連載初回はペトロマックス社のファイヤーボウル
私、小雀陣二はダッチオーブン料理や焚き火料理を中心にアウトドアコーディネーターとして活動している。このたび縁あって、CAMP HACKで連載を持つこととなった。
創業から100年以上続く老舗のペトロマックスは、灯油ランタンでお馴染みのメーカー。ここ数年はランタン以外のキャンプギアを数多くリリースしており、連載初回はそんな同社のファイヤーボウルという焚き火台とBBQグリルに注目した。1台2役の鉄板に脚が付いた、無骨でシンプル&スタイリッシュさが目を引くアイテムだ。
基本の使い方1:焚き火台としての使い勝手は?
この製品を見ただけの印象だと焚き火台としては中央が窪んだ鉄板だけに熱効率や灰溜まりが気になった。しかし実際に使ってみてわかったことは、その窪みが薪の下に隙間を空け空気を取り込むことでこの問題を解消してくれている。
もちろん灰はどんどん溜まってくるが、掻き出しやすい形状なため灰出しの作業はしやすかった。テストした日は、風は微風で扱いは容易だったが、このオープンな形状は風が強く吹いた時は要注意だろう。灰は飛びやすく、強制的に風が入る為に薪もあっという間に燃えてしまう。そんな状況下では工夫する必要があるだろう。