実際に焚き火をしてみた!
着火は簡単にできるのか?
→まずは着火剤1個で

炭よりは着火しやすいというオガライトですが、果たして簡単に火がつくのか……。まずは着火剤を1つだけおいて点火してみます。

数分後…着火剤だけ燃えてオガライトに火がつく前に消えてしまいました…。少し想像はしていましたが、やはり簡単にはつかないようです。
次は、着火剤2個+細かくオガライトを割ってみる

仕切り直して、着火剤を2つに増やしてみます。そして、火のあたる表面積を増やすべく、細かめに割ってからオガライトを組んで点火しました。

今回は無事に着火して、いじることなく安定するまでしっかり燃えてくれました。
ある程度は細かく割ってから点火するか、最初は焚きつけ用の小枝をたっぷり用意しておくとスムーズ。
ほかにもオガライト購入者のレビューを見ていると、細かく割らずに“チャコールスターター+着火剤”でサクッと火おこししたり、穴のあいた断面をガストーチで数分炙って着火するやり方も有効なようです。
10cm以下に細かく割るのは難しい

地面に叩きつけて割る方法は手軽ですが、ある程度短くなってくると一気に割れにくくなります。
叩きつけるときに地面が柔らかいと力が逃げてしまうので、石やコンクリなど硬い場所のほうがおすすめです。

焚きつけ用にはもちろん、焚き火台が小さいからもっと細かくしたいというケースもあると思います。
最終手段としてハンマーで細かく割る方法も試してみました。この場合、どうしても粉々になる部分が出るので、焚き火シートの上で作業するのが安心。
動画のようにそれなりのパワーで割る必要があるので、怪我には十分ご注意ください。特に短くなってからの強打は危険度が上がるので、無理に割らずにそのまま使いましょう。
焚き火中の煙・火の粉はほぼなし!

焚き火中の煙は「ほぼゼロ」と言っていいレベル。焚き火臭も気にならず、もちろん化学的なニオイが漂うようなこともありませんでした。
ただし、焚き火中に地面へ直置きしているとオガライトが水分を吸ってしまうため、焚べた瞬間だけ少し煙が出ることがあります。それでも「顔にモクモクかかって煙たい……」なんてことはまずなく、燃え始めれば煙はスッと消えていきます。
焚き火中も爆ぜることはなく、燃えているオガライトをいじってもほとんど火の粉も出ません! テントに穴が空くリスクも軽減されていいですね。メラメラと気持ちよく燃えています。
1本で30分以上は余裕

商品説明に「1本で20〜30分以上火持ちする」とありましたが、30分は余裕でクリア。20〜30分というのは火の上がっている時間のことを指していそうですが、1本だけで焚き火することはまずないので、検証としては難しいところ。
熾火の状態になってからも1〜2時間以上は燃焼を続けてくれるので、網をのせて肉を焼いたりちょっとしたBBQを楽しむこともできます!
1箱でどのくらい焚き火できる?

1箱13kgでどのくらい焚き火ができるか気になっていましたが、筆者の場合は少しコンパクトな焚き火台を使って、夕方から焚き火をスタートして一晩で半分ほどを消費して終わりました。
時間にして4〜5時間ほどですが、普段使う薪(1束700円前後)が1〜2束なのでコスパとしては薪と同等程度かなという印象です。(オガライト1箱13kgの半分の値段:約1200円)
▼使用している焚き火台はこちら
ThousWinds ハナブレイズ 焚き火台
| 耐荷重 | 約5kg |
|---|---|
| 材質 | ステンレス |
| 展開サイズ | 31.5×31×22cm |
| 収納サイズ | 36×16×1.5cm |
| 重量 | 435g(本体)、129g(グリルネット)、76g(クッキングスピット) |
綺麗に燃え切る

熾火になってそのまま様子を見ていましたが、綺麗に燃え切ってくれました。片付けも簡単です。
焚き火臭が苦手な人に◎

焚き火の匂いが髪や服につくのが嫌な人にとっては、非常におすすめなオガライト。爆ぜないので小さなお子さんがいるキャンパーにとっても安心かもしれません。
ただ爆ぜない分、焚き火特有の「パチパチ音」などは聞こえません。「この音がないと焚き火感が……」という人には向いていないので要注意!
煙も少なく爆ぜにくい上に「もうちょっと焚き火らしい情緒もほしいな〜」という方には、人工乾燥された「ピカ薪」というアイテムもあるので、こちらの記事も参考にしてみてください!
TFS オガライト 13kg
| サイズ | 約35cm |
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