える調理器具も比較的小さめです。
人によってはここがネックに感じるポイントかもしれません……が!
純正品が豊富

これらのカセットフー専用アクセサリーが使えるので、持っていれば調理の幅はかなり広がりそう。しかも意外とお手頃価格で、2,000円から買えるところも◎。
*カセットフー専用アクセサリーの適合表はこちらから
イワタニ ジュニア焼肉プレート CB-A-YPJ
| サイズ(約) | 本体:直径21.5×高さ4.3cm プレート:直径21.5cm |
|---|---|
| 重量(約) | 520g |
| 材料 | 水受皿:スチール(フッ素樹脂加工) プレート:アルミダイカスト(フッ素樹脂加工) |
イワタニ ジュニアマルチプレート ガラス蓋付 CB-A-MPJ
| 本体サイズ | 103×258×218mm |
|---|---|
| 重量 | 875g |
| 材質 | ・プレート本体:アルミダイガスト ・内側:フッ素樹脂加工 ・外側:焼付塗装 ・蓋のつまみ:フェノール樹脂 ・パッキン:シリコン樹脂 |
卓上向きの”ちょうどいい“火力

気になるイザまるの火力は、約1.4kW(約 1,200kcal/h)とのこと。
タフまるが約3.3kW、一般的な家庭用ガスコンロが2.5〜3.0kW前後であることを踏まえると、火力はやや低め。ですが、強火で一気に仕上げる料理じゃなければ問題なし。
湯沸かしはもちろん、パンや餅を焼いたり、スープ、煮込み料理を作ったりするぶんには十分な火力です。

試しにお湯を沸かしてみたところ、中火5分で82℃、約8分で沸騰。体感としても、実用十分!
火力調整しやすい

点火の際は、つまみをONの方向にひねるだけ。線が3本書いてあり、これが火力の強さの目安になっています。
1〜2人分の調理に◎

イザまるはこんろ自体がコンパクトかつ、のせられる鍋が比較的小さいものに限られるため、1〜2人分の食事や、サイドメニュー、湯沸かし、湯せん調理にぴったりです。
筆者の場合、防災用の火器としてはもちろんですが、普段もミニサイズのカセットこんろとして、子どもと一緒にホットケーキを焼いたり、餅を焼いたり、休日の朝ごはんを卓上で楽しんでいます!
使いかたその2|屋内ストーブとして

イザまるのもう一つの使いかたは「ストーブ」です。筆者がイザまるを買った一番の理由は、停電してしまったときなど、「最低限の暖房としてそなえておける」のがいいなと思ったから。はたしてその実力はいかほどでしょうか?
7度のさむ〜い部屋でいざ点火
まずは筆者宅の一室(木造戸建て/8畳)で、カセットガスストーブとして使ってみました。
点火前の室温は7度。この部屋は暖房を入れないととても寒いのですが……。

点火後はじわじわとではありますが、少しずつ温度は上がり、15分後の卓上の温度は7度→10度に。さらに30分後には14度まで上昇。
時間をかけてではありますが、スタートの倍、暖かくなりました。非常時にはあるだけで全然助かります……。

あくまで卓上での温度変化ではありますが、イザまるの近くにいるとほんのりとした暖かさを感じます。近くにいるとじんわり温まる感じです。
【注意】ストーブユニットを最初に火入れするときだけ、だいぶ臭いニオイが出ていたので、初回は窓全開をおすすめします
広い部屋だとどうなる…?

もっと広い部屋でも試してみましたが、30分後の卓上温度は+3度。やはり空間が広いからか、先ほどよりは暖かくならないという結果に。
暖房目安は4畳〜5畳

公式サイトでは暖房の目安として、「木造戸建住宅で4畳」「コンクリート集合住宅で5畳程度」と記載されています。
つまり、部屋全体を暖めるというより、近距離を効率よく暖めるスポット暖房としての立ち位置です。
そう考えると、卓上付近だけ温度が上がっていったのも納得。狙った範囲を暖めてくれる実力を感じました。
イザというとき頼もしい

寒さ対策の主役になるような暖房力は期待できないものの、停電などで電気やガスが止まってしまったとき、手先などを温めるスポット暖房としてはかなり役立つだろうな〜と感じています。
そして何より、燃料がカセットガスなので手軽に使えるところがイザまるの真価かと。灯油と違って、買うのも保管も楽ちんですしね。
天板を有効活用できるのもいい!

ストーブユニットの上では、お湯を沸かしたり、食事を温めたりできるのも使い勝手のいいポイントでした。
使用できる鍋の大きさ(ストーブユニットの場合)
- 鍋底直径15cm以下(ストーブの天板から取っ手などがはみ出さない大きさ)
- 総重量5kg以下
使用できる鍋は、カセットこんろ使用時と同じで鍋底直径15cmまで。ストーブユニットは上部が天板なので(ごとくではない)、カセットこんろ使用時には置けなかったシェラカップなども置けるところがいいですね。

飲みもの(150ml)を入れてストーブユニットの上にのせておいたら、中火5分で60度まで温めることができました。ちょうど飲みごろの温度!
沸騰には至りませんが、非常時などにカップラーメンのお湯を作るくらいならストーブユニットの上でも問題なしです。

ほかにもマルチグリドルソロで食パンを温めてみましたが、生地がサクッと焼けました!
加湿にもなる

スポット暖房として周囲をあたためつつ、ケトルをのせておけば湯沸かし&加湿もできるので一石三鳥ですよ。
あえて「カセットガス式」ストーブを使うメリットとは

そもそも、カセットガス式のストーブには、コロナやアラジン、アルパカのような石油ストーブとは違ったメリットがあります。
- 燃料(カセットガス)が手に入れやすい。買い足しもラク
- 燃料の扱い・保管がかんたん
- 石油よりニオイがしにくい
- 燃料の交換時に手が汚れたり、こぼれたりする心配がない
- 灯油禁止のマンションや、暖房のない部屋で気軽に使える
その代わり、冬の主役になるほどの暖房力はありませんが、使う人のライフスタイルによっては、カセットガス式ストーブのほうが、むしろ扱いやすいと感じるケースも多そうです。
