「おそらく“世界一小さい”ガスヒーター」は、人に絶対自慢したくなるロマンが詰まってました【38explore別注】

38exploreが手がけるTOREOTTO38（トレオット）とCALMA STORE（カルマストア）がコラボし、掌サイズのガスヒーターを再構築した「NewBorn Shank38」が登場しました。

初見で感じる極端なミニマム感、手に触れた瞬間にわかる素材の表情、そして語りたくなる所有感。この小さなヒーターには、キャンパー仲間に思わず自慢したくなる理由がしっかり詰まっています。

TOREOTTO38とカルマストアのコラボ
「NewBorn Shank38」が登場

「NewBorn Shank38」は、CALMA STORE（カルマストア）の名作「シャンクヒーター」をTOREOTTO38（トレオット）が再構築した別注特別モデル。

本体サイズはW180×D167×H140mm、重量1kgと、かなり小さなガスヒーターです。

CB缶がはみ出すほどミニマムなのに、発熱量は816kcal/h。

見た目とのギャップに驚くほどの暖かさで、釣り・キャンプ・外作業など“ちょっと冷える瞬間”に完璧にハマります。

手軽に持ち歩けて、置くだけで雰囲気が生まれる存在感も魅力のひとつです。

別注モデル「NewBorn Shank38」の最大の特徴は、塗装もメッキも行わない無垢のボンデ鋼板仕上げ。

プレス痕や小傷までもあえて残し、使うたびにアウトドアの傷が重なって、表情が深まっていきます。

新品でありながら“完成前”の状態で手渡され、時間と共に持ち主だけの顔つきに育っていく仕様。

触れるほど愛着が湧くのは、この余白のあるデザインが理由です。

出典：CALMA STORE
※写真は別カラー

このヒーターが頼もしいのは、その“軽さ・速さ・強さ”のバランス。816kcal/hという出力は見た目から想像できず、着火から数秒で暖かさを感じる即暖性が特徴です。

大型ヒーターほど大げさではなく、でも寒い時にはしっかり効くというちょうど良さが抜群。朝のキャンプサイト、夜明けの釣り、焚き火後の一息など、冬のアウトドアで出番の多い一台です。

燃焼時間は3.5〜12時間（火力による）で、火力調整も一般的なカセットコンロと同じ操作感。さらに、燃料がCB缶なので、コンビニやスーパーで燃料を補充できるのも大きな利点です。

「NewBorn Shank38」は、単なる小型ヒーターに留まりません。

無垢素材の経年変化、金属の手触りなど。全体からにじむトレオットとカルマストアの美意識が、持つ喜びと使う楽しさを高めてくれます。

1年後・2年後にどう育っていくのかを想像できる、まさに“育てるギア”と言える仕上がりです。

ここからは、もっと背景まで知りたい人のための補足です。

出典：38研究所

38explore（サーティーエイトエクスプロー）は「使う人の創造力を刺激する道具」をテーマに、余白のあるデザインのギアを生み出すガレージブランド。完璧に作らず、あえて使い手が育てられる余地を残すスタイルが特徴です。

TOREOTTO38（トレオット）は、その38exploreが実験的な発想で小物ギアを展開する別ラインで、遊び心の強いプロダクトが中心です。

一方のカルマストアは台湾発のブランドで、ヴィンテージライクなアウトドアギアが人気。

彼らが2022年に生んだ「シャンクヒーター」は、おそらく世界最小クラスのガス缶式ヒーターとして密かに話題を集めていました。

この二つの思想が交わって生まれたのが、今回の「NewBorn Shank38」なのです。

「NewBorn Shank38」の価格は税込29,700円。現在予約受付中で、発送は2025年12月10日〜25日予定。本体のみの販売で、ガス缶カバーは別売です。

小さいガスヒーターというユニークさと、無垢素材が育つ楽しさ。そして見た目以上の暖かさ。手のひらサイズの中に、語れる魅力がぎっしり詰まっています。

自慢したくなる理由が積み重なっていく冬ギア。今年の“ロマンのある小さな相棒”は、きっとこれです。