フィールドで見つけた、キャンパーたちの愛用品とは?

気になるキャンプのパイセンたちのギア。今回はキャンプに欠かせない「ボックス」にフォーカスして、キャンプ慣れしたキャンパーさんたちの愛用アイテムを紹介していきます。
筆者が取材を行ったのは、2025年11月1〜3日にかけて、宮城県の吹上高原キャンプ場で開催されたイベント「DCM(ドームキャンプマーケット)」。ドームテントマニアのキャンパーさんが集うフィールドで出会った、技アリなボックスとは……?
横から出し入れできてテーブルとしても使える、神ボックス!
IKIKI「シェルフコンテナM」

まず最初のアイテムは、ギアと酒、アウトドアイベントが大好きなキャンパー、kuboxさん(@kuboxboss)のギア。
クルマのラゲッジに積載していたのは、家具メーカーを背景に持つアウトドアブランド、IKIKIの「シェルフコンテナM」容量46Lモデルです。
複数を連結したり、積み重ねてラックにしたりと汎用性の高さが光る、人気の収納ボックスの活用法とは?

くぼっくすさん:横のパネルが外せるので、積載したあとからでも中身にアクセスできるのが便利なんです。撤収後にコーヒータイムをしても、そのまま収納できちゃいます。

くぼっくすさん:天板がフラットなので、サイトではテーブル代わりにも。バーナーや食器が乗っていても横から取れるのでストレスなしです!
持ち手を含めた天板サイズは955×360mmと広々。キャンプではどうしてもボックスの上に物を置きがちですが、上を塞いだままでも横から出し入れできる構造は、実際に使うとありがたさを実感します。
こういった万能ギアは、スタイルが変わっても長く活躍してくれそうですね。
IKIKI シェルフコンテナM
| 外寸 | W715 x D360 x H335 |
|---|---|
| 内寸 | W460 x D300 x H290 |
| 重量 | オーク約 6.5kg / ウォールナット約 5.5kg |
| 容量 | 約46L |
| 耐荷重 | 20kg |
| 材質 | オーク / ウォールナット |
| 仕上げ | オイルフィニッシュ |
| 備考 | 組み立て式です。(*付属の工具1つで5-10分で組み立て可能) 屋内用のアジャスターが含まれています。 |
キャンプサイトのアクセントにも! 航空機で使われたボックス
ヴィンテージの「ギャレーボックス」

続いては、新潟県村上市で海が見えるキャンプ場「Sunset Side Base」を運営する生粋のキャンパー、Takeshi(@tkc.ssb)さんのサイトで見つけたアイテム。
それが、旅客機内で機内食の運搬に使用されていた「ギャレーボックス」。航空会社の払い下げヴィンテージから新品まで、さまざまな種類が存在しています。

Takeshiさん:ヴィンテージの道具が好きで、この使い古されたアルミの質感に惚れて買いました。横開きのフタで中身が取り出しやすいんです。

Takeshiさん:中に引き出しがあって、カトラリーなどの細かい道具も整理しやすい。グルキャンではチェア横に置いてサイドテーブルにしています。
無骨で工業的な雰囲気が漂うギャレーボックス。工業用のバスケットや軍用ボックスなど、ヴィンテージショップに行けば“唯一無二”の収納ギアに出会えるかもしれません。
ちなみに新品で探すなら、フィールドアからもギャレーボックスがラインナップされています。
雰囲気を手軽に取り入れたい人には、こういった選択肢もアリですね。
フィールドア アルミギャレーボックス 28Lサイズ
| サイズ | 外寸 : (約)幅30cm×奥行41cm×高さ28cm 内寸 : (約)幅28cm×奥行39cm×高さ26cm |
|---|---|
| 重量 | (約)3kg |
| 容量 | (約)28L |
| 材質 | アルミ A5052 |
| 付属品 | 滑り止め×4 |
北欧のミニマルデザインが光る、欲張りクーラーボックス!
Oyster 「The Tempo Cooler」

最後に紹介するのは、シンプルかつコンパクトなキャンプスタイルを追求し、全国を旅するキャンパー、HONDAさん(@dacamp14)の逸品。
こちらは、ノルウェー発クーラーボックスブランド Oysterの人気モデル「The Tempo Cooler」。容量23Lで、350ml缶なら36本入るサイズ感が魅力です。

HONDAさん:ミニマルなデザインに惹かれて購入しました。2泊の夏キャンプでも保つほど保冷力が高いのに、断熱材が薄めで収納力があるんです。

HONDAさん:ショルダーベルトが着脱できるので、満タンでも運びやすい。持ってる人が少なくてカブらないのもポイントですね。
シンプルでモダンなデザインが映える北欧ブランドのクーラー。“使うほどに惚れるギア”を探している人には、ぜひチェックしてほしいアイテムです。
まだ日本正規代理店などはなく、HONDAさんは個人輸入にて購入されたそう。気になる方は、本国の公式サイトをご覧ください。
✔️「The Tempo Cooler」の公式サイトはこちら
あなたのキャンプを変える“相棒ボックス”を探しに行こう!

キャンプの必需品であるボックスは、ただ荷物を入れるだけの存在ではなく、積載効率やアクセス性、サイトの雰囲気まで変える重要なギアだったりします。
キャンパーさんたちの選び方を覗いてみると、自分のキャンプスタイルのヒントがきっと見つかるはず。
次のキャンプに向けて、あなたの相棒になる“ボックス”を探してみてはいかがでしょうか?




