キャンプではどう使う?
頻繁に取り出すナイフなどの持ち歩きに

料理やバトニングなど、キャンプ中サッと取り出したいシーンが多いのがナイフ。
これも「スライドロックカラビナー」があれば、サッと取り出せて動きにムダがなくなります。

サイト内などでは、スクリューロックを外しておいても構いません。このマグネットがかなりいい感じに強力です。
自然に取れる感じは全くないクセに、引っ張ると気持ちよく取れる、またパチンと小気味よくくっつくので、思わず無意味につけたり外したりしちゃいます。
*ただし、キャンプ場の自サイト外でのナイフの携行は、銃刀法や軽犯罪法などに該当する可能性があるため、十分注意しましょう。
小型ライトに装着がめちゃ便利!

小型LEDライトも、スマホホルダーやズボンのベルトループに装着すれば、「あれ? どこ置いたっけ?」がなくなります。
というか、このあつらえたような組み合わせ、思わずやってみたくなりません?
特に夜間のトイレの際、道中は手に持って足元を照らせ、トイレにではマグネットでくっつければ両手が使えるのです。便利すぎる!

さらに! こんな風に車のドアや鉄製のポールなどにぺタンとくっつけてもOK。要するにどこでもランタンスタンドになっちゃうんです。
ストレスフリー過ぎて、かえってとんでもない所に貼りつけ、そのまま忘れないようにしないといけないレベルですね。
ハングバーガー的な使い方も?

「上下に分離できて両者がマグネット内蔵」という構造から思い付いたのが、「ハングバーガー」的な使い方ができるかも? ということ。
タープやテントの好きな場所にフックポイントが作れて便利な、アソマタスのヒット商品です。この機能も兼用できたら、さらに使い道が広がりますよね。

で、やってみたのですが、何しろマグネットが強力ですから、テントやタープの布一枚なら、難なく挟んで吊るせてしまいました。
もちろんイレギュラーな使い方なので、重量物をバンバン吊るすのは避けた方がいいですが、小型LEDライト程度なら問題無さそうだし、ここまで簡単だと活用しない手はないですね。
壁面収納で有効活用も…?

という訳で、どこまで使えるか検証です! 同じ要領で、テントの壁面にも挟んでみましたよ。
布の向こう側には強力マグネット(ホームセンターで購入)を使用すれば、1個の「スライドロックカラビナー」で2つ吊るせるのが嬉しい。
吊るしたのは大小のシェラカップ。大きい方でもびくともしません。壁面の収納性が広がるし、何やらオシャレな雰囲気も出たりしますかね。
ロープなどの結合にも使える

工夫次第ですが、簡易的なロックにも使えます。
キャンプでガイロープを一時的にどこかに縛っておきたいときなど、端にカラビナをつけ、マグネットとスクリューロックで固定します。するとこんなガッチリさでロックできます。
360° 回転構造が、結構ムチャな接合でも受け止めてくれるんですよね。
気になるところもなくはない
強力な磁力の影響が心配

先にご紹介したように、財布を「スライドロックカラビナー」でスマホホルダーに装着したらとても便利。同じくスマホも恩恵にあやかりたいところなんですが……。
マグネットがかなり強力なので、電子機器やクレジットカードのICチップなどへの影響が懸念されます。
なので、スマホやクレジットカード入りの財布などは、装着しない方が無難かと思います。
盗難予防には使いにくい

独特の形状からか、「工夫すれば盗難防止にも使えるのでは?」というレビューも見かけました。
とはいえ、カラビナ開閉部ロックも結合部のスクリューロックも、構造さえ知っていれば誰でも外せます。なので、見た目のガッチリさとは裏腹に、盗難防止は厳しい気がします。

出典:A&F COUNTRY
カラビナで盗難防止の鍵的な役割も兼ねたいのであれば、マタドールの「ベータロック」などが、ロック用の専用キーも付属していて、よりオススメかと思います。
工夫の余地は無限大。地味なようでメチャ使える!

結構使い道が広がった「スライドロックカラビナー」。一見単なるS字カラビナのクセに、マグネットとロックがあるだけで、こんなにも活用の幅が広がるものなんですね。
逆に言うと、分離させなければ本当に普通のS字カラビナ。なので、どんどん活用アイデアを実践していくのが良さそうです。うまくハマれば唯一無二の相棒になりますよ!




