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重~いリュック、荷物量はそのままで軽くしたい

「もう少し軽くしたい」と思いつつ、荷物量は減らせないから重たいまま背負うしかない……そんなシチュエーション、ありませんか?
ノートPCや資料でパンパンな通勤リュックに、1泊2日分のバックパック。避難時に必要なものを詰め込んだ防災バッグ。どれも必要だから減らせない……けど重い! そんなときの救世主アイテムとして、最近とあるグッズに出会いました。
コレ付けるだけで軽くなるって、ホント!?

その名も「ショルダーサスペンション」! 何やらリュックに付けるだけで重さが半減するという、にわかには信じがたいアイテムなんだそう。付けるだけでって……え、ホント?
半信半疑で試してみたところ、まさかの驚きの結果が待っていたので早速紹介していきます。
こちらが「ショルダーサスペンション」
サイズは「ライト」と「ヘビー」の2種類

この「ショルダーサスペンション」ですが、2025年5月にMakuakeにて、なんと目標1800%超えの大ヒット商品となったんだとか! これは期待が膨らみますね。
サイズは2種類あり、バックパックの重量が10kgまで対応の「ライト」と、10~20kg対応の「ヘビー」。パッケージカラーが、グリーンとブルーで見分けできるようになっています。

サイズは両方とも、約33×76×20mm。重量はライトが約33g/ヘビーは約37gとほぼ変わりはなく、価格も同額。
本体には「LIGHT」「HEAVY」と表記があるので、ここで見分けられます。
FlukeForest ショルダーサスペンション LIGHT
| 付属品 | 本体(2個)ロックワイヤー(4本)たわみ調整用メジャーシール |
|---|---|
| 素材 | ABS樹脂、ステンレス |
| 重量 | (1個当たり)Light約33g |
| 対応ベルト | 幅約25mm/厚み約1.5mm |
| 対応荷重 | Heavy10kg~20kg / Light 10kg以下 |
FlukeForest ショルダーサスペンション HEAVY
| 付属品 | 本体(2個)ロックワイヤー(4本)たわみ調整用メジャーシール |
|---|---|
| 素材 | ABS樹脂、ステンレス |
| 重量 | (1個当たり)Heavy約37g |
| 対応ベルト | 幅約25mm/厚み約1.5mm |
| 対応荷重 | Heavy10kg~20kg |
クリップを外して、リュックのベルトに付けるだけ

使用方法はパッケージの裏に記載されており、工具不要で簡単に取り付け可能とのこと。
方法の詳細は後半でお伝えしますが、基本的には本体の上下にあるクリップを取り外してベルトにはめるだけのようです。たしかに、これならシーンに合わせてバッグに付け替えるのも簡単にできそう!
荷重が軽減するって、どういう構造?
メーカーによると「特殊なバネの力で、荷重を約53%まで軽減」と記載があり、内蔵されているバネが肩への衝撃を吸収してくれるとのこと。実際に装着した部分を引っ張ってみると、かなり強いバネの弾力を感じました。
とはいえ、本当にこれだけで重たい荷物も軽く感じるのか……? 早速背負ってみます!
まずは「ライト」からお試し
家にあるほとんどのリュックに適応した

対応ベルトのサイズは「幅約25mm/厚み約1.5mm」以内。一般的なリュックの多くがこれくらいで、製品によっては抱っこひもやランドセルリュック、ビジネスバッグなど幅広く使えるそう。
上記ラインナップの中では、A2SOV(アッソブ)のデイパックが幅25mmで、それ以外はすべて20mmと家にあるリュックのほとんどが対象でした。
約6kgのデイパックに装着

まずは、1泊2日の出張時の荷物でお試し。パソコンにタブレット、充電器に本やポーチに着替えなど総重量約6kg前後になったデイパック。こちらに取り付けて検証していきます。
取付方法はざっくり4工程

取付方法
① 本体上下についているクリップをはずし、ベルトの根本に合わせて片方のクリップをはめてロック
② 65mm目安でたわませるため、目印となる付属のシールを貼る(完成後はがす)
③ シールの矢印部分にクリップがくるように、ベルトをたわませた状態でクリップをはめてロック
④ 付属のロックワイヤーを画像のように取り付けたら完成
クリップをはめるときは「カチッ」と音がするので、それを合図にはめればOK! 左右装着にかかった時間は約5分。ですが、向きを間違えてしまい……

外側から見える方にツルッとした黒い部分を取り付けないと、写真の右側のようにたゆんでいる方が見えてしまうので要注意です。
背負って比較してみると…付けてるとちゃんと軽い!
背負うだけでは重さに大差を感じなかったのですが、軽くジャンプしてみると違いが明らかに!
付けていないと肩にダイレクトに荷重がかかり、重さの反動でバッグ自体も上下に大きくズレています。これがしんどい原因なんですよね。
一方「ショルダーサスペンション」を付けていると、バネが重さを吸収してくれているからバッグ自体が安定! ジャンプをしても、バッグがあまり動いていないのがわかりますね。
その分肩への衝撃が減るので、「重たい」という感じはたしかに軽減しました。これはビックリ!

よく見ると、着地時(画像左)はバネがビヨ~ンと伸びて衝撃を吸収し、飛んでいるとき(画像右)はカチッとハマっています。
つまり、静止しているときよりも歩いたり走ったりしたときの方がサスペンションの効果がより発揮されるということですね。
そこで、より重い荷物を入れて走る状況も想定した“防災バッグ”を使って、追加の検証をしてみます!

