本命のライト機能をチェック!
2色8モードで最大700ルーメン!

それでは、いよいよメインのライト機能をチェック! 操作系は至ってシンプルで、ON/OFFもモード切り替えも黒いボタン1つで行えます。
光色は白色光と赤色光の2色があり、明るさや点滅など合わせて8つのモードが調整できます。小さいながらも液晶パネル付きで、モードや明るさ、バッテリー状況が目視できるのが便利。
白色光×6モード

まず白色光では、最大700ルーメンの「Turbo」、150〜1ルーメンの「High」「Med」「Low」のほか、点滅する「Strobo」と「SOS 」を合わせた6モードが選べます。
| モード | Turbo | High | Med | Low |
| 明るさ | 700〜200lm | 150lm | 50lm | 1lm |
| 照射時間 | 0.5〜1.5h | 2h | 6h | 50h |
赤色光×2モード

目に優しい赤色光では80〜30ルーメンの「High」と、1ルーメンの「Low」2モード。
| モード | High | Low |
| 明るさ | 80〜30lm | 1lm |
| 照射時間 | 0.5〜1.5h | 30h |
キャンプなどのアウトドアシーンで実用性のある、150〜700ルーメンのモードでは連続照射時間が2時間〜30分程度なので、あくまで夜道や手元などを照らすなど、スポットで使うのが現実的ですね。
ライトヘッドが180度回転
そして驚いたのがこちらのギミック! このライトのあるヘッド部分、なんと180度回転するんです!

180度の範囲で任意の角度に調整できるので、置いたときや手持ちで前を照らすときなど、シーンに合わせてマッチする照射方向が選べるのがポイントです。
最大照射距離102mの威力は?

続いては夜の屋外で照射距離をチェック! この小ささで、公式ページには最大102mと記載されているのですが、はたして……?

700ルーメンのTurboモードにて森の中を照らしてみたところ、ご覧の通り、驚きの明るさ!
画像中央あたりの「Y」字の木が、およそ100mくらいの距離だったので、ほぼスペック通りと言えるでしょう。
というか、めちゃくちゃ明るすぎて眩しいので、キャンプ場など他に人がいる場所では、時間帯やシチュエーションなどに考慮する必要がありますね。
満を辞しての蓄光性能は…?

お次は満を辞しての、”みんな大好き(?)”蓄光機能をチェック!
付属BOXに入ったままで蓄光されていなかったため、まずは出してから、他のLEDライトで照らして蓄光していきます。

おお! もうこの時点でスケルトンなボディがうっすらと緑がかってきました! コレは期待できそうです。

暗い場所へ移動したらこの通り! しっかり・ハッキリ・くっきりと、美しいグリーンに発光しています。
これなら夜中に枕元をガサガサと探し回ることもナシ。何よりやっぱりカッコ良く、所有欲もガッツリ満たされてしまいます……!
ほかにもこんな機能が便利だった!
クリップ&マグネットで装着自在

ボディの裏面には金属製のクリップも装備。
キャップに装着したらヘッドライト代わりにも使えるし、アウターの胸ポケットやバックパックのチェストベルト、パンツのベルトループなど、さまざまな場所に装着できるのが便利です。

なんと、底面にはマグネットまで内蔵。車のドアや、テント内のポールなど金属製の場所にペタンとくっつけられるんです。
ヘッドを回転させれば、上向きや下向きなど、場所に合わせて照射の向きも変えられますね。
ただし、マグネットの金属部分はシリコンカバーなどがないため、車など傷付けたくない場所に設置するときは注意が必要です。
BOX蓋はディフューザーにも

BOXの蓋が半透明なのにもちゃんと意味が。
本体をBOXに入れたままで点灯すれば、ディフューザーとして光を穏やかに拡散してくれるので、卓上に置いてランタン使いするときなんかに重宝する機能です。
充電BOXでスマホも充電可能

BOXの機能、まだあるんです……!
BOX自体には3,000mAhのバッテリーを搭載しているのですが、こちら、Type-C出力もOK! つまり、モバイルバッテリーとしてスマートフォンなどの充電にも使えるワケです。
市販のワイヤレス充電器にも対応

ライト本体は、はボディ表側のコイルを用いて、付属BOX以外のワイヤレス充電器にも対応。
ただし、公式ページには「ほとんどのワイヤレス充電器に対応」とありつつも、QiなのかQi2なのかなど、詳細な規格に関する記載はナシ。
ちなみに、筆者所有のAnkerのスタンド型ワイヤレス充電器(Qi2規格)ではNGでした。なので、よりスタンダードなフラット型など、対応は多少シビアなのかもしれません。
気になったのはこんなところ
BOXの蓋ロックがゆるめ

予想以上にハイスペックでめちゃくちゃ多機能だった「X3」ですが、いくつか気になった点も。
1つ目は、BOXの蓋のロック部分がゆるめな点です。蓋側のわずか1〜2mmの突起を、ボディ側の穴に入れるだけ。

ボディ側の穴の中にもロック機構的なギミックは特になく、蓋の柔軟性を利用して後ろへ押すようにしながら、「カチッ」と入れ込むだけなんです。
逆さまにしても、すぐさま開くことはないのですが、何かの拍子に蓋がギュッと圧迫されると、パカっと開いてしまう懸念が。
なので、ストラップを持ってBOXごと持ち歩くより、ガジェット用のポーチなどに入れて持ち歩く方が安心な気がします。
充電中には蓄光できない

2つ目は、BOXに入れて充電する設計ゆえの欠点です。
実は「X3」のボディーカラーは、今回購入したホワイトのほか、ブラック・ブルー・グリーンの全4色展開。ですが、蓄光機能があるのはホワイトのみ。
なので、ホワイトのみに該当する欠点なのですが、BOXに入れると蓄光素材のボディが全て隠れてしまうため、充電中に同時には蓄光できないんです。
そのため、キャンプ前日の夜に充電し、キャンプ場に着いたらすぐ出して蓄光させるなど、運用上の工夫が必要だな〜と感じました。
WUBEN X3
| サイズ | 本体:高さ70×幅35×奥行き21mm BOX:高さ85×幅47×奥行き40mm |
|---|---|
| 重量 | 本体:65g BOX:125g |
| バッテリー | リチウムイオンバッテリー 本体;1,000mAh BOX:3000mAh |
| 最大連続使用時間 | 50時間 |
| 最大照射距離 | 102m |
| 明るさ最大 | 白色光:700ルーメン 赤色光:80ルーメン |
| 防水防塵 | IP65 |
| 耐衝撃性 | 1m |
| 材質 | 本体ヘッド/6061航空アルミニウム、本体ボディ/プラスチック・成形PC(ポリカーボネート)素材 |
| 付属品 | X3本体、充電BOX、Type-C充電ケーブル一体型ストラップ、取扱説明書 |
| カラー | ホワイト(蓄光)、ブラック、ブルー、グリーン |
スペック・ロマン・所有欲が全方位で満たされるライト

小型軽量な設計、蓄光機能やレトロガジェット感のあるデザインなどに惹かれ、思わず購入したWUBEN「X3」。
ですが実際に使ってみたら、LEDライトとしても高性能なだけでなく、ワイヤレス充電式、ストラップがType-Cケーブル、クリップやマグネットで設置が自在など、過剰なほどに機能が搭載されていることに驚愕。
これ1つでスペックもロマンも所有欲も、全方位で満たしてくれるアイテムでした!



