イージーシーラーの使いかた

キャンプでたびたび持っていく大袋のお菓子。食べかけのまま放置しておくと湿気でおいしくなくなってる……なんてことがあるので、イージーシーラーで密封してみます!
【使いかた】
1、安全カバーを解除し、フタで約3秒間、発熱部を押さえる
2、袋の一方を持ち、シーラーで閉じたい方向にスライドする
3、使用後は安全カバーをして、電池を取り出す

ポイントは、シーラーする前は「フタで約3秒間、発熱部を押さえる」こと。どうやらこれがスイッチオンの合図になる模様。
実際にシーラーしてみたときの様子は、こんな感じです。
袋のデザインによっては密封しにくいこともあるので、もし一度で閉じていないところがあれば、もう一度スライドさせると◎です。
のぞき穴で確認できる

発熱部の上には「のぞき穴」と「目安ライン」があるので、それらを活用するとまっすぐに引きやすかったです。

食べかけのポテチ、しっかり密封できました!
使い終わったら安全カバーをする

使用後は熱くなっているので、安全カバーをして、発熱部を隠しておきます。

長時間使わないときは、電池を抜いて保管しておくのが安心ですね。
とはいえ、慣れるまでは失敗も…【4つのコツ】
正直いうと、1回目は上の動画のような感じで上手にできませんでした。
イージーシーラーの口コミを調べると、「全然つかなかった」「最初は良かったけど、途中でくっつかなくなった」といった感想が散見されるんですが、もれなく筆者も最初は「あれ……?」となったので、コツを4つまとめました。
コツ1:熱くなっているかテストしてから使う

先ほど「フタで約3秒間、発熱部を押さえる」と書いたように、この作業がないと発熱部が熱くなりません。
ただ見た目では熱くなっているか判断できないので、不要な袋でテストしてから使うと失敗が減るでしょう。電池の残量もチェックです。
コツ2:スライドの速さは、素材の厚みで変える

薄いジッパーバッグはやりすぎに注意。強く押すと切れやすかったり、穴が空きやすかったりしたので、サーっと速めにスライドするとうまくいきやすいです。

一方でアルミ蒸着タイプの袋は、少し厚みがあるせいかゆっくりスライドした方が確実にくっつきます。
素材によって加減を見極めるのがポイントです。
コツ3:袋の厚みは0.1mmまで

圧着できる袋の厚みは0.1mmまで。大体のお菓子の袋には使えると思いますが、厚手すぎるとくっつきません。

重なり合っている部分は閉じにくいので、何度かスライドさせると密封できましたよ。
コツ4:溶着できる素材をチェック

イージーシーラーが溶着できるのは、以下4種類の素材です。
・アルミ蒸着袋(例:ポテトチップスなどのお菓子、コーヒー豆の包装)
・ポリエチレン(例:一般的なジッパーバッグ、アイラップ)
・ポリプロピレン(例:食品の包装や、雑貨などの個包装に使われるフィルム)
・塩化ビニル(例:極薄手のクリアビニールポーチ)
あらゆる素材に使えるわけではないので、その点はご留意を。
こんな使いかたができる【活用術10選】

コツはあるものの、一度慣れてしまえばかなり有能だったイージーシーラー。
お菓子の袋を閉じる以外にも、キャンプ&日常でこんな使い方ができてとても便利でした!
1、生ゴミのニオイ封じに

まずは、キャンプでよく出るであろうポテチの空き袋を再利用するワザからご紹介。
食べ終わったあとの袋に、生ゴミをまとめて入れてイージーシーラーで密封すれば、生臭いニオイ漏れをしっかりブロック。さらに、ポテチ袋のデザインのおかげで中身も目立たず、見た目のカモフラージュにもなります。
2、1枚のジッパーバッグで“ゴミ箱一体型”ティッシュケースに

続いては、イージーシーラーを使ってジッパーバッグを区切るワザ。イージーシーラーは密封だけじゃなく、境界線を作ることもできるんです。
まず、ジッパーバッグに2つの部屋を作ります。片方にポケットティッシュを入れると……

1枚のジッパーバッグで、「ティッシュケース」と「ごみ」スペースの完成です。
これ考えた人天才すぎる……。筆者のカバンには常にこれが入っています。
3、絡まるケーブルの整頓に

複数のLEDライトに、家族分のスマホ。ものによって充電ケーブルが異なるときってありますよね。
そんなときもイージーシーラーでジッパーバッグを区切ると、1枚のジッパーバッグでケーブル同士が絡まず、すっきり整頓できます。
4、衣類を仕分けて収納する

大きいジッパーバッグを使えば、キャンプや旅行時の衣類・小物の仕分けもOK!
5、家族分の歯みがきセット入れに

家族みんなの歯みがきセットも、それぞれ縦に区切ると歯先が触れずに衛生的かも。

サイズ・形がバラバラでも、イージーシーラーを使うとわかりやすく整頓できるところが地味にありがたい〜。
6、小さなアクセサリーの保管にも

キャンプや旅行で、お風呂に入るときや眠る前など、一時的にアクセサリーを外す場面って意外と多いもの。
そんなときは、例によってイージーシーラーでジッパーバッグを小分けに区切っておくと、小さなアクセサリーもごちゃつかずにすっきり。さらに互いにぶつかって傷がつくのも防げます。
7、1回分のシャンプーを作る

続いては、同じくダイソーで買った「熱圧着パウチ容器」を使った便利ワザです。
このパウチにシャンプーを入れて、イージーシーラーで密封すると……

1回分のシャンプー&コンディショナーの完成! クリームを入れることもできるので、泊まりのときにとても便利です。
8、破れてしまった袋も、補修できる

まだ使えるのに、ジッパーバッグの端が裂けてしまった……なんてときありませんか? そんなとき「イージーシーラーで修復できるんじゃ……?」と思って試してみたところ、見事に成功。
破れた部分の応急処置としても、しっかり活躍してくれそうです。
9、セルフラッピングもいい感じになる

ギフトバッグにお裾分けのお菓子を入れて、イージーシーラーで密封したら、ぐっと特別感のあるラッピングになりました。
まっすぐキレイに引くには少しコツがいりますが、多少ラフでも、シールを貼ったら映える仕上がりになって大満足!
10、趣味のコレクションづくりにも

趣味で集めているシールなどのコレクションも、イージーシーラーを使うとちょうどいいサイズでキレイに収められます。
やりかたはシンプルで、収納したいアイテムの大きさに合わせて、台紙をイージーシーラーでスッと区切っていくだけ。市販のファイルでは微妙に合わなかったサイズも、自分仕様にカスタムできるのが魅力ですね。
イージーシーラー、とにかく汎用性が高い!
これが110円は嬉しすぎる

最初は「食べかけ密封できるのいいじゃん」くらいの気持ちで使いはじめたイージーシーラーですが、使えば使うほど、工夫次第で可能性を秘めている道具だなと思います。

これが110円で手に入るって、すごいよダイソー。ちなみに、セリアにも似たようなシーラーが売っていましたよ。気になる方はぜひゲットしてみてください!
▼ダイソー「イージーシーラー」
商品コード(ホワイト):4550480292519
商品コード(グレー):4550480292502



