あのへんの森でつくる、次のフィールド

田口さんが次のフィールドとして選んだのが、清里エリアの標高1,580mに位置する「あのへんの森キャンプ場」。決め手のひとつは涼しさ。夏の暑さが年々厳しくなる中で、標高の高いキャンプ場は大きな価値になります。
ほったらかしって、夏は40度近くになるんです。そうなると、涼しいところがあるなら、そこが一番いいじゃないですか。
ここは運営委託の話が来たので見に行ったら、すごく良くて。水とか電気とか、ライフラインが整っていたので、ほったらかしと比べたら楽じゃん、って思ったんです。でも蓋を開けたら、直すところも意外と多くて。いま苦しんでいるところです(笑)。
完成図を決めないから、面白い

今後は、コテージなど“次の遊び方”も視野に入れているそうです。ただ、田口さんは最初から完成図を固めるより、「動かしながら整える」タイプ。ほったらかしで培った現場感覚を、今度は別の土地の条件に合わせて置き換えていく。そのプロセス自体が、田口さんの仕事の醍醐味なのでしょう。


成功するかどうかは、正直やってみないと分かんないです。でも、面白そうならやる、それだけです。結局、やらないと人に出会えないし、やらないと景色も変わらない。
ほったらかしを始めたことで出会えた人たちがいて、いまはそのつながりが新しい現場でも力になってる。ありがたいですよね。
山を切り、場をつくり、人を迎える。その営みは“完成”ではなく、いつも更新の途中にあります。清里の森で田口さんが次に何を足し、何を削っていくのか。そこにまた、新しい景色が生まれていきます。
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